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BUMP OF CHICKENという光

彼らの放つ光が教えてくれたこと

BUMP OF CHICKENの生み出してきた曲や彼ら自身が、いろいろなことを教えてくれた。
 そんな音楽や彼らの存在に出会えたことが、私にとって大きな幸せであり、人生の財産である。

 わたしにはBUMP OF CHICKENの曲を「これは〇〇の歌」と説明できない。
でも全部が一貫していて、全部が同じように輝いているように感じる。
聴く人それぞれに届く包容力の深い表現がそこにある。

藤原基央は、自分が知っている感覚や経験だけを表現しているという。
 藤原基央でしか表現できないだろうと膝を打つような言葉の使い方で、
 私たちの耳にそして心に美しい音と合わせて届けてくれる。

人が生きるとはどういうことなのか。
その物語を描く言葉たちは、間接的に 私自身の心にいろんなものを映し出してくれた。
 徹底的に、自分の経験や感覚と向き合い、 言葉を選び掬い上げているからなのか、 私の心の奥の方にあった、これまでの経験や感覚を映し出し、言葉にできなかった気持ちを代弁し、知らぬ間に、自分の歌になって響いている。

本人たちが何度もそういうように、当然だけれどきっと聴いた人100人いれば100通りの聴き方があるのだろう。
自分自身にとっても一曲が1通りではなく、 何回も、何百回も聴いているのに、自分の人生の経験が増えていくたびに、 向き合いきれていなかった自分の心に出会うたびに、新しい気づきがあって、新しい曲になる。
 その一面に出会うたび、つくづく人間は自分の持っている心の幅でしか物を図れないんだと気づく。そういう当たり前の事実に出会う。

そして、その曲のもつ深さ、力に驚く。
藤原基央本人は何に向けて、何について書いたのかは知らないが、 時に、自分の中にない感覚の他人の歌だと思ってたら、自分に当てはまる歌だった。
そう聴こえたこともあった。
人生は良いことばかりではない、つらいこともある、希望もあれば、絶望もあって、綺麗事だけではなく意地や見栄を張ったり汚い気持ちが生まれることもある。
でも、時々、そういうことに蓋をしたり気づかないふりをしてしまうことがあるのかもしれない。
傲慢さだったり、エゴだったり、 鏡のようにそのままの私自身を映し出されると、(正確には、何かのタイミングで自分がそう感じただけなのだが)なんとも情けなく、辛くなってくる。 でも、その後には、大事なことの気づきや立ち上がる勇気がやってくる。
それが前を向くエネルギーになって何度助けられたか分からない。

影もあれば光もある、その全部が一人一人の持つ価値でそれを讃えてくれるような優しい歌は
生ぬるい『そのままでいい』ではなく、自分自身や今を等身大にそのままに受け入れること、そしてそこから一歩一歩進むこと、そうでしか生きていけないことの確かな意味を教えてくれた。

私が初めて彼らの曲に出会ったのは中学生の頃。もう15年以上前のこと。
その時も感動したのだろうが、成長があったかは別としても生きる経験を重ねた今、同じ曲も全然違う曲に聴こえるし、さらに輝きを増して私の心のそばで響いている。
その時の心の大きさと同じく響いている。
まだ出会っていない輝きや響きもあるのかもしれない。

余計には飾らずに、何年経っても廃れることのない言葉たちの唄は、
時を経ても輝き続け、聴く人に出会うたびに新たな輝きを放つのだと思う。

聴けば聴くほどに光って見えて、 その輝きに出会うたびに、出会えてよかったなあ。
と思う。BUMP OF CHICKENの曲は、そんな曲ばかりだ。
まるで星のように、輝きを放った瞬間から長い時を経ても、彼らからみていろんな距離立っている私たちのところにその光を届けてくれる。
特に近年のブレない中での進化を見ていてもそう思う。
曲は遠くへ届く力を持っていて、彼らもまたそれを信じている。
 きっとこれからももっともっと遠くへ届いていくのだと思う。
なによりも 生きることを等身大に追求し歌い続け、 曲を届けることに真摯で謙虚な姿、自分たちの曲の力への信頼、彼ら自身もいつも等身大で一歩一歩進化を続ける姿、
 その姿に巻き込まれるように広がる素晴らしい仕事の輪--。

生まれる曲だけではなく、彼ら自身の姿が 私もこうありたい。と思わせてくれる光だ。
同じ時代に生きることができたことを本当に幸せに思う。

今後も、どんな作品と出会えるのかが非常に楽しみだし、今私がすでに聞いている曲たちの新たな一面と出会うこれからの聴こえ方の変化=自分自身の変化も楽しみだ。

今日も、これからも、心の中にBUMP OF CHICKENという光を携えて私は私の光を見つける。

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