2106 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

わたしたちはあなたのいない今を生きていく

ヒトリエwowakaの急逝によせて

ヒトリエのwowakaが急逝した。

ライブが「メンバーの諸事情で中止」と発表されてから、SNSには噂や憶測があふれるように飛び交っていたのを目にした。でもわたしは信じていなかった。いや、信じたくなかったというのが正しいかもしれない。
そして公式から正式にwowakaの訃報が発表された。
「wowakaさん…嘘だろ」
文面を読んでそれしか言葉が浮かばなかった。
すごくショックだった。ショックすぎて気持ち悪くなった。
そして、わたしがヒトリエを知るきっかけを与えてくださった、漫画家の福山リョウコ先生のことが心配になった。

わたしがヒトリエを知ったきっかけは、福山先生の描かれた『覆面系ノイズ』という漫画だった。
柱スペースにヒトリエの話題が書かれていて、そこでヒトリエというバンドの存在と名前を初めて知った。
確か4、5年ぐらい前の話。
そこでヒトリエに興味を持ち、どんなバンドだろうと思っていたところへ、CSの音楽専門チャンネルで『トーキーダンス』のミュージックビデオを見た。
第一印象は「ずいぶん早口で歌う人だなあ」だった。
それがわたしとヒトリエとの出会いだった。
わたしはボカロシーンに疎いため、wowakaがボーカロイドで曲をネットに投稿していたことはだいぶ後になってから知った。

ヒトリエのライブには3年前に、地元のライブハウスに来てくれた時に一度だけ行った。
すごく楽しかったことを今も覚えている。
こんなことならヒトリエが地元にライブやフェスで来てくれた時にもっと行っておけば良かった。
後悔先に立たずとはまさにこのこと。

米津玄師、THE ORAL CIGARETTESの山中拓也にフレデリックの三原健司や三原康司など、親交のあったミュージシャン仲間たちが次々とSNSにwowakaを追悼するコメントを発表したのを見て、wowakaはミュージシャン仲間たちにすごく慕われていた人だったんだと思った。
何人かが「悔しい」というコメントを寄せていたが、わたしも同じ気持ちだ。悔しい。

わたしはwowakaにお悔やみの言葉は使いたくない。「ご冥福をお祈りします」とか「お悔やみ申し上げます」なんて、まるで他人事のようだからだ。
言いたいのは「ありがとうございます」これだけ。

こうしてミュージシャンの訃報に接するたびに思うことがある。
わたしたちはあなたのいない今を生きていく。生きていかなければならない。
これを書いている今、外は花散らしの雪が降っている。まるで惜別の雪のようだ。

wowakaさん、ありがとう。さよなら、またいつか。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい