YELL~エール~
コブクロが教えてくれたこと
2019年6月19日
15
大事な人との別れとは辛いものだ。
人生において出逢い別れは必ず起こる。
あなたにもそんな体験がきっとあるだろう。
先日、大好きだった部活の先輩方が卒部された。
彼女らは自分自身に深い影響を与えた大きな大きな存在だった。
私は演劇部に所属している。
演劇部は皆で一つの作品を作り上げるという、チームワークが重要なカギとなる部活である。
そこで、私は先輩方と出逢った。
皆と時には笑ったり、時には涙を流したり、怒られた日だってあった。
失敗ばかりをする、ポンコツな私を励まし支えてくれた。
思い出は星を数えるくらい無数にあった。
そんな日々を過ごす度、別れというものが怖くなった。
こんな、楽しい日々もいつかは必ず終わってしまう。
そう考えると別れというものはただただ悲しい。
そういうものなんだと私は思った。
部室のカレンダーをめくる度、胸は締めつけられる。
そしてついにその日は来てしまった。
先輩方の最後の上演。
上演が終わっての先輩方の挨拶。
涙が止まらなかった。
こんなにも別れというものが辛いことを知った。
もう、このメンバーで笑える日は無くなるのか、、
もう、このメンバーで同じ舞台に立つことは出来なくなってしまうのか、、
そう思えば、目から溢れ出る涙は止まることがなかった。
それほどに私には深い想いがあった。
先輩方が卒部され、新しい新入生も入ってきて私たち演劇部は新たなスタートを切った。
しかし、心のどこかにはぽっかり穴が空いたようだった。
そんな時、私は両親に連れられコブクロのライブに参加した。
母親がもともとデビュー前から好きだったのもあり、ライブに家族で参加することは毎年の恒例行事とも言えるものだった。
今年で20周年という記念すべきツアーなので、過去から現在までの曲をいろいろと聴くことが出来た。
そこで、ある1曲に私は心を打たれた。
「YELL~エール~」
そう、新たな門出を祝うコブクロのデビュー曲だ。
この別れは、ただ先輩との別れではなかった。
私の中でもうひとつ恐れていたのは、後輩という甘えとの別れだった。
今まで、先輩という道しるべがあってそれに頼って進んできた。
ここからは、未知の世界。
自分たちで動かなければ、進まなければ、後に続く後輩たちに迷惑がかかってしまう。
責任のある立場である。
不安。不安。このままでいいのだろうか。
そう私は過去の自分と別れ、進むことが怖かったのだ。
そんな思いを改めて知った。
「見送る友の顔に目を伏せ 走り出す窓に もう戻れない その不安を 希望だけじゃ断ち切れないでいるけど」
あぁ、まるで自分みたいだと胸に突き刺さった。
もう戻れない 不安なんだ そう教えてくれた。
でも、そんな姿をコブクロはこう表現した。
「誇り高き勇者のよう」
門出には不安が付き纏う、それでも自分の進んだ道には間違いなんてないから夢を叶えて欲しい。
解釈は色々あるけど私はそんな思いを受け取った。
暖かみのあるメロディーとともに。
私は過去と別れを告げ進んでいく。
何があるかわからないし、きっと辛いこともたくさんあるだろう。
それでも間違いがないことを信じて進む。
なぜなら、そう言ってくれるから。
来年の今頃、私は卒部だ。
その時にどれほど綺麗な花が咲いているだろうか。
最後に先輩方と私へのYELL~エール~を
「今 君は 門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ 誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで 君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ 思い描くゆめのもよう いつの日にか その目に映せ」
人生において出逢い別れは必ず起こる。
あなたにもそんな体験がきっとあるだろう。
先日、大好きだった部活の先輩方が卒部された。
彼女らは自分自身に深い影響を与えた大きな大きな存在だった。
私は演劇部に所属している。
演劇部は皆で一つの作品を作り上げるという、チームワークが重要なカギとなる部活である。
そこで、私は先輩方と出逢った。
皆と時には笑ったり、時には涙を流したり、怒られた日だってあった。
失敗ばかりをする、ポンコツな私を励まし支えてくれた。
思い出は星を数えるくらい無数にあった。
そんな日々を過ごす度、別れというものが怖くなった。
こんな、楽しい日々もいつかは必ず終わってしまう。
そう考えると別れというものはただただ悲しい。
そういうものなんだと私は思った。
部室のカレンダーをめくる度、胸は締めつけられる。
そしてついにその日は来てしまった。
先輩方の最後の上演。
上演が終わっての先輩方の挨拶。
涙が止まらなかった。
こんなにも別れというものが辛いことを知った。
もう、このメンバーで笑える日は無くなるのか、、
もう、このメンバーで同じ舞台に立つことは出来なくなってしまうのか、、
そう思えば、目から溢れ出る涙は止まることがなかった。
それほどに私には深い想いがあった。
先輩方が卒部され、新しい新入生も入ってきて私たち演劇部は新たなスタートを切った。
しかし、心のどこかにはぽっかり穴が空いたようだった。
そんな時、私は両親に連れられコブクロのライブに参加した。
母親がもともとデビュー前から好きだったのもあり、ライブに家族で参加することは毎年の恒例行事とも言えるものだった。
今年で20周年という記念すべきツアーなので、過去から現在までの曲をいろいろと聴くことが出来た。
そこで、ある1曲に私は心を打たれた。
「YELL~エール~」
そう、新たな門出を祝うコブクロのデビュー曲だ。
この別れは、ただ先輩との別れではなかった。
私の中でもうひとつ恐れていたのは、後輩という甘えとの別れだった。
今まで、先輩という道しるべがあってそれに頼って進んできた。
ここからは、未知の世界。
自分たちで動かなければ、進まなければ、後に続く後輩たちに迷惑がかかってしまう。
責任のある立場である。
不安。不安。このままでいいのだろうか。
そう私は過去の自分と別れ、進むことが怖かったのだ。
そんな思いを改めて知った。
「見送る友の顔に目を伏せ 走り出す窓に もう戻れない その不安を 希望だけじゃ断ち切れないでいるけど」
あぁ、まるで自分みたいだと胸に突き刺さった。
もう戻れない 不安なんだ そう教えてくれた。
でも、そんな姿をコブクロはこう表現した。
「誇り高き勇者のよう」
門出には不安が付き纏う、それでも自分の進んだ道には間違いなんてないから夢を叶えて欲しい。
解釈は色々あるけど私はそんな思いを受け取った。
暖かみのあるメロディーとともに。
私は過去と別れを告げ進んでいく。
何があるかわからないし、きっと辛いこともたくさんあるだろう。
それでも間違いがないことを信じて進む。
なぜなら、そう言ってくれるから。
来年の今頃、私は卒部だ。
その時にどれほど綺麗な花が咲いているだろうか。
最後に先輩方と私へのYELL~エール~を
「今 君は 門出に立ってるんだ 遥かなる道をゆくんだ 誇り高き勇者のよう 風立ちぬ その道のどこかで 君を探してるんだ 誰かが君を待ってるんだ 思い描くゆめのもよう いつの日にか その目に映せ」
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