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音楽室のBOYが武道館で見たもの

~OKAMOTO'S 10th ANNIVERSARY LIVE "LAST BOY"~

4人のBOYは、中学校の音楽室にいた。
自分たちが本当にかっこいいと思う曲を作り演奏していた。
それぞれの感性が求めるままに、大量の音楽を聴き込んで共有して。
笑ったり、批評したり、感激したり、ケンカしたり。
本当のものに触れるために、一緒にたくさんの時間をつぎ込んだ。

BOYはOKAMOTO’Sという名前で、音楽室を出て演奏するようになった。
大人たちは、様々なカテゴリーを自在に操る無類に器用なバンドであると絶賛した。
時代には流行があり、わかりやすくて目新しくてキャッチーなものが愛でられる。
音楽は、アイドル性の要素となり、カラオケで上手に歌える曲が数字を示すような。

BOYは考えた。みんなで相談した。
技術や知識や機材は全て、いい音楽のための素材である。
花形プレイヤーは立てず、バンドである意味とは、全体のバランスである。
わかりやすいルックスよりも、オーソドックスかつ永遠のスタイルがかっこいい。
カラオケ?歌いたいやつは歌ってコピーして。オレたちはオレたちだから。
今一番やりたい音楽を全力でやるだけ。

BOYは10年間走り続けた。
正直に、素直に。
ウソをつかなかった、つけなかった。
傷ついた分のエネルギーはきっちりと音楽につぎ込んだ。
それがBOYだから。
キャリアでは、中堅実力派バンドという位置づけになるらしい。
カテゴリーでは、比べられるものがないオンリーワンの存在になった。

そんなBOYは、武道館のステージを、華やかに艶やかに立派にまとめ上げた。

やっと肯定された…とつぶやいた思いは、正直な気持ちに違いない。
ねぇ、君たちを包んでいるたくさんの人たちは、いつも受け入れているんだよ。
なぜなら、君たちの音楽に、心の底から救われているから。
自分は自分であっていい、正直に素直に夢を求めて生きていいんだって、
いつでも受けとめて励ましてくれる、本物の音楽に感謝しているんだよ。
生きた音楽はBOYを無限に創り続ける。

これはまだまだ通過点に違いないという底知れなさも頼もしく、
どんな鮮やかな変化が待っているのかを見届けることは私たちの喜び。
ありがとう10年間、これからもよろしく。
BOYは永遠に。

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