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今、改めて土屋アンナの話をしよう

歌手活動への期待を込めて

皆さんは土屋アンナという名前を聞いてどのような姿を浮かべるだろうだろうか。ランウェイを颯爽と歩くモデルとしての姿。映画で様々な顔を見せる女優としての姿。はたまたバラエティ番組などでサバサバとトークに花を咲かすタレントとしての姿かもしれない。ただ、今回は音楽文への投稿ということで歌手の土屋アンナに焦点を当てていく。オリジナル作品は2014年に発売されたミニアルバム“LUCIFER”、そしてその後は2015年カバーアルバムの“NAKE’d 〜Soul Issue〜”、2017年配信限定ライブアルバム“The 15th Anniversary Live Tour 「COLORS」”を最後にリリースが途絶えているので、新作を期待する意味でも彼女の魅力に迫りたい。

彼女のキャリアにおいて一番注目されたのは2006年アニメNANAの歌唱シーン担当となり、そのオープニングテーマとなった“rose”ではないだろうか。彼女のオリコンシングル売上ランキングでも1位となっている。彼女のビジュアルも相まって、担当キャラクターである大崎ナナのイメージをしっかりと継いだロックチューンとなっている。またエンディングテーマにも使われた”黒い涙”は壮大なロックバラードになっており、彼女の少しハスキーながらも優しさの溢れる歌唱が映える一曲だ。

それから遡ること4年、彼女の歌手活動はSpin Aquaというバンドから始まっていた。hide with Spread BeaverやVAMPSなどでお馴染みのギタリストKAZが彼女を誘って結成されたものである。残念ながらその活動は約2年後、彼女の結婚/出産に伴い事務所の意向で終止符を打ってしまったが、キャッチーでありながらも少しクセのあるKAZのメロディーに、当時の若々しくも芯のあるアンナの声がうまく混ざり合い名曲も多いので興味を持った方はそちらも是非チェックして頂きたい。

時間は再び戻り、大崎ナナのイメージが強かった1stアルバム及び“ANNA TSUCHIYA inspi’ NANA (BLACK STONES)”名義の同タイトルアルバムを経て、彼女はポップテイストの曲も多く発表していく。第一興商のCMに使われた“sweet sweet song”や自身も出演した資生堂のCMで流れた“Brave vibration”などは耳にしたことがある方も多いだろう。強く格好いいだけでなく、可愛いという魅力も大きく出していった時期と感じる。

そんな彼女が次に見せてくれたのは彼女の素に近い楽曲たちだった。auのCMにも使われた“HEY YOU!”では“いつでもそこそこ遊び まじめにとるほが馬鹿じゃない?” “それを責めてもいいけれど あたしそういう人だから!”とコミカルに歌い上げる。バラエティ番組で見せる彼女のイメージに一番近いものであろう。

そんな彼女の近年の楽曲及びライブパフォーマンスで最も感じるものは、溢れんばかりの愛情である。彼女の音楽のルーツの一つには幼少期に参加していた讃美歌がある。そんな彼女が2011年の東日本大震災から3年後の2014年3月11日にリリースしたミニアルバム“Sugar Palm”はそんな彼女の優しさや愛情を存分に楽しめる作品となっている。ゴスペルコンサートやブルーノートでのライブなど成熟された雰囲気を作り出すパフォーマンスも多いので、またライブ情報などが発表された際には是非足を運んで頂きたい。
 

今回は彼女のキャリアをざっくりといくつかに分けてそれぞれの魅力に迫ってみた。格好よさ、キャッチーさ、ポップさ、素の表情、そして優しさや愛情など様々な魅力を見せてくれる歌手土屋アンナ。いつになるかはわからないが、まだ見ぬ新作を心待ちにしながらこの文を締めさせていただく。

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