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amazarashi あまざらし

言葉と心 生と死 

amazarashiは好きですか。

愛していますか。

amazarashiを聴く前に、自分自身に問いかける。

amazarashiを聴くようになって6年。

私は『好き』『愛してる』といった気持ちではない何かをずっと考えてきました。
私にとってamazarashiは命と同じ。
そう表すしかないほどの音楽だから。

その『何か』と向き合い、綴っていきます。

一番最初の出会いは『ジュブナイル』で、その前からamazarashiというバンド名だけは知っていましたが『ジュブナイル』のサビの前で聴くことを断念…いいえ。当時、聴くことが恐かった。
核心に迫るような、突きつけるような真っ直ぐさに対して聴く側の私の覚悟は全く足りませんでした。

それから『あんたへ』が発売になり、その当時の私は命について答えのない答えを考えていたとき。

『そうだろう 今辛いのは 戦ってるから 逃げないから
そんな あんたを 責めることができる奴なんてどこにも いないんだぜ』
 

頑張れとも違う、現状に納得がいかないながらもそれぞれのやるべきこと、目を背けてしまいたくなる日常生活を忘れさせない熱さと距離感に衝撃を受けました。
それから過去の作品、もちろん『ジュブナイル』が収録された『ねえママ あなたの言うとおり』も緊張しながらじっくり聴き、聞き流すことなんてできない音楽と胸を掴まれるような圧迫感。

いかに形だけの言葉に苦しんでいたか、心がなかったら傷付かず平然と生きていられるのにと思った日々にさよならできたこと。

amazarashiは『悲しい』『苦しい』『生と死』『出会いと別れ』『嬉しい』『ありがとう』『ごめんなさい』人にあるすべての感情の変化やなぜこうなったのかこう思ったのか。その大切な間をしっかり歌っている。

生きたい。死にたい。

そこに行き着くまでの感情を決して無視しない。

死にたいと言えば甘えだと言う。
それは生きたいと思えば思うほど同じぐらい死にたいと。

それでも今、こうして自分がいるのは。

ずっと希望をなくさずに、嫌でもくる明日を迎えてその迎えた今日に予想もしなかった喜びに気づいたりするから。
とりあえず、明日に繋げるために今日と今日を結んできた。

夢すらもてない、愛すら知らない。

目を向けて音楽を鳴らし続け、心の蓋を開けるきっかけを、生半可ではない人との向き合い方は『人』であるからできること。
 

『この電車を止めた自殺者には舌打ちか』
メーデーメーデー

人の命。
テレビでは胸が避けそうなことが連日。
しかし、どこかで自分本位に考えていないかと問いかける。
重さをはかったり、数ではなく、自分の国じゃないからと自分の知らない人だからと。

そう思って生きていないかと。

偽善者と呼ばれても、私はこの心を渡さない。
何度も何度も捨てきれずにいたこの心を。

思い出は大嫌い。
まだ笑い話にもならない未熟なこと。

心があるから、傷付いた。
心があるから、音楽に震えた。
心があるから、人なんだと嬉しくなった。

自分の意思さえも消されてしまいそうな雰囲気だと思う。
個性を大切にしましょうから協調性をと変わっていく。
器用に生きた先に、私はいないなと悟る。
誰も傷つけたくない。
だから、痛みを知っている分、私の心は誰かを守れるのかもしれない。

amazarashiの音楽は広まってほしくない。
一人でも多く。届いてほしいという気持ちだ。
消費なんてもってのほかで、この命がこもった音楽を、言葉を利用せずに命を歌う言葉を、歌を。

今、自分が立つこの場所は誰かのお墓。

人知れず、さよならも言えずに眠る。

『あなたじゃなくて良かったと思う僕は やはり浅ましい人間でしょうか』
千年幸福論

すべての人が幸せに。
大切な人の無事を知り、それで良かった。
そんな自分に怯えることが多々あります。

毎日。それは生まれて、終わりを迎える。

すれ違う人はそれぞれの事情がある。
他人だけど、そう思う。
amazarashiのライブで、私を含めて聴きに来ている皆さんの声に耳を澄ませる。
amazarashiを聴きに来ている。というひとつの共通点。
知らない人がその理由でひとつの場所に集まっている。
光と秋田さんの声、確かにいるamazarashi。
ライブは待った日数に比べると短い。しかし、それこそ命にふさわしいことなんじゃないかって。
amazarashiを聴いて『生きよう』と泣き笑いを浮かべて現実を生きる。
ライブ帰りの最寄り駅はamazarashiについての話でいつも溢れている。

『生きるしかないね、生きるわ私』

遠くから聞こえた声に何度も頷く。

人それぞれ。私は音楽を選んだ。

『明日を変えるなら今日を変えなきゃ』

『僕が死のうと思ったのは まだあなたに出会ってなかったから』
『あなたのような人が生まれた 世界を少し好きになったよ』
僕が死のうと思ったのは

私も、amazarashiに出会えた世界を少し好きになりました。

『今君は日陰の中にいるだけ ただそれだけ』
光、再考

いつしか日陰の中にいて、太陽が降り注ぐ地面に足をつけていない。
暗闇にいるのではなく、足を踏み出せば光が降り注ぐこと。
きっと最初は暑く感じるだろう。
でも、それも生きているからこその。
ただそれだけだから。

つらくなかったら、amazarashiは聴かなくなる?
いいえ。
いつか誰かといる幸せや、まだ知らない何かに気づいて感動したとき。
私はamazarashiを聴く。

amazarashiはいつだって、希望を歌っているから。

雨に濡れたら泣く。
晴れたら笑う。
生き続けて、まだ未熟な私の命のことを考え続ける。

次のライブでは、少し成長した自分でamazarashiを聴きたい。

また次に生きて会う約束をするために。
 
 
 
 
 
 
 
 

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