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進み続けるバニラズと共に

go!go!vanillas、go!go!私。

脱退、解散、死別。
バンドマンも人の子で、
バンドは永遠には続かないし
お別れはいつだって突然やってくる。
日々目まぐるしく動くバンド界隈だが、
昨年の年末から今年にかけては
なんだか悲しい話が多かった。
Fear, and Loathing in Las VegasのKeiさん、
ヒトリエのwowakaさんは
急に逝ってしまったし、
ライブハウス太陽と虎の松原さんは
長い闘病生活に遂に幕を下ろした。

バニラズにも去年の年末、
そんな暗いムードが漂っていた。
『ベースのプリティが大型車両と衝突、意識不明』
飛び込んできたニュースに目を疑った。
「もしかしたらもう2度と4人の
ライブを見れないかもしれない…」
なんて不吉な考えが頭をよぎった。
メンバーは大丈夫なんだろうか
なんて考え出すと
いよいよ涙が止まらなかった。

悲しいムードを払拭してくれたのは
バニラズのメンバーたちだった。
予定していた年末フェスは助っ人を呼んで出演。
彼らは進み続けることを選んだ。
感じたのは、
「ここで止まってたまるか」
という強い強い意志。
活動休止という選択肢だって
きっとあっただろう。
だって、みんなにとっても彼らにとっても
「4人でバニラズ」なんだから。
3人とサポートで成り立ってしまったら、
プリティの存在意義は?
自分がプリティだったら、
「俺がいなくても…」なんて
考えてしまうかもしれない。

でもそうしなかったのは信じていたからだ。
プリティは必ず戻ってくる。
そして、この決断にファンは
ついてきてくれると。
そんな信頼関係が4人とファンの間には
できていたんだ。きっと。

信じていた通り、プリティは
ちゃんと目を覚ましてくれた。
今は無事に手術も終え、秋のツアーに向けて
着々とリハビリを頑張っている。

そうしている間にも
新曲『パラノーマルワンダーワールド』の
MVの解禁、Zeppツアーの開催、
Newアルバム『THE WORLD』のリリースと
バニラズの快進撃は止まらない。

Zeppツアーの大阪に参戦したが、
ベースはプリティの同期音源を使ったり、
時には3人で楽器を変えて、
今だからこそできるパフォーマンスで
楽しませてくれた。
3人で4人分の、いや、それ以上の
パワーを生み出していた。
でもやっぱりプリティの掛け声がないと寂しいし、
デッドマンズチェイスで真ん中で
埋もれるプリティが見たいし
(いつもほとんど見えないけど)、
ステージもいつもより広く感じた。
やっぱりプリティ、セイヤ、進ちゃん、
牧さん、4人でバニラズ。
これはもう変えようのない事実だ。
 

さて、話は変わるが、
5/15にリリースされたNewアルバム
『THE WORLD』は、
バニラズの世界がこれまで以上に
顕著に表れたものになっている。
うまく言えないが、
これがバニラズだーーーー!という感じ。
去年リリースした
『SUMMER BREEZE/スタンドバイミー』
『チェンジユアワールド』『No.999』など、
個々に聴くとカラフルで個性豊かな曲達が、
アルバムを通して点が線になるように繋がっている。

最近はたぶん意図的に英語のように
聴こえる歌い方がされていて、
①歌詞を聴き取る楽しみ
②意味を解読する楽しみ
と、聴き込めば聴き込むほど
楽しめるのも嬉しいところだ。
普段は少しおっちょこちょいな牧さんだが、
(もしかすると頭のネジを子宮に5本ぐらい
忘れてきてしまったのかもしれない)
どこからそんなワードが出てくるの?
と思ってしまうような世界観と
言い回しの歌詞を書くなぁといつも感心する。
忘れたネジの分はきっと
歌の才能で埋めつくされているのだろう。
 

今回のアルバムは、『THE WORLD』
というタイトルにもあるように
“世界”がキーワードになっている。
ただ、大きな意味での“世界”ではない。
世界は世界でも、“個々の世界”だ。

“今流行りなのちょっと貸しては
イケてない イケてないよ イケてないよ”
-『No.999』
“満場一致でも心の声を聞け
月並みに 別れを告げよう”
-『チェンジユアワールド』
“君の中で聞いて 君の中で見て
君の中で集った想い混ぜて”
-『雑食』

SNSの普及によって流行のものが
手に取るようにわかるようになった。
みんな同じような服を着て、
流行りの曲を聴く時代。
そんな世の中は面白いかい?
善し悪しを決めるのは自分だろ?
自分の好きな服を着て
自分の好きな音楽を聴いて
周りの目なんて気にせず、
自分の中のセカイを大事にしようよ。
そんなメッセージがダイレクトに伝わる。

言葉--歌詞には責任が伴うと私は思う。
歌詞のメッセージ性が強ければ尚更である。
上司が出来ていないことを注意されたところで
響かないように、言葉というのは
言った本人が出来ているからこそ響く。
つまり、何が言いたいかというと、
この『THE WORLD』というアルバムは
バニラズ自身が胸を張って、
「これが俺らだ!!!
=This is my “WORLD”」と言えるように
なったから、出来たものなのだ。
それがなんだか嬉しくて、
誇らしい気持ちになった。
誰目線だよ、って話だけど。
 

バニラズは大きな大きな山を越えつつある。
苦しい時も笑顔で乗り越えようとする彼らを見て、
励まされたは私だけじゃないはずだ。
バニラズは私の太陽。
時には夏の灼熱の太陽のように熱く、
時には春の木漏れ日のような
優しい光を私にくれる。
でも、照らされてるばかりじゃダメだ。
上からでもなく、後ろからでもなく、
横に並んで“Hey,Bro.”と言ってくれる
彼らに遅れを取らないよう、
私は私らしく、前を向いて生きていく。

go!go!vanillas、go!go!私。
 

そしてプリティ、
はやく笑顔でベース弾く姿を見せてね。
秋のツアーで待ってるよ。
みんなでおはようカルチャーの続きを歌おう。

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