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私の心を揺さぶるものは。

時代が変わってもgo!go!vanillasは変わらない

 
それは、はじめて「人間讃歌」を聞いたあの日のような。
それは、はじめて「ギフト」を聞いたあの瞬間のような。

私が「パラノーマルワンダーワールド」を聞いて感じた、この胸を締め付けて泣きたくなる気持ちは、その時の気持ちによく似ていた。
 

2019年4月25日
平成の終わりがあと1週間足らずとなったその日。
電車の中で昨日公開されたばかりのパラノーマルワンダーワールドのMVうっかりを見てしまった私は、あやうく通勤通学中の人たちの前で泣いてしまうところだった。目に涙が溜まっていたのを誰かに見られていないことを願うばかりだ。

MVは令和と平成の2つの世界の時空を超えて進む2人のショートムービーだった。カセットテープらしく荒い映像と、異世界のような暗くて明るいゲームセンター。ブラウン管。レトロな空間。テープを引きちぎろうとする彼。花火の中の彼女。「結婚しよう」の音のない言葉。光の入るアンティークの店。平成と令和のカレンダー。息を吸う音。最後のカセットテープの音。
すべてが絵になって、美しく、時代を感じさせながらも鮮やかな映像で、目が離せない。そして何よりも曲に合っているし、バニラズに合っているMVだった。どこか懐かしくて、でも新しい風を舞い込むような気持になれるバニラズの曲に相応しいと思った。杉野遥亮くんはイケメンでスタイルがいいしかっこよくてついでにイケメンだし、青戸しのちゃんは可愛い上に眼鏡が似合うしパーマも似合うし笑顔がキュートだしついでに可愛いから、目の保養にもなる。良いMVだと思う。
 

それにしても今回の曲は一体何なんだ。MVだけじゃなくて曲が素晴らしすぎるではないか。
こんなに泣きそうなくらいに心揺さぶられたのはいつぶりか。
私がはじめて「人間讃歌」のMVを見て、その場でSHAKEのアルバムを買わずにいられなくなって衝動買いしてしまったあの時の気持ちか。それとも、怜也さんが脱退してしまって、どうしようもなく悲しみに暮れた後に、新体制になったバニラズが発表したアルバムの最後に収録されていた「ギフト」を聞いて思わず涙してしまったあの時の気持ちか。

どうしてこんなにバニラズはいつも私の心を揺さぶってくるのだろう。彼らの曲はいつも明るくて楽しくて盛り上がれるものばかりだけれど、どの曲にも一粒の涙が含まれている気がする。そしてそのたった一粒の涙が私の中に落ちてきて、心が波立ったままになってしまうのだ。
今回の曲もそうだ。イントロも、息を吸う音も、間奏も、歌詞も、牧さんの歌い方も、声も、ギターも、ドラムも、…ベースも。すべてが、パラノーマルワンダーワールドを色づける要素となって、混ざり合って、聞けば聞くほど進化していくような。ああ、この文章を聞いている間もずっと聞き続けているが、今この瞬間も進化し続けているような気がする。それでいて何があっても俺たちは変わらない、そんな意思も感じる。
何よりも、未来も過去も許してくれるような。生きろ、と言っているわけではないのに、生きる希望を与えてくれるような曲だ。
 

古いものと新しいものが混ざり合って進化していく現代をこの曲で表しているバニラズは、やっぱりすごい。平成の曲を作っておいて、令和の曲も作るのか。すごい、すごいな。
曲を聞けば聞くほど胸が高鳴って、どうしようもなくバニラズから目が離せなくて、耳から離れなくて、何回も何回もリピートしても飽きなくて、泣きそうになって、また聞きたくなって。

いつだって私の心を揺さぶるものは音楽で、バニラズの音楽は私の世界を形作る一部となっている。そして私は、明日も明後日も、平成最後の日も、令和最初の日もこの曲を聞いて、笑って、泣いて、生きている間ずっとこの曲を聞き続けていくのだと思う。
 

2019年5月15日
発売するアルバム「THE WORLD」がその名の通り、誰かの世界を作るようなものになることを願って。

そしてプリティ、すべてを乗り超えてステージに戻ってくるその日まで。
待ち続けています。アルバムを聞きながら。
 

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