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一緒に年を取りたい、とつい思ってしまった

SIX LOUNGEと地獄を見たいかもしれない

彼らとの出会いは去年の11月。
この運命は絶対に忘れない。
私が大好きな04 Limited Sazabysの対バンライブに出演していた彼ら。私がバンドを聞くようになったのも去年からだったのでSIX LOUNGEというバンド名も知らなかった。

ライブ当日、私の住んでるところからライブハウスまでの約2時間半、「向かう車の中で予習するか〜」と

初めてかけた「メリールー」

先に謝っとく。初めは正直こんな感じかと、ただの運転のBGMになっていた。
でも彼らの写真を見て頂ければ分かるのだが、ライダースを着ていたり、長い髪にパーマかけてたり、腕にタトゥーが入っていたり、見た目はヤンチャというか怖い感じ。

なのに
「マンガを読む あなたの横顔が好きよ」
「ねぇお願いなの あなたのそばで わたしこれからも 笑いたいの 幸せになりましょう ねぇ、ずっと。」

という見た目とは相反するような甘い歌詞。これは!ギャップというやつか、、、!!と気づいた瞬間、もう気になって仕方なかった。それにこの曲は彼らが高校生の時から歌っているのだ。AメロBメロは不安がる女性目線に対し、サビは大丈夫だよと語りかけるような男性目線というほんとうに10代で書いたのか?と思わせられるような歌詞・構成に圧倒された。

次に流れたのが「最終兵器 GIRL」

先ほどのメリールーとは違った恋愛の形の曲だ。男の子が可愛い女の子に翻弄されている設定になっている。これはもう聞いててわかる。ライブで聴いたら楽しいやつだ!ということを。もう聞いていてピョンピョン跳ねちゃえるようなノリのいい曲で、メロコアバンドが好きな私にもグッときた。

その日のライブが終わっても、私は彼らの曲とパフォーマンスが頭から離れなかったし、知れば知るほど好きになってしまった。

私が思う彼らに惹かれる箇所を何個かあげたいと思う。

まず、ボーカルのユウモリの圧倒的歌唱力。彼は歌がうますぎる。ヤンチャな見た目とは相反するような真っ直ぐで爽やかで伸びのある声。私が男に生まれてたら絶対この声になりたいと思えるくらい、武器になっている歌声。これがSIX LOUNGEの強みの1つであると思う。

次にドラムのナガマツシンタロウが作詞をし、ギターボーカルのユウモリが作曲をしているところである。ほとんどのバンドはボーカルが作詞が多いが、彼らは違う。ここに魅力が感じられる部分があると思う。SIX LOUNGEはロック主調なのに歌詞がこんなに甘いのか、それはシンタロウが表現したいものを、そのまま率直にユウモリが歌う関係性がうまくいっているからである。シンタロウもインタビューで「俺にはアイラブユーが歌えないが、ユウモリには歌えるから書く」と言っていた。この関係性がうまく使えているなと思ったし、この策略に私もハマってしまったと言う気持ちになった。もう後戻りできない。するつもりもないけど。

あとは、ベース、ギター、ドラムのシンプルな構成のスリーバンドのはずなのに、音に厚みがある。楽器それぞれが生きていて、埋もれがちのドラムもしっかり心臓に届くくらい存在がある。イワオリクのベースも所々見せ場がうまく入っていて聞いていて気持ちいい。

ここまであげたが、私が1番好きなのはナガマツシンタロウの作る歌詞の世界観だ。男らしくてかっこいいものから、女目線の優しいもの、自分が抱えてるものを吐き出しているようなもの、前向きに聞いている人にパワーを与えてくれるようなものまで、振り幅が大きく、また、言葉選びのセンスが良い。曲の特徴とともに歌詞を解説していきたいと思う。

まず男らしい曲といえば
「俺のロックンロール」しかない

最初からユウモリの

「この汗と感情愛しい君に届け」

と叫ぶように歌うものからドラムのビートを重ねて始まる疾走感止まらないこの曲。
私が大好きな

「生きていると実感できる 場所はいつでもライブハウス」
「首輪のかかった君に自由を 教えてあげたい俺の歌でさ あいつらが言う社会のルール そんなのもう聞き飽きたぜ」

という歌詞。
もう歌で彼らに引っ張られる。ついていきたいと思ってしまう。そんな歌詞。ドラムのシンタロウの歌うパートも入っている珍しい曲で、大好きだ。

女目線で言うと最近シングルが発売になった
「天使のスーツケース」
が良いと思う。

この曲はスーツケースを自分の心のキャパシティに置き換えて、女の子が失恋したけど前に進もうとしている曲になっていると思う。

「スーツケースの思い出15cm 髪を切ったのよ スーツケースと麦わら帽子で 天使みたいでしょ」

という歌詞が本当に好き。天使という表現に女の子を表す、シンタロウが好きすぎる。最後にはちゃんとサヨナラする女の子を見事描いている曲だ。

またシンタロウ前向きになった?と
思わず疑ってしまったのは

「ラストシーン」だ。

拳下げるところが見当たらないくらいわたしの中でずっとサビのような曲だ。

「ラストシーンでは 爆音の花束贈るよ ラストシーンでは あんたが飛んでくる番だぜ 目線を気にして 縮こまったあんただよ」

この歌詞、惚れるしかないと思った。SIX LOUNGEの奏でるサウンドを花束のように表現し、受け取るか受け取らないかはあんたに任せるとでもいった解釈で良いのだろうか。
でも最後は
「ボロボロだけど 幸せだね」

で締めくくる。立派じゃなくても自信がなくてもいいのだ。彼らの音楽を聴いているうちは、彼らが幸せにしてくれるから、ライブに行けば生きる活力がもらえるから、それでいいんだよ、俺とお前はって言われているようである。わたしはこの曲が上位に入るほど好きだ。

最後にSIX LOUNGEの「リカ」という曲がある。

この歌詞は特に2番、
「君だけは幸せにさせないよ 一緒に地獄をみよう 2人だけ」

という文だけで見たら最悪で、よくわからない歌詞がある。愛しているのにそこは地獄、私は未だにわからない。シンタロウの作る世界観は、わからないところも結構ある。だからこそ好きだし、知りたい、知り尽くしたいと思ってしまう。

でも私はSIXLOUNGEに言いたい、あなたたちと地獄を見たいかもしれないっていうことを。あなたちの音楽の中で生きたい。

彼らは96.97年生まれで、私と年が2歳ほどしか変わらない。年齢も近い彼らと一緒に年を取るように、作り出す音楽をずっと聞いていたいし、ライブハウスにもいきたい。最近の流行りのバンドに流されないSIX LOUNGEの心臓に届くロックンロールをこれからも続けて欲しい。
 
 

あなたたちに出会えてよかったよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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