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結局は、BUMP OF CHICKEN

へなちょこな私の、かすかな拠り所。

部屋の電気を消して、再生ボタンを押す。
数年前に体感した、聞き覚えのあるイントロ。

BUMP OF CHICKENと出会ったのは、もう何年前?
姉の車で流れていて、その時は気にもとめなくて。
その後、彼らのうたにいつ触れて、いつのめり込んだのか、きっかけすら覚えていない。

けれど、今、彼らのうたに救われる私がいる。

決して、私だけのためにだけにうたわれているわけじゃない。
けれど、どうしてこんなにもピンポイントで心を突いてくるのか。
街で、ラジオで、コンビニで、不意に、泣いてしまいそうになるのか

BUMP OF CHICKENの新曲を聞いたあとの感想はたいていどっちか。
そのままスッと心に入ってくるもの。
逆に、「んー?」って思うもの。
けれど後者のうたも、しばらく、もしくは数ヶ月数年たってふと寄り添ってくる瞬間がある。必ず。

不思議だし、自分でも驚く。
ネットにある感想文だとか分析だとかも見てみる。
同じように思う人はたくさんいて、多くの人がなにかしらの救いとか光を見いだしていたりする。

うん、納得する。なるほどそうやね!って。

世の中には分析とか文章とか、自分の考えていることをうまく表せる人たちもいる。
正直、うらやましい。
わたしは、そうはなれなくて日常生活でももどかしい思いをすることも多い。
30半ばを過ぎて、そんな自分が嫌になることも、そう思う自分に対しても……って、グチになるのでやめておこう。

なにがいいたいか?
自分が好きになれないとか、環境に不満があるとか、人と比べてしまうとか、こわいとか。
かれらは、そんなのまぁあるよねって受け入れて背中を押してくれる。
背中を押してほしいわけじゃない、今のままでこわくて動けないよっていうときだって、寄り添ってくれる。
その彼らの絶妙な優しさと音楽に、いつの間にか、いつだって救われる。

私事だけど、今年から社会人の仲間入りをした。
10年近くバイトでやってきての、社員登用。
なりたかったわけじゃない。消去法での、仕方なく、みたいな登用。
それでも、頑張ろうと思った。会社のため、いままでよくしてくれた人たちのため。

…甘かったかな。

1ヶ月して、五キロ増量した。健康診断では初めての要再検査。
どうしていいかわからない、上司に相談しても流される。
いままで同僚だった人たちも、敵に見える。
「もういやだ」
まだ一月しかたってないのに…って思う自分もいる。

眠れない夜、ふと、気づいた。
…最近音楽聞いてない。
 

PATHFINDERの、ライブDVD。
深夜と言うには微妙な時間だけど、ヘッドフォンして、きく、みる。
37インチの画面を前にして、暗い部屋で、ニコルを抱いて、右手をあげて。
…いたい30代だなー。

これでなにかが変わるわけじゃないし、変えていけるわけでもないのは、もう、知っている。
一時の励ましだって、気づいてる。
すがるように、安定剤のように。
 

気づけば、DVDも終わりかけ。
アンコール、うたの間の、藤くんの心の叫びのような、「どうもありがとう!」が聞こえてくる。

その一言だけでも、彼らの生きる姿に、届けてくれる姿に、泣きそうになる。
大丈夫だからね、って言ってくれてるような気になる。

次に彼らに会えるのは7月。
その頃、わたしはなにを思って、どうなっているのか?
…多分今と、変わんないんだろうけど。

とりあえず、明日も仕事しよう。
またいやになったら、寝て忘れよう。
それでもムリなら、またうたに、たよろう。

それで、いいよね、いまんとこは。

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