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NUMBER GIRLの演奏を聴いた

2019.8.18 日比谷野外音楽堂(場外)

新千歳から羽田に移動し、ホテルで仮眠を取った後、ナンバーガールの演奏を聴いた。音源で何度も聴いた演奏を、生まれて初めて体感した。序盤、メンバーは冷静に呼吸を整えているよう。聴こえてくるのは確実にナンバーガールの音だが変化も感じる。ひさ子のギターはしなやかさ(優しさ?)を得て、向井はやっぱり今の向井だ。徐々に演奏が凄みを帯びていく。ナンバーガールのライブに立ち会っている実感と、現実感のない曖昧な感覚が残る。向井のコール、omoide in my headのイントロ。嗚咽が出るほど泣いたのはいつ振りだったか。何の涙か分からなかったが(沢山の理由があって言語化しにくいのかもしれない)今の自分に深く刺さった。本当に、かっこいい演奏。皮肉屋な自分が心から素直にそう思える。嬉しい。ナンバーガールが演奏している。YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWINGは進化を感じた。昔よりBPMは落ち、代わりにセンチメンタルの濃度が高まっている。今のメンバーがライブをしていることを実感した。大好きな透明少女。若干遅めのテンポで入ったひさ子を、後から来た向井がもの凄いスピードでぶち抜く、すぐにメンバーが反応して追い付き1つの塊になる。これだ、これこそが。アヒトのドラムが勢い余って乱れる。ネガティブな感情は湧かない。憲太郎のいる安心感がすごい。やっぱり圧倒的なベースだ。テンポが乱れても演奏は崩れない。むしろ、そのうねりが「今」を強く感じさせる。最高、これこそがバンドだ。ずっとこれを観たかった。終盤、演奏は更に鋭さを増し、気づくと向井の声に青さを感じるようになっていた。小細工無し、バンドの身体能力だけの真っ向勝負。昔かっこよかったバンドではなく、今、この時代でもかっこいいバンドが活動している。そして、これから更に進化していく強い予感がある。再結成に感謝しかない。次のライブを心待ちにしながら、お盆休みは終わった。

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