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私と祖母とplenty

悲しい時に寄り添ってくれる唄

私がplentyに出会ったのはたぶん高校一年生の時だったことだろうと思う。
寒い冬の塾からの帰り道に、空から降る一億の星を聴いていたのを覚えている。

高校二年生の冬祖母が倒れた。
それから祖母の容態は悪くなる一方で、私が高三になり受験生になった頃には歩くことが出来なくなっていた。
私の祖母はとても若く私の性格とは真反対でいつも誰かのことを気にかけ、メールや電話をし、常に誰かとコミュニケーションをとっていたいタイプの人だった。
私は生まれた時から週の半分は祖母と過ごすおばぁちゃん子で、祖母も同様、孫の中で1番私と時を過ごしたと思う。

祖母が危篤状態になったのは夏が終わる頃で、私はどうしていいか分からなかった。
これからの将来が掛かっている受験と1番大切な祖母の側にいるという選択を迫られてもよく分からなかった。

そんな時に、空から降る一億の星を思い出して再びplentyを聴き始めた。

「空から降る一億の星にひとつだけ願いごとをして
この大きな宇宙の下ではあまりにも僕は幼すぎて」

まさに今の自分の感情を代弁してくれているかのようだった。
私の中での祖母の存在の大きさに気づき、それからはなるべく時間をとって祖母のところに行くようにした。
笑うこともあまり出来なくなっていた祖母だったけど、私の目をじっと見つめて、手を握ってくれていた。

そろそろ祖母がいなくなってから1年が経つ。

「煌きだす一億の最後に 僕はひとり、君をおもっている」

今月も祖母の好物を持ってお墓まいりに行こう。

「」は全てplentyの空から降る一億の星からの引用

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