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君が歌うから世界は輝くんだ。

なんにもない私の青春を救ってくれたハンブレッダーズ

私には、大好きなロックバンドがいる。
彼らの音楽を初めて聴いた時の衝撃は、今でも忘れない。
動画サイトで色々なバンドのMVを漁っていた時、
なんとなく目に止まったサムネイルをタップしてみた。
再生された曲を聴いて、これは運命だと本気で思った。

“ DAY DREAM BEAT / ハンブレッダーズ ”

イントロから、好きだと思った。
最初は「良いバンド見付けた!ラッキー!」と思った。
けれどその曲は、今までに聴いたどんな曲よりも
自分の事を歌っている曲だと感じた。
歌詞に共感する事はあっても、まるで自分の事を歌っているのではないか、と思ったのは初めてだった。

“ 幾千回 脳内でリピート再生
余すところなく丸暗記したミュージック ”

“ 友情も努力も勝利も似合わない青春に
仕方がないから鳴らされた革命歌 ”

きっと、誰もが想像する青春というのはキラキラ輝いているものだと思う。かくいう自分もそうだった。
中学生になったら、高校生になったら、漫画のような青春を送れるのだろうと期待していた。
クラスメイトがしている昨日のテレビ番組の話なんて、
ちっともついていけない。そんな自分が惨めだった。

でも彼らは、キラキラした青春なんて歌っていなかった。
まるで自分と同じように、教室の隅っこにいるような4人が集まったバンドなんだろうと思ったし、
そんな4人が掻き鳴らす音楽は、とてつもなくかっこよくて、衝撃的だった。

“ ひとり 登下校中 ヘッドフォンの中は宇宙
唇だけで歌う 自分の歌だとハッキリわかったんだ ”

ただでさえ重たい身体に、重たいリュックを背負って、
億劫な気持ちで電車に揺られる朝も、
友達とキャピキャピした声で笑いながら寄り道なんてせず、家に向かって早足で歩く帰り道も、
いつもイヤホンから音楽が流れている。
好き嫌いというよりも、それは自分を肯定してくれる、
支えてくれる、必要不可欠なものになっていた。
そんな毎日を過ごしているのは、自分だけじゃないんだ。
その日から毎日の登下校を少し彩ってくれるのは、
全てハンブレッダーズの音楽に変わっていった。

DAY DREAM BEATを聴くといつも思う事がある。
2番のサビの歌詞、“ ひとり 登下校中 ヘッドフォンの中に夢中 音も出さずに歌う ”

““ 君が歌うから世界は輝くんだ ””

この“君”は私にとってのハンブレッダーズ。
辛い時、悲しい時、なにより私を支えてくれているのは、紛れもなくハンブレッダーズの音楽だ。
背中を押してくれるというより、寄り添ってくれる音楽。

“ たった一秒のあの旋律が たった一行の言葉遊びが
揺蕩う僕の光になったんだ ”
本人達に直接言える日は来ないかもしれないけれど、
ハンブレのおかげで毎日が変わった事、世界が変わった事、
いつか伝えられたら良いな、と思っているし、
たくさんのありがとうで溢れている。

あの時が無かったら、いや、もしあったとしても、
私が孤独な春を送っていなかったら、
こんなにも衝撃を受ける事は無かったかもしれない。
性格の悪い発言になってしまうかもしれないけれど、
教室の真ん中でふざけているあの人にはきっと、
伝わらない音楽だ。それでいい。むしろ、それがいい。
クラスの誰にも教えない、私だけの楽しみができたから。

ハンブレを好きになって、何度もライブやフェスに行った。
あの空間、あの瞬間だけは、日常の何もかもを忘れられる。
普段の自分とは違う、拳を突き上げて歌う自分を見付けた。
今日ここに来ている人達も、
自分と同じような毎日を送っているのだろうか、
孤独な学生時代を過ごしていたのだろうか、
それとも凄く好きな女の子がいたのだろうか…
会場に行くといつもそんな事を考えてしまう。
ライブでは、友達もできた。教室の中とは違って、大好きな音楽を共有できる最高の友達。
ハンブレのおかげで、何もかもが本当に変わった。

“ 瞳を強く閉じる 掌に汗が滲む 何故か顔が綻ぶ ”

“ 孤独な春に閃光が走ったんだ ”

ステージの上で最高で最強の音楽を奏でる4人は、
世界で一番かっこいい。宇宙で一番輝いている。
初めて行ったハンブレのライブの帰り道、生きてて良かったと、本気で思った。そして、ハンブレがいるから、この先も頑張ってみようと思えた。
辛い事があっても、嫌な事があっても、その時はきっとまたハンブレが助けてくれるから、大丈夫だ。きっと。

“ さよならなんて 今すぐ撃ち抜けミュージック ”

出逢えて良かった。大好きです。
続けてみることにしてくれて、本当にありがとう。
続けた先で、また会えるように、こどものままでおとなになろう。

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