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さぁ 新しい地図を広げよう

新しい地図 join ミュージックの傑作「星のファンファーレ」に寄せて

稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人の楽曲がとにかく良い。

冒頭、唐突ではあるが、そう書きはじめたくなる程、彼らの楽曲は粒ぞろいである。

彼らの音楽活動がスタートして、約1年半。

一昨年の秋に、AbemaTVで生配信された、
72時間ホンネテレビのテーマソング「72」からスタートした彼らの音楽活動。

小西康陽、菅野よう子、ぼくのりりっくのぼうよみ、SASUKE、川谷絵音等、世間一般的な知名度とは関係なく、才能あるバラエティ豊かな制作陣を次々に迎え、楽曲を矢継ぎ早にリリースしてきた。

それらの楽曲のクオリティはどの曲も高く、普通であればかなり満足しているはず、ではある。

だが現在、この現状に対し、正直に言えば私を含め、彼らへの期待や願いからすれば、
まだまだこんなものではないと思っているファンも多くいるのではないだろうか。

それは、彼らを支える評価の大部分が、コアなファンを中心にまわっていて、中々その外側にはアプローチできていない印象を受けるからである。

そんな中迎えた、2019年5月27日、ドラクエの日。

新しい地図joinミュージック(稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾の3人の音楽活動名義)はこの日、星のドラゴンクエストのCMソングとなった「星のファンファーレ」をリリースした。

果たして今作は、そんな自分の抱えるモヤモヤを吹き飛ばす、一つの到達点に達した楽曲とな った。

そして、そのクオリティに呼応するかのように、発表からわずか10日程で、YouTubeの星のドラゴンクエスト公式チャンネルのプロモーション動画では、450万回再生を記録した。

勿論、YouTubeの再生回数が全て、という事ではないのは言わずもがなだが、
ただ、これまで新しい地図が発表してきたどの音楽動画と比較しても、桁違いの再生回数となっており、500万回再生も視野に入ってきている。

今回のこの再生回数は、目を見張る結果といえ、彼らのコアなファン以外の音楽リスナーにも確実に届いた証拠といえる。

肝心の曲に移るが、

-まるでカーニバルのような、心踊るゴージャスで華麗なイントロ。

ただ、Aメロが始まると、そこから一転、イントロとは対照的に淡々と刻んで進行する四つ打ちのリズムと、どこか感情を抑えた3人の歌唱。

だが、そんなクールな印象も、甘美で優雅なストリングスが絶妙なタイミングでフェイドインする事により、すぐに薄れていく。

そして、サビでは、どこまでもキャッチーなメロディが炸裂し、間奏終わりから大サビまでの間、転調をし続け、どこまでも気持ちは高まったまま、曲は終わる。

4分18秒とポップスとしてそこまで短くはないにも関わらず、何度でもリピートしてしまう中毒性のようなものがこの曲にはある。

今回、作詞・作曲を担当した、SEKAI NO OWARIのNakajin、そして、編曲を担当した冨田恵一両名の今作での仕事は、どちらも本当に素晴らしいと思う。

長年に渡り、洋楽・邦楽問わず様々な音楽を愛してきた自分からしてみても、
彼ら3人が40代、アイドルという事実は抜きにし、
-いや、むしろ、それどころか、その事実があるからこそ、正直に言えば今回リリースされたこの曲には参ってしまった。傑作だと思う。

また、今作「星のファンファーレ」は、楽曲の素晴らしさだけではなく、彼ら新しい地図にとっても、一つのターニングポイントを迎えた楽曲でもある。

ワーナーミュージック・ジャパンからApple Music、Spotifyをはじめとする音楽ストリーミングや、iTunes Storeなど音楽ダウンロード配信サービスを通じてデジタル配信され、世界中で同時に配信されたのだ。そう、世界デビューである。

今後、もしかしたら、国内だけではなく、海外でも人気に火がつくかもしれない。
今作のクオリティは、その可能性も十二分に感じさせる。

新しい地図は、海外展開の道も歩みはじめた。

『天井のキズの数を数えては唇噛み締めてた
もう何度目になるだろう深いため息クジラのよう
待ってたって奇跡はドアを叩かない
こっちから迎えに行かなくちゃ
さっきのため息は深呼吸さ』

『まだ知らないことは無限にあるんだし
どこかに眠る宝物が 僕らをきっと待ってくれてるはず』

『たった一歩踏み出す勇気で(また新しいストーリーが)
始まるよ この美しい星で さあ!』

(星のファンファーレ / 新しい地図joinミュージック)

そう、本作で彼らは、世界を変える秘訣を繰り返し歌う。

小さな勇気ある決断と行動の繰り返しにより、彼らはこれからも、またひとつずつ、世界を変えていくのだろう。

そして、その先にはあの「約束の場所」も待っている。

-そう信じたい。そう強く思わせる楽曲、
そして、音楽ファンをも唸らせる楽曲がここに誕生した。

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