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THE YELLOW MONKEYと私

隠れた名曲「NAI」

この曲はまだ8cmシングルCDが主流だった頃、ヒット曲「LOVE LOVE SHOW」(1997)のカップリング曲として世の中にひっそりと放たれた曲で、オリジナルアルバムに収録されなかった事もあって、ファンの中でも知らない人が結構いたりする隠れた名曲です。私の勝手な解釈ですが、歌詞の内容はきっとこんな感じです。

「不幸な二人が出会い、そしてお互い初めて人を愛する。でもその世の中で言われている愛って物を二人は理解する事が出来ず、心の中から溢れ出す得体の知れない幸福感に怖くなってしまう。そして二人は…」

ってな感じでしょうか。
切ない恋の詩がイエモンの得意な歌謡曲の匂いがする美メロに乗せて唄われます。そしてクライマックスで曲は激しく展開し、二人の激しい恋の行方はどうなるのか?と聴き手は想像を膨らませるのですが、結末は曲中で語られる事は無く、その恍惚とした世界だけが余韻を残して消えていきます。

この曲が出た当時、イエモンがWOWOWの中継内でこの曲を演る前に、吉井さんはMCでこう言いました。「LOVE LOVE SHOWはおかげさまで大好評ですが、カップリングのこの曲はご年配の方に人気で…」と。確かにこの曲は過去の切ない想い出を回顧しながら作った様な趣のある曲だなと感じます。激しい恋をする二人には、歌詞の様な幸せをその場その場では決して感じる事が出来なくて、後になって(大人になって)から、甘くそしてほろ苦い想い出として心に残るのだと。そんな想いを唄ったこの曲がきっと大人の心に響くのだと。

当時、高校生だった私はそんな切ない恋の曲を理解出来るはずがなかったのですが、曲全体が帯びている「切なさ」の雰囲気を若いなりに感じ取っていました。そしてこの曲には想い出が残ってます。

当時、高校の同じクラスに好きな子が出来たのですが、恥ずかしくて告白する事が出来ず、夜に友達の家に行き、彼女に電話するのに側についていてもらった事があるのです。結果、電話を切った後に「高嶺の花」だと勝手に思い込んでしまい、告白してもいないのに勝手に失恋してまうと言うオチなのですが、電話を切った後に私は何故か友達に「NAIをかけてほしい」と頼み、二人でしんみりしながらこの曲を聴いた。って言う素敵な想い出です。

あれから20年以上経った今でも私は彼らの新しいアルバムを当時とまったく同じ気持ちで聴いています。

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