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Mr.ChildrenとBUMP OF CHICKEN

2組のバンドの共通性について 歌詞と共に考える

時は遡り 2002年。
ミュージックショップの店内に わずかに8㎝ CDが販売されていた時代。

当時 私は 学生で 放課後の部活で忙しかったため “音楽を聴く”というゆとりがありませんでした。「今 音楽で何が流行っているのか」ということにも全く興味もなく過ごしていました。普段の生活に“音楽を聴く”という習慣がない中、たまたま誘われた友人のカラオケ会に参加した際、偶然、Mr.Children と BUMP OF CHICKENの曲を友人が歌ったことで この2組のミュージシャンの名前を知りました。
「今 流行っているよ」
友人がボソッと放った言葉が 妙に印象に残り 翌日からミュージックショップに走り
CDを借りて聴く習慣が普段の生活になりました。
その日以来、Mr.Childrenと BUMP OF CHICKENの新作のCDが発表されては ミュージックショップに走り、買ったり借りたりして聴くということを続けて17年。
2、3年経過する間にあるツアーにも参加しながら、新作のアルバムや過去作のアルバムを考察するのが今の自分の生きがいとなっています。
私は歌詞を読むのが好きで 曲を聴く前によく歌詞を読むのですが、17年応援して気がついたことがあります。それは、歌詞に登場する人物の表し方です。
Mr.Childrenも BUMP OF CHICKENも 歌詞に登場する人物 主人公やその相手への表現を「僕」「君(きみ)」でよく表していることです。
書き方は ひらがな だったり漢字だったり アルバム作品によって色々ありますが、
「あなた」ではなく 「君(きみ)」と表すことで 曲を聴いた時 リスナーが聴きやすいような作りをしていると感じ取れます。特徴として バラード曲に登場する人物で相手を想う表現の時どちらのバンドも「君(きみ)」が使われています。
ロック調で激しい曲の時にも 同じように「君(きみ)」が使われていることが多くあります。
この2組のバンドが共通することは、お互いに歌詞の考え方が似ていること。
「君(きみ)」と表す書き方以外にも似ているところがあるので 分かりやすく
Mr.Childrenと BUMP OF CHICKENの曲を1曲ずつ紹介します。

BUMP OF CHICKEN「ロストマン」(2003年)
“破り損なった 手造りの地図 シルシを付ける現在地”
“ここが出発点 踏み出す足は いつだって 始めの一歩”
“君を忘れたこの世界を 愛せた時は会いに行くよ”
“間違った 旅路の果てに”
“正しさを祈りながら 再会を祈りながら”

Mr.Children「蘇生」(2002年)
“叶いもしない夢を見るのは もう止めにすることにしたんだから
今度はこのさえない現実を 夢みたいに塗り替えればいいさ”
“何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける”
“そしていつか捨ててきた夢の続きを”
“暗闇から僕を呼ぶ 明日の声に耳を澄ませる”
“今も心に虹があるんだ”

この歌詞は今から16年~17年前に作られたものですが、
この2つの曲の歌詞は発表された年は違うものの、歌詞の意味を細かく砕いて
考えると同じような意味になることが分かります。
例えば “ここが出発点 踏み出す足は いつだって 始めの一歩”と
“何度でも 何度でも 僕は生まれ変わって行ける” の歌詞の部分。
表現の仕方は違いますが、裏を返せば2つとも 「また新しく始められる」
という意味になります。同時にこの2つの歌詞にも「君(きみ)」、「僕」が使われていることも共通していることが分かります。
歌詞を作るときの表現の仕方は 色々あると思いますが 17年応援して思うことは
ここまで似通った意味の歌詞が 書けるバンド ミュージシャンはそういないんじゃないかと考えています。似せようと思っていて 書けるような歌詞ではないということと、
それぞれ違う場所で音楽を作っていて 発表した年も違うのに ここまで同じような歌詞が書けるのは 本当に凄いと個人的に思います。

Mr.Children新作の「重力と呼吸」 そして、
BUMP OF CHICKEN新作の「aurora arc」。
聴いてみました。聴いてみて やっぱり歌詞を作る表現の仕方が似ているし
主人公や その相手も「君(きみ)」、「僕」で表されているところは 今も昔も
変わらずに リスナーが聴きやすいような作り方をしていることが共通していると感じられました。歌詞作りと同時に リスナーを大切にしているところも共通しているMr.Childrenと BUMP OF CHICKEN。
これから先 10年後、20年後も今と変わらない姿勢で リスナーを大切にしながら
音楽活動を続けていってほしいと願っています。

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