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ビッケブランカと私たち

彼のつくったFEARLESSな音楽の旅

雷鳴と不穏な音楽が聴こえる。
幕に彼の影が映る。
彼は敬礼、そしてカウントをとる。

曲が始まって幕が落ちた瞬間、私は確信する。
「これから音楽の旅に出るんだ。」

ビッケブランカはキャプテンハットを被り、ステージにはフラッグ、背景には大きな文字「FEAR」がある。
赤坂BLITZで行われたツアーファイナル。

アルバム曲はもちろん、定番の曲もあり。
バンドアレンジも、アコースティックもあり。

汗だくになって踊り歌い、座ってピアノも弾く。
観客は笑い、泣き、踊り、歌った。

、、、。
このままでは素人のライブレポートである。
私が言いたいのは、ここからだ。

何度か彼のライブに行ったことはあるが、
今回、改めて驚いたことがある。

私たち観客が「声を出す回数」だ。
ビッケブランカのライブでは、「ラララ」といったものではない、曲中にある歌詞や台詞を観客が発することが多い。
数えてみたところ、全18曲のうち9曲で観客が大きな声を出していた。

「Un Deux Trois!」
「Booyakasha!」
「F××k you!」
「No!No!No!」

それはまるで、本当に全員で航海しているように。

「この旅、まだいけるか?」という彼の問いに、
「もちろんだよ船長!」と返事をするように。

旅も終盤、「THUNDERBOLT」が始まり、ビッケブランカと私たち全員で拳を突き上げ、力強く歌う。

曲の最後に彼は言った。
〈We know we can be anything we want!〉

"俺たちはわかってる。
何だってなりたいものになれるって。"

全員で言った。
〈We know we can, yeh!〉

ビッケブランカと私たちは、困難にぶつかって倒れてしまっても、再び立ち上がれる力を持っている。

嫌になっても、逃げたくなっても、その恐れと向き合う力を持っている。

そうして前を向いたとき、
落雷が「FEAR」を打ち砕く。

彼は、ニヤっとしていた。

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アンコールの最後に彼は、
「幸せになってください!」と言った。

そうだ、ライブは終わってしまっても、
私たちの生活はずっと続くのだ。
私たちは別々の場所から赤坂BLITZに集まり、
ライブが終わればまた別々の場所に戻る。

「ビッケブランカと私たちのFEARLESSな音楽の旅」

それは心の中でずっと続く。

そしてときどき彼のもとに集まり、
私たちは声をひとつにして返事をするのだ。

「ビッケブランカの音楽が大好きだ。」
という気持ちを込めて。
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