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私の家族とQueen

映画ボヘミアン・ラプソディを観て、家族について思うこと

 
物心つく前から耳にしていたのは、毎日のように家の中で流れていたQueenだった。
 

きっかけは、母が若い頃に見たテレビで偶然流れた「Somebody to love」
そこから彼らの音楽とルックスに惚れ、日本武道館のライブにも参戦したという、とてつもない経験をしている母。
フレディ・マーキュリーが亡くなった時も赤ん坊の私を背負いながらレコードを買いに走った。
Queenのアルバムをかけながら作る料理は絶品だ。

そんな母のおかげで、家族全員Queenファン。

父は帰宅すると「Made in Heaven」のアルバムを流して、Queenの情報が出ればいち早く教えてくれて本や雑誌を沢山集めていた。
休みの日は大音量でCDやLPを流してくれた、家の中は小さいライブだった。
運転する時は、母が若い頃に作ったカセットテープを流しながら色んな所へ連れて行ってくれた。

うちにある沢山のCDやDVDそしてLPやレーザーディスクは今でもきちんと動かせる大切な宝物だ。

私と妹は、産まれる前から胎教音楽として聴かされ、産まれてからもMVを見て聴いて育ってきたので、ロックンロールが子守唄になっていた。
大きな声で歌うからという理由で、ビービーと呼んだ子供の頃。
彼らのパフォーマンスや身振り手振りは家族の合言葉だった。
「Radio Ga Ga」
「We Are The Champions」
「We Will Rock You」は
何度真似をしたかわからないほどだ。
 

大人になった今でも具合が悪い時に聴くと痛みがなくなったり、
ファッションのお手本にもなってくれた。
運転する時ももちろん一緒だ。
どんな音楽より長くずっと側にいてくれた。

歌詞の意味を知らなくても、
英語が喋れなくても
良い曲だと思った。

世界には様々な言語で溢れているけど、
音楽は世界の共通語とはよく言ったものだ。
音楽さえ知っていれば言葉なんていらない。
 

優しかった父が亡くなった時も、
好きだった「Bohemian Rhapsody」を流した。
思えば最期の姿は、なんだかフレディを意識していたようにも思える。
寂しかったけど、フレディと同じ天国に旅立ったんだと思えば頑張れる気がした。
 

映画も母と二回観て、親友と四回観て
何度も父の事を思い出して泣いた。
親友はこの映画をきっかけにQueenファンになったくらいだ。

ずっと見聞きした憧れの存在のフレディ・マーキュリーがどんな生涯だったのかを知れた。

四人の個性もとても強く
俺たちは家族だと何度も言っていたのが印象的だった。
冷静で保護者のようなブライアン
やんちゃで可愛いロジャー
大人しいけれど大事な時はジョン
そしていつも一生懸命で妥協はしないフレディ

いつだったか本当の友達がいないんだ、と語るフレディを見た事がある。
この人はステージの上に立ってたくさんの人を楽しませているのに、
すごく孤独な人だとも思った。
 

今またQueenブームが来ているのがとても嬉しい。
叶う事なら家族四人で映画を観たかった。
映像でしか知らない彼らの生のライブに行きたかった。

去年のフレディの命日には
きっと天国でライブをしているよね。
お父さんはそれを見ているだろうね、と母と笑いながら話をした。
 

私にとってQueenの楽曲作品は父と思い出の中で会える、アルバムのようなものだと思っている。
ずっと私の家族を繋いでくれる、素敵なバンドに出会えた事に言葉では言い表せないけど、ありがとう。

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