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2017年6月14日

らんらん (23歳)
73
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平凡な女の平凡な人生

SUPER BEAVERと歩んだ6年間

彼らを知る前は、どこにでもいる平凡な女の子だった。

学校に通って、授業がない日はバイトに行って、貯めたお金で服を買ったり、仲の良い友達と遊んだり。
刺激のない毎日で満足している、どこにでもいるそんな平凡な大学生だった。
そう、SUPER BEAVERに出会うまでは。

2010年4月、映画「ソラニン」が公開された。主題歌であるASIAN KANG-FU GENERATIONの「ソラニン」はどこかしらで聴いたことがあるだろう。
映画を見た時は、その世界観に引き込まれて宮崎あおいさんが歌うソラニンにハマりあげていた。
高校生の時の私を本当に恨みたい。何故その時に「ささやかな」を聴かなかったのか問い詰めたい。

SUPER BEAVER の 「ささやかな」を聴いたのは、2年後の梅雨の時期のことだった。
田舎から上京し、友達に恵まれそこそこ楽しい日々を過ごしていた私だったが、そこに刺激が足りなかった。好きなアーティストの曲を聴いても、その時は何故かしっくりこなかった。変わらない毎日に嫌気がさして、そんなモヤモヤを飛ばしてくれるような歌手を何気なく探していた時、たまたま目に止まったYoutubeのミックスリストの中に、「ささやかな」を歌う彼らがいたのだ。

衝撃が走った。
18歳の私にとって、彼らのストレートな歌詞は刺激が強すぎた。胸が苦しくなった。こんなにも自分の気持ちを代弁してくれる歌詞、心に語りかけるバンドはいなかったからだ。

それからは私の生活にいつも彼らがいた。
何か悩み事ができれば、彼らの曲を聴き涙を流したこともあった。
大好きだった彼氏と別れた時に、your songを聴いて立ち直ろうと考えて毎日聴いていた日々も今ではいい思い出だ。

携帯の中から聴こえる彼らの音では満足できず、ライブに行って生で聴きたいという欲求も出てきた。ただ、当時ライブハウスに1人で行くなんてそんな勇気がでなかった。もしドラえもんが本当にこの世にいて、過去に行けるならば、引きずってでも彼らのライブに連れて行っただろう。それくらい彼らの生の声は凄まじい。

そう感じたのは好きになって、5年目の秋。SUPER BEAVER 『27』Release Tour 2016〜27こぶ、ラクダ〜 岡山での公演に遂に行く決心をした。
行くきっかけになった一番の理由は、当時の自分の心境。学生時代を過ごした土地を離れて、大嫌いな地元で暮らす日々。苦痛だった。仕事に疲れ、話したい時に会いたい友達に会えない日々。本音を言えない環境。毎日泣いて過ごす日々を少しでも変えたかった。
学生時代ひたすら聴いたSUPER BEAVERという音楽を聴いて、何かを変えたかった。そんな一心で片道200キロ以上ある距離を車で向かった。

生で聴く彼らの音楽は本当に響いた。
始まりから終わりまで、涙が止まらなかった。特に人としてを聴いた時、自分の悩みがどれだけちっぽけだったのか恥ずかしくなった。彼らは、私みたいに後ろ向きに考えていない。常に前を向いて歩んでいる。
そのライブから、私は変わった。何にでも挑戦するようにした。弱音を吐かずに、色々な人と関わって行くことで今では少しだけ地元が好きになった。不平不満は誰にでも言える。なら自分にしか言えない、できないことをやり遂げる方がかっこいいじゃないか。

今、悩みが一つもないと言ったら嘘になるが、人としてかっこよく生きたい。そう思って前を向いて今も生きている。学生時代の自分よ、あの時彼らに出会ってくれてありがとう。そのおかげで今の自分がいます。これからもずっと彼らと一緒に歩んでいきたいと切に思う。

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