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胸を張って「ただいま」と言えるようになりたくて

北海道を巡りながら毎日歌って、歌って、歌い続けたgreen youthの30日間

「これから千歳駅前で路上ライブやります!」そのツイート見てすぐに私は家を飛び出して駅まで走った。桜が咲いたと言えど、まだまだ寒い夜が続く北海道。完全薄着の彼らと出会った5月7日の出来事だ。

green youth (グリーンユース)
北海道発、東京で歌うバンドだ。

前身バンドと言っていいのか、前々から活動していた彼らの事は知っていたが新体制を経て2019年1月に改名。新たなスタートを切った彼らにはまだ出会っていない。知っているのはYouTubeに上げられた一曲のMVだけ。それ以外は何も知らない。

あれはいつの話だったろうか?

back home tour’19 と題して、胸を張って北海道出身バンドと言えるように一ヶ月かけて“毎日歌う”というミッションをこなしながら北海道各地を巡るツアーを行うと発表した。

このツアーをやると聞いた時は「おいおい、正気か?」と思った。が、しかし。彼らは本当にやってきた。行き当たりばったりでたどり着いた先で唄う。初日の寒さに若干の洗礼を受けつつ、広すぎる北海道を舞台にback home tour’19が始まった。

とにかく駅前だろうが寒くても人通りが少なかろうが歌える場所で唄ってきた。ライブハウスで唄えるようになったのはツアーも後半になってから。それまではずっと路上ライブ。

大きな街を除けば路上ライブは珍しいものだ。私自身もあまり見たことはない。

green youthの凄みの1つとして紹介したいのはボーカル原田たくみの歌声だ。紹介したいと言いながら私は彼の歌声の良さを言葉にする事が出来ない。もはや諦めた。言えるとすれば「聞いて下さい」と言わなくても聞こえてくるあの歌声に思わず足が止まってしまうのだ。不思議な力に引き寄せられるかのように聞き入ってしまう。路上ライブを何本か見に行った私はそんな人を何人も目撃した。
 

北海道に住んでる私も恥ずかしながら北海道を知らない。そんな人も世の中には多いはずだ。ぐるっと巡りながら尚且つ“毎日唄う”だなんて普通は出来ない。出来ることならやらない事を選びたい。声だって出なくなってもおかしくない。

6月5日、Sound Lab mole札幌でのライブを最後にgreen youthは全てのミッションをクリア。見事に30日間を走り抜いたのだ。声も変わらずに、いや。伸びやかさは増している。
 

いい意味で正気じゃない。
 

過酷なツアーのはずなのに毎日楽しそうで、何故か会うたびに日に焼けて真っ黒になっていく。密着カメラによって全ての謎が明らかになり、思わず笑ってしまう(ツアーの模様をYouTubeで公開していた)。
 

毎日毎日見ているだけでもとても楽しませてもらった。同じ北海道に居るだけで近くに感じていたがこれは私だけではない。多分どこに居ても同じように思った人がいたはずだ。不思議と近くに感じた30日間。

出会った一人一人にちゃんと届けようとしているまっすぐな彼らと、行動を共にした彼らが信頼を寄せるマネージャー。いつもどんな状況でも4人の芯は変わらない。強い覚悟を持って最後までやり遂げた。そんな4人の大きな背中を見ていて自分の中で正体不明の何かが奮い立つのが分かった。
 

「いってらっしゃい」
「いってきます」
そう言い合って北海道から送り出す。
 

東京に戻って2日後、赤坂CLUB TENJIKUでback home tour’19のファイナルが行われた。たくさんの「おかえり」の声を想像するだけでワクワクした。きっと彼らも応えてくれるはずだ。

音楽を越えたでっかいチャレンジ。ツアーファイナル その場に居ても居なくてもgreen youthに出会ったみんなが応援していた。拍手喝采に違いない。

ファイナルでは、秋にバンド初音源をリリースするとサプライズ発表されたようだ。
 

ゴールテープがスタートライン。

ここで終わりじゃない、ここからが始まりだ。
どこまでもワクワクくれるバンドであってほしい
 

「おかえり」を言えるその日まで 。
 

green youth
出会ってほしい北海道出身のバンドだ 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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