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My Hair is Bad は 心を抉る

My Hair is Bad はじめます

幸せになれよ、彼がそう言った時何人の人が涙。流しただろうか。
My Hair is Badはクサい。本当にクサい。ただ、それがいい。
別れた恋人のことを思い出さない人がこの世にいるのだろうか。一度は、好きになった人を思い出さないで生きていけるのだろうか。 きっと、思い出したことはないという人もいるのだろう。ただ、それは「忘れている」のではなくて「忘れている」ふりをしてるのじゃないだろうか。

椎木さんはいつもステキな言葉を授けてくれる、ドキドキしようぜと言ったあの日想像以上のドキドキをもらって帰路に着いた経験がきっとあるはずだ。

大好きで大切で大事な君に愛してるって言えないことも、元彼氏の立場でしか語れないことも、本当は心の中なんて見えてないのに見えてるふりしてるのも、きっと誰もが経験したことがあることで。けど、それは人に言えるような綺麗な体験でも美しい景色でもなくてその時渦巻いていた感情は限りなく黒に近いもの。だからこそ外部に言うことはできなくて何かの拍子に思い出したら心の中に黒い雨雲が広がって雨を降らせるようなそんな、経験。

マイヘアはそんな人に言えない経験を、想いを、そのままの感情で歌い上げてくれている。汚いものを綺麗にするセンス、人の心にあるものを抉る才能。その、抉ったものいわばその人の心にあった毒素をその人を救う綺麗なものにしてくれる。

彼らの音楽で抉り出された感情は汚くて、本当に汚くて見るに耐えないもののはずなのに美しい。あの会場の涙はきっと大半はとなりにいる好きな人じゃなくて、もうとなりに来ることのない人へ向けた涙なのに輝いている。全部汚くて、全部綺麗だ。

マイヘアのような恋愛をしたことがある人も、そんな恋愛憧れる人はなかなかいないと思う、少なくとも私はそうだ。ただ、マイヘアを聴いていると「あの時の自分」を苦しいほどに思い出せる。その苦しさがまた、自分を強くしているんだとマイヘアを見て感じた。

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