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葛藤は人間の本質だ

乃木坂46、夜明けまで強がらなくてもいい

なんとなく、YouTubeを開いて乃木坂46の新曲、「夜明けまで強がらなくてもいい」を聞いた。本当になんとなくだ。一聴して、暗い曲だと思った。それなのに、なぜか込み上げてくるものを感じた。
ああ、この曲のいいところはどこまでも迷い続けているところだなと思った。
<誰に相談しても考え過ぎだと言う 自分をどうやって 認めればいいのか>
<当たり前のように出来たことが 自信がなくなって 部屋を出たくない 情けない自分が 腹立たしく思えて 命の無駄遣い誰に謝るか>
この曲はずっと自分の存在や価値に迷い続けている。普段は明るく振る舞うアイドルが、元気いっぱいの乃木坂46が、頭を抱えて悩み苦しんでいる。まるで普通の人間みたいに。悩みがなさそうで元気がいっぱいな人ほど葛藤を抱えているのかもしれない。よく見えないだけで。

かといって、誰かの前に立つ彼女たちが特別悩んでいるわけではない。なんとなしに毎日を生きている僕たちもそうだ。毎日毎日すり減った心で、疲れ切った身体で生きている。いつか変わる、いつか幸せになるという綺麗事を信じて毎日過ごしている。信じているつもりなのに突然不安はやってきて、疑いに変わる。このまま過ごしてても何も変わらないんじゃないか。ずっと苦しいままこの人生を終えるんじゃないか。

こんな心の闇に対して、「夜明けまで強がらなくてもいい」は、少しだけ光を用意してくれている。そう、夜明けまでは弱いままでいい。<暗闇は涙を捨てる場所>であり、感情を我慢しなくていい場所だと教えてくれる。<夜明けまではさあ カッコ悪くていい>。それでもまた朝日が昇るたびに、今日こそは自分らしく生きると決意を持って生まれ変わろう。それが秋元康が、乃木坂46が、僕らにもたらしてくれる光だ。

毎日毎日必死に生きて、傷だらけになって、何度倒れてもいい。夜になったら涙を流してボロボロになってもいい。新しい朝日が近づけばまた新しい気持ちで立ち上がろう。そしてまた傷ついたらここに戻ってこよう。人間はそんなにいつも強い必要はないのだから。いつかそんな綺麗事が本当になりますように。
乃木坂46「夜明けまで強がらなくてもいい」、迷いながら生きている全人類におすすめしたい。

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