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ELLEGARDENの音楽とともに歩む人生

ELLEGARDENがいた、平成最後の夏。

「THE BOYS ARE BACK IN TOWN TOUR 2018」を引き下げて突然、彼らは帰ってきた。
10年という時を経て。
 
 

去年の夏にエルレをライブハウスで見るまで、私はDVDでしかエルレのライブをみたことがなかった。
私がエルレを知ったのは15歳の時、6年前だ。
勉強が嫌で、迫る受験に耐えられなかった私は、音楽だけが逃げ場だった。
そんなとき出会ったのがELLEGARDENだった。
受験が終わり、はとこのお兄ちゃんに誘われて、生まれて初めてライブハウスにライブをみに行った。
2013年2月16日、石巻BLUE RESISTANCEであった細美武士 ACOUSTIC LIVE。
たくさんいる大きな大人の間から少しだけ見える細美さん。背伸びしながら一生懸命MCを聴いていたのを覚えている。
学校の先生や周りの大人達を、信用も尊敬も出来なかった思春期真っ只中。
なぜだか細美さんの言葉だけは、歌だけは、私の心の中に響いていた。

ライブ後、私は言葉にできないようなドキドキと希望で胸がいっぱいになった。
初めて見る世界に、15歳の私は圧倒されていた。
大人になったら、私も細美さんみたいな人になりたいな。
いつしか、そう思うようになっていた。
 

あの時15歳だった私は、6年後、エルレが観れるだなんて考えただろうか。
 

活動休止後にエルレを知った私には、エルレのライブがDVDでしか見れないことも
CDをフラゲできないことも、当たり前になっていた。
活動休止中、という現実に実感がなかった。
ただ、細美さんが毎年9月7日に更新するブログだけは、少しだけ活動休止を実感できるものだった。
 

2008年の活動休止後、止まっているホームページ。
何年経ってもガラケー仕様になっていて、懐かしさと寂しさが
ホームページを見るたびにあった。
 

高校生になって、学校に携帯の持ち込みができるようになり、音楽がより身近になった。
学校までの長い通学路も、エルレを聴きながら歩けばへっちゃらだった。
全ての季節の匂いと、景色が、エルレの音楽と一緒に私の頭の中にしまってある。
 

止まっていたELLEGARDENさえ、私の青春だった。
 

エルレの音楽は、私自身だった。
自分の吐き出せない気持ち、どこにもぶつけられない気持ちを
エルレが代弁してくれるような感覚。
自分だけじゃないんだって、そう思えた。

____________

You’d come to know as you grow up
This world is full of shit

So I wish you don’t grow up
And I wish you don’t get hurt
And I wish you don’t notice that the world is shit
And I wish you don’t be sad
But I’m not so afraid ‘cause you won’t be like me
____________
Pepperoni Quattro / Good Morning Kids より
 

高校生のとき、理解できなかったこの感覚が、この感情が、この歌詞が
ふと気づけばなんとなく分かるようになっていた。
気づかないうちに、私もなりたくなかった大人になってしまったんだと
少し悲しくなる。
大人になるって、何?
20歳になったら大人なの?
そう、高校生の自分は疑問に思っていた。

抵抗できない理不尽から逃れられない毎日を
言葉でしか教えてもらえなかった、大人になるということを
高校生の自分は想像できなかった。
 

周りのたくさんの大人のおかげで
そんな環境にいれた自分は幸せだったのだと今になって思う。
 

大人になった私は、ライブハウスが逃げ場になった。
ライブを見ている時だけ、私は生きているんだという実感ができる。
自分が一番なりたくなかった大人達に、私は抵抗できない。
若いからという理由で、理不尽や、人を傷つける人間に目を瞑らなければいけない。
苦しくて苦しくて仕方がなかった。
こんな大人達に私は染まりたくなんかない。
毎日毎日足取りが重い足を、大好きなエルレの音楽が、支えてくれた。
 

一歩を踏み出す勇気をくれたのも、エルレや、ライブハウスで出会ったエルレが大好きな
仲間達だった。
 

平成最後と騒がれた2018年の夏。
行き慣れたライブハウスで、私はELLEGARDENのライブをみた。

DVDでしか見れなかった、光景が、音が、私の全てを包み込む。
 
 

おかえり、おかえり、、、おかえりなさい、ELLEGARDEN。
 
 

胸がいっぱいになって、涙が止まらなくなる。
でも、悲しいわけじゃない。

エルレの活動休止中、何度も何度もあと10年早く生まれていれば、と思った。
細美さんが活動休止前最後のライブで言っていた
「これが最後じゃないからね」
を信じて待つことしかできないことが、少しもどかしくて。
だけど、今はこうして、エルレの活動再開をリアルタイムで知ることができたり
ライブ出演に一喜一憂したりすることができる。
 
 

新たにELLEGARDENが作る時間に参加することができるならば
それもファンとして最高に幸せじゃないか。
 
 

もうすぐ、エルレが活動再開を発表してから一年が経とうとしている。
 

あの時は信じられなかったことが、少しずつ、当たり前になり始めていることに少し
まだ実感がわかない。
フェスへの出演発表や、新しくなったオフィシャルホームページ、YouTubeで公開されるMV。
 

どんどんELLEGARDENの止まっていた時間が、動き出していく。
 

私の人生には、ELLEGARDENが必要不可欠だ。
エルレだけじゃなく、エルレを愛するファンの人たちも。
 

みんなが笑顔になる日が、近づいているような気がする。
 
 

次こそは、大好きな仲間達と、あの光景が見れますように。
 
 

「「All we need is cakes and ale and everlasting laugh」」
ジターバグ/ Cakes And Ale And Everlasting Laugh より
 
 
 
 
 
 
 
 

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