2359 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

Lemonに思いをのせて

Lemonの米津玄師とパプリカの米津玄師

祖父への鎮魂歌として作られたというLemonを私も祖父への鎮魂歌として聞いている。
どこの歌詞をどのように重ね合わせて考えるのだろうか、と考察してみたこともあったが、どのように私の言葉で説明しようとも、全て歌詞で説明されていることに最近気が付いた。

それでも、語りかけるように歌われるこの歌詞

『あんなに側にいたのに まるで嘘みたい』
祖父の亡き後、この状態から抜け出せず随分ともやもやする日々が続いた。今までこの世で一緒に過ごしていた祖父がもういない。
無い。
「これしか趣味がない。」と言い訳しながらお小遣いをくれる祖父、医者に止められているはずなのに甘いものを食べる祖父、たまにビールを幸せそうに飲む祖父、何度も話す戦地での栄光話。あんなに目の前で笑ったり怒ったりしていた祖父の形が無くなったことを自分なりにずっと考えていた。

『とても忘れられない それだけが確か』
祖父の死から3年経ち、直後のように考え込むことは無くなった。
だけど、祖父のことは忘れられないし、それが確かであることを言い聞かせてくれる。

「歌詞がグサッとくる」とはよく言うが、いつもこの歌詞が心に刺さり祖父との思い出を心からえぐり出してくる
米津玄師はLemonであまりにも有名になった。
少し遠くへ行ってしまったと思ったファンも少なくないと思うし、私もその一人だった。
しかし、先日母からこんな連絡が来た。
それは、母の車のラジオでたまたまLemonがかかった時のこと。
他の曲にしようとしたところ、一緒に乗っていた甥(3歳)が
「僕とひーちゃんの好きな曲だからこれがいい」と言ったそうだ。

ここまでLemonという曲は世に出回り、そして祖父が亡くなった当時、おしゃべりもまともにできなかった甥はLemonをハナウタで歌えるくらい成長した。

そして少年よ。今君が夢中で踊って何度も見せてくれるその曲。
保育園でもたくさん踊っている曲。その曲も、Lemonのお兄さんが作ったんだよ。
大きくなったら一緒に米津玄師のライブへ行こう。
 

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい