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辿り着くのは、『ふたりごと』

RADWIMPS愛は、止まらない。

私は、RADWIMPSの曲の中で、表現は、おかしいが、ずっといつまで経っても『ふたりごと』が一番好きだ。

RADWIMPSに出会って、何年になるんだろう?
13年くらいになるのかと思うと感慨深い。私の人生の最大の転機でもあったその時期に、初めて聴いたのは、『25コ目の染色体』だった。
タイトルが、独特で、染色体って、確か23個だったよね、と思いながら聴いていた。
『最大公約数』も歌詞が好きだ。こんな詞を書く人って、理数系なのかな?と思っていたら、そのRADWIMPSという4人組バンドにハマっていた。
そして、『ふたりごと』に辿り着く。

私が5歳の時、両親が離婚して母親に引き取られたのだが、なぜか私が小学生になったある時、寝落ちしそうな布団の中で急に母親に「あなたは愛されて生まれてきたんだからね」と言うような事を言われた。おぼろげな記憶ながら、その時の事を思い出した。
それは、

「私の命は二人の愛の証」

という部分だ。
なぜ母親が急にそんな事を言い出したのか、真意はもうわからないし、今思うと、現実だったのかも、定かではないが、 母親は、自分自身にも言い聞かせるように呟いていたような気がする。
子どもながらに、じゃあなんで離婚なんかしたんだと思っていた。

まだ、よーじろー(親しみを込めてこう表記させていただきます)は、二十歳くらいで、
「50になっても同じベッドで寝るの」
とか、どことなく結婚を思い起こされる歌詞を書いてしまっている事や、当時、友達とああだこうだ言ってた、六星占術や大殺界という言葉が出てくるのが、印象的だった。

その後、ずいぶん経ってから『ふたりごと』の続編曲『メルヘンとグレーテル』を聴いた。

そのまま、ふわふわとつかず離れずという感じで、ラッドの音楽に触れていた。
CDや映像作品がリリースされると、手に取っていた。
そんな私は、ふと気付くと、『ふたりごと』を口ずさむ。

そして、未曾有の大地震が起きた。

ほぼ毎年、3.11に、YouTubeに曲をupするよーじろーがいた。
毎年あの、想像を遥かに超える大災害を思い出しながら曲を聴くと涙が止まらなかった。
よーじろーは、どんな想いで、曲を作っているんだろうと、想いを馳せながら。
 

そんな中で、一度だけ、もうRADWIMPSを聴くのを止めようと思った事がある。
ずっと、忘れられない『五月の蝿』をリリースした時だ。
CDジャケットを見て、曲を聴き、MVを観て、もうこれからラッドは聴けないかもしれないと感じた。
よーじろーの歌う歌詞が、あまりにも苦しかった。「何があったの?」と聞いてみたかった。
ただただ、傷つきそこから、血が滲み出て行くような感覚。
世間もこの曲に、ざわついた気がする。
今までとは違う、私が知らないようなよーじろーが、そこにはいたように感じてしまった。

でも、“×と○と罪と”がリリースされると、やっぱり聴いてしまった。
『いえない』から始まるそのCDには、またラブソングを奏でるよーじろーがいた。
そして、アルバムを何度も聴くうちに、『五月の蠅』も受け入れられている自分がいた。

RADWIMPSは、RADWIMPSの音楽を確立していると思う。もう始めからジャンルにさえなっているように思ってしまう。
聴いていて「あ、ラッドっぽいな、このバンド」と感じてしまうバンドが多いと思う事がある。
リスペクトなのか、オマージュなのかわからないが、もう世の中の音楽は、飽和状態なのかな?とも感じている。
 

映画“君の名は。”のヒットと共に、映画音楽を全て担当したRADWIMPSは、『前前前世』で、TVのクイズ番組の問題になってしまうくらい、全国区、老若男女が知る事になった今でも、よーじろーらしいと思ったのは、『PAPARAZZI~*この物語はフィクションです~』という曲だった。
『五月の蠅』くらいMVに衝撃があった。
でも、今回は「何があったの?」とは、感じなかった。
よーじろーの気持ちが、可視化されたような気がした。
 

“君の名は。”から、3年経って、また新海誠監督の映画“天気の子”の映画音楽を担当している。
サントラで『愛にできることはまだあるかい』を聴いた。
今まで、造語のようなタイトルが多かったラッドが、なんともストレートなタイトルのラブソングを発表したと思った。
 

そして、映画“天気の子”を観る事が出来た。『大丈夫』が流れる中、泣いていた。
映画のラストに流れた、『愛にできることはまだあるかい』で、涙が溢れた。

「愛の歌も 歌われ尽くした 数多の映画で 語られ尽くした」

と歌っていたが、きっと、まだまだ、愛について、歌って行くRADWIMPSが、続いて行くような気がする。

それでも、私の中では、いつもふとした時に『ふたりごと』が流れ始める。

RADWIMPS愛は、止まらない。

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