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名前ぐらいしか知らないアーティストだったのに

8/11のロッキンで私に大インパクトをもたらしたUVERworld

音楽文を書くぐらいだからさぞかしUVERworldが好きで一曲一曲聴き込んでいるんだろうと思われる人もいるかもしれない。
しかしタイトルの通り、私にとってUVERworldというアーティストは、名前ぐらいしか知らない存在だった。

8/10~8/12の3日間参加した、ロッキング・オン・ジャパン・フェスティバル(以下「ロッキン」と略す)。
8/11、GRASS STAGEという一番大きなステージでトリを任されているのだから、きっと大物アーティストなんだろうと軽い気持ちで足を運んだ。
ところがそれが、期待以上の興奮と感動をもたらしてくれたのだ。
 

観客の皆さんはほとんどずっと、手を振り上げて歌ったり叫んだりしていて一体感があった。

私は、申し訳なかったが、一曲も知らなかった。

しかしボーカルの人は唄もMCもとても熱がこもっていて、曲中の叫びもさることながら、次にやる曲の紹介や、その曲を書いた時の気持ちも熱く語ってくれた。

だから知らない曲ばかりが続きながらも、スクリーンに映し出された歌詞を追いながらその熱を受け止めようとしていた。
 

ボーカルのTAKUYA∞さんは、曲間のMCで以下のようなことを言ってくれた。

「今日初めてUVERworldに会った人やUVERworldの曲を知らない人もいるかなと思って、聞いたことのありそうな(有名な)曲もやったけど、それでも知らない人はいるよな。でもいいんだ、UVERworldの歴史からしたらまだ早く見つけてくれたんだ。これからUVERworldを知ってもらえればいい」

「誰一人落とさずUVERworldの音楽に連れていきたい、UVERworldのファンの人は一緒に唄って(新規の人を)連れて行ってくれよ」
 

UVERworldのことをよく知らない私でもここにいていいんだと、温かく迎えてくれるようだった。

ファンへの強い信頼も垣間見えた。
実際、唄っている人も多かった。
例えば「PRAYING RUN」という曲では
“全部やって確かめりゃいいだろう”
という歌詞が何度もあって、この部分は特に熱が大きいように感じた。
後半は、初聞きの私でも声が出せるほどだった。
 

一方、まだロッキンに出演できなかった頃、TAKUYA∞さんは端の方からGRASS STAGEを眺めていて、良い音楽を聞く度に悔しがって涙して、それでも負けられるか!と自分たちの音楽を突き詰めていったらしい。

ロッキンとは色々縁があるようで、
「ロッキンがくれた反骨精神や悔しさや喜びがあるからこそ自分たちはここに立てている。恨みはなく感謝でいっぱい」

と言っていた。

このように、心の内を飾らずありのままを見せてくれた時は、なぜかうるっときてしまった。
 
 

煽られるというか、無理にテンションを上げられる雰囲気が苦手なのは今もそうなのだが、UVERworldは初めての人にも配慮してくれて、人間味もあって親近感があった。
 

ちなみに、初めて聞いた曲の中でも特に印象に残ったのは「7日目の決意」という曲。
“君は冬の夢を見て鳴く蝉”
という歌詞は何回か出てくるフレーズで、季節感が一致していなくて逆に気になったのだ。
叶わない夢でも叶うと信じて、夢を願うことで強くなれる部分もあるのではないか…。
そのような力強さを感じる。
 

UVERworldの公演の感想を当日Twitterに投稿したら、UVERworldのファンの方々(「Crew」というらしい)から反響があり、私はそのことも含めて感動したのだ。
Crewという単語が意味するように、「仲間」、温かく迎えてくれるようだった。

今年のロッキンにおける大本命のアーティストは、UVERworldではなかった。
ところが、今回私がそうだったように、新しい出会いがあって、その時だけの感動がある。
あまり良く知らないアーティストとも触れ合える。
それがフェスの良いところではないかと思った。

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