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挑戦する者―SEKAI NO OWARIが教えてくれたもの―

SEKAI NO OWARIが伝える「自己と対峙する厳しさ」

私はSEKAI NO OWARIが大好きだ。と、自認してからはや7年になる。

どれくらい好きかというと、例えば、いつも心の中、どこかにはある、大好きな小説の一節のような感じ。

大好きなコーヒーの味がある人にとっては、その味かもしれないし、一度美術館で見た、衝撃的なあの作品のことかもしれない。

毎日浴び続けるものではないが、少し自分が弱くなったり、甘えたくなったり、「よし、がんばろう」と思ったときに、ふと思い出すものなのである。
 

SEKAI NO OWARIが「大好き」といいながら、彼らの音楽をフルで聴いたのはもう何週間も前だと思う。
 

彼らを初めて好きになった頃は、本当に毎日「浴びるように」聴いていた。
 

中学生の時、彼らの「眠り姫」で、

「こんなにシリアスなことを歌ってるのに、なんて声の柔らかいこと!!!」と衝撃を受けて以来、
 

毎日リピートして聴き、四六時中かれらのことを考えた日々もあった。2013年の初の野外ライブ、「炎と森のカーニバル」が行われたとき、親から反対されて行けなかった日にはとても悔しい思いをした(笑)
 

初めてライブに行った、2014年の「炎と森のカーニバル スターランド編」では、目の前で彼らが演奏し、彼らの世界観へと誘われたあの恍惚感、非日常を忘れられず、それからはほぼ毎年彼らのライブに足を運ぶようになった。

(2015年の日産ライブを除く。受験期で行けず、これもまた悔しい思いがした)
 

SEKAI NO OWARIが自分のアイデンティティと化した高校時代を過ぎ、大学1年生の時である。私は2016年の「The Dinner」のライブで、Fukaseのある言葉をきく。

「大人になったら怖いものが増えていく。小さい頃は怖いことなんかないと思ってた。

何かに挑戦するときって、怖いし、かっこわるく見える。

でも、俺はそういう人のことを「迷走」って表現したりするのは嫌いなんだ。

俺はいつだって挑戦していきたい。」

♪Fight Music
 

アンコールで、Fight Musicへ繋ぐための、MCの言葉だった。

大学に入ってから、ただひたすらSEKAI NO OWARIを追い続けようと躍起になっていた頃、ガツン、と来た言葉。
 

当時はTwitterなどで、セカオワファンとのつながりも増え、

「全国ツアー10公演参戦!」

「メンバーが私の写真(Twitterで)使ってくれた!」(ライブの写真撮影可)

など、なんだか「自分のセカオワ好き」が他人と比較され、試されている気分だった。ライブに何回も行く人が偉いとか、メンバーから引用ツイートしてもらえたとか・・・。

だから、「私の方が好きなんだぞ」と、彼らにお金を費やし、追い続けることがある種「正解」なのだと思っていた。
 

もちろん、アーティストを追い続ける人を責めているのではない。何にお金をかけ、楽しむかは人それぞれだからだ。
 

しかし、前述したFukaseの言葉は、自分が挑戦し続ける意思をファンに伝え、

Fight Musicの

「僕らがいますぐ欲しいのは「ソレ」から逃げる「理由」なんかじゃなくて

僕らがいますぐ欲しいのは「ソレ」と戦う「勇気」が欲しいんだ

どれだけ遠くに逃げても「ソレ」は僕の前に立ちはだかる」(Fight Music)

は、弱い者(等身大の私、自分)が挑むときのエールであり、同時にその努力が報われるかも分からない厳しさを提示していると思う。

「がんばれ」「がんばれば報われる」といった希望観測的なエールではなく、とても現実的で厳しさがある。

それは、彼らが歩んできた道でもあり、それを体現し「挑戦し続ける」姿をファンに伝える。
 

The Dinnerで示されたこの一連の流れから、私も「挑戦者であり続けよう」(単純)と思うことができ、大学生活で留学や海外インターンなど、小心者の自分ではできなかったことに、挑戦することができた。
 

時には、彼らのライブと挑戦したことがかぶり、行けないこともあったが、以前のように「悔しい」と思うことはなくなった。
 

それは、彼らのメッセージが、自分を作り、メッセージに応えている、と感じていたかもしれない。
 
 

現在は就職活動中で、「がんばろう」と思う一方、「自分はなんてダメなんだ」と弱い心になったりする。
 
 

しかし、彼らが挑戦し続ける限り、私も挑戦し続ける。

それが私の、SEKAI NO OWARIが「大好き」、ということなのである。

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