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2017年6月16日

れな (20歳)

唯一無二の存在

[Alexandros]と"city"との出会いとあの時の想い

10代中頃、魔法の音のようなアルペジオから始まるある曲を聴いた。

[Alexandros]の”city”だ。

当時の名前は[Champagne]。存在はもちろん読み方さえ知らなかったこのバンドの”city”という曲を初めて聴いたとき、私は一気に引き込まれた。
それから今現在までずっと特別で大好きなバンドであり、曲である。

ファンになってからは彼らの音楽が自分の中にある事が当たり前な生活になり、地方在住だったが貯めたお金で彼らのライブへ行くために東京へ遠征もした。
そんな生活が続く中、突然の発表があった。

2014年3月25日

上記の数字に見覚えのある人もいるだろう。
この日にファン感謝祭『Premium V.I.P. Party』がEX THEATER ROPPONGIにて行われた。
そしてVo.&Gt.の川上洋平(以下、川上)から驚きの言葉が放たれた。

『バンド名が変わります。』

私は実際にこのライブへ足を運んでいなかったが、このことを聞き驚きのあまり頭が真っ白になった。そしてショックだった。私自身[Champagne]というバンド名がとても好きで、シャンペという愛称でずっと呼んできて愛着もかなりあった。[Champagne]と共に過ごした。それにせっかく広まってきたこのバンド名を改名してしまうなんて。

新しいバンド名が発表される3日後に控えた初武道館公演までずっとドキドキしていた。ずっと改名についてマイナスの方へ考えていた。

しかし川上は、

『バンド名が変わったからと言って、俺ら4人が変わることは無いし更に精進して行く。相変わらず世界で一番になりたいと思っている。』――改名時の発言より

と、改名をかなり前向きに捉えていた。
ピンチかと思われることもチャンスに変えてしまうバンドだ。
 
 

それから数年後、新たな客層も増えバンドシーンを率いつつある[Alexandros]は Tour2016~17 ~We Come In Peace~ を行った。
私はこのツアーに9公演行き、毎回毎回違った、まるでドラマのようなライブを約半年間観てきた。そしてこの間、無事幕張メッセ公演にてツアーが終了した。

その幕張メッセ2日目ツアー最終日。Wアンコール”You’re So Sweet & I Love You”で、英国の国歌とも称されるOasisの”Don’t Look Back In Anger”が思い浮かぶような大合唱をメンバー+オーディエンスでした後に、幸せで満ち溢れそのまま「遂にツアーが終わってしまった。」と思った。

しかしその後、聴こえてきた音は、川上が奏でるあの”city”のアルペジオだった。
いつもはDr.庄村聡泰によるドラムの音で「次はcityかな。」と勘づいてしまうのだが、この日は違っていきなり”city”が演奏し始められオーディエンスが一気に沸いた。その時私は嬉しくて思わず涙がこぼれた。

また、改名時の
『俺ら4人が変わることは無い』
という言葉の通り、”city”が彼らのアイデンティティを確立し俺ら4人が[Alexandros]だと意思表示をしていると思った。
それと同時にツアーの最後の最後にを”city”演奏した理由もなんとなく分かった気がした。
 
 
 

以前、川上は自身のブログで

“city”という曲の最後は「おう、聴いてくれてありがとな。でもこの歌を聴き終わってイヤホン外したらもうあとはお前の番だ。この曲は何にも助けてくれないぞ。」―― あれきさんどろす日記より

と、綴っている。

リスナーに対して甘すぎずあくまでも曲で後押しをするだけで、まるで自分の人生は自分でなんとかしろと言っているような彼らのスタンス、そして2万人以上を収める幕張メッセや海外でもライブをしてもまだこれは通過点だと言い、もっと大きな会場で、世界一だということを証明するまで、というこの貪欲さ。
更に2016年11月に発売したアルバム『EXIST!』では、ジャンルに縛られず多岐に渡る曲が収録されている。こんなバンド彼ら以外に見たことが無い。
 

そんなノンストップで上へ上へと進み続ける彼らに振り落とされないようにずっとついていきたい。

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