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back numberに出会えたこと

子供の悩みかもしれない。でも私が辛いとき、確かにback numberがいた。

私は今、高校生だ。
まだまだ子供かもしれない。
私が抱えてきた悩みは大したことないかもしれない。
でも、私が辛いときには確かにback numberがいた。

私は中学生のころ、部活に打ち込んでいた。毎日、部活のことばかり考えていた。部活が楽しくてしょうがなかった。結果がどうというより、仲間と、真剣に取り組むことが幸せでしかたがなかった。もちろんきついことの方が多かった。でもわたしはあの充実した生活が大好きだった。先輩が引退し、部長に抜擢され、新チームで意気込んでいた。

しかし、中学2年生の冬、わたしは怪我をした。
冬は体力をつけて、最後の夏に向けて体を作る時期。
それなのにわたしは怪我をした。

怪我をしても、初めの方は正直たいして深く考えていなかった。「練習休める!」とさえ思っていたほどだ。
でも、みんながどんどん成長していく中、わたしは1人孤独を感じた。達成感を感じられなくなった1人のリハビリは少しも楽しくなかった。部長としてもなにも出来ない。みんなと一緒に練習も出来ない。辛かった。苦しかった。

そして私は次第に心を閉ざしてしまった。
部活で笑うこともなくなり、休みがちになり、教室でもマスクをして下を向き、休み時間になると教室を出て。
家族にも当たってしまった、リハビリの先生にも当たってしまった。病院で爆発してしまったこともあった。

そんなときにわたしは【SISTER】を聴いた。
以前からback numberは好きだったし、カラオケに行けば必ず歌っていた。でも、この時に聴いた【SISTER】は違うものだった。その歌は「頑張れ」なんて言わなかった。「ああ 僕は知っているから」と言った。
気がついたら泣いていた。こんなに涙って出るんだ、と思うほど泣いた。何時間泣いていたか分からない。

「負けないで」「君が費やしたすべてが意味を持つその時まで」
そうだ。わたしはここまでやってきたんだ。まだ負けられない。次第にそう思えるようになった。

相談に乗ってくれる人はいた。気に掛けてくれる友人も、先生も。その人たちにはほんとうに感謝している。
その人たちは背中を押してくれた。

わたしは寄り添ってくれる先生に出会うことが出来た。

こんなことを言うのは申し訳ないが、相談に乗ってくれた多くの人はどこか他人事で、私の気持ちなんて分かるはずもない。そう思っていた。

でも、back numberは違った。本当に寄り添ってくれて、私のことじゃないか。と思うほどに心の固くなったものをほぐしてくれるような、私の隣で歩いてくれるような気がした。

そのお陰で、わたしは無事、部活に復帰し、最後の大会まで全力を尽くし、引退することができた。

【SISTER】に出会えたことで、わたしはゆっくりだが、振り返りながらも前に進むことができた。

back numberに出逢えたことは、言い表せないほどに幸せで、なんと言っていいかわからないが、すごい出来事だった。
 

それからは、どんどんback numberにはまっていった。
「はまる」という言い方は、少し違う気もするが、私の毎日の中に欠かせないものになった。

以前は、好きなアーティストのひとつであったものが、
次第に、もっと大きなものになっていった。
 

そんな中、私は高校生になり、NO MAGIC TOUR 2019 が始まった。

私にとって、初めてのツアーである。

楽しみで仕方がなかった。でもどこか不安のようなものもあった気がする。

それでも時は流れ、いよいよ私の参戦する公演になった。
 
 

ボーカルギターの依与吏さんは、こう語った。
「今すぐ記憶から消し去りたいような最悪な日に心の深いところで寄り添えるバンドになりたい。」と。

「ああ、だからか」と思った。
あの日、私にとって最悪な日に、彼らは寄り添ってくれた。他のアーティストの曲を聴いても、他人事のように聴こえていたけれど、彼らは私の心の奥まで来てくれた。自意識過剰かもしれないが、私にずっと寄り添ってくれていたのだ思う。
 

あのとき、彼らの楽曲は、彼らの話は、私の心に真っ直ぐに届いた。

MCの途中で和也さんをいじり出す依与吏さん、
恥ずかしそうに笑う和也さん、
後ろで楽しそうに笑う寿さんを見て、

わたしは一生、back numberを聴き続けるんだろうな

と思った。
 
 

私が彼らに助けられていること、いつかちゃんと伝えたい。

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