flumpool ⌘⇧Z 香港 Special
香港Live レポ
2019年9月25日
52
2019年9月14日
flumpool ⌘⇧Zツアー Hong kong special に行ってきた。
1年の活動休止から復活してのホールツアー第一弾。
そのツアーの香港公演だ。
機能性発声障害を克服した山村さんは、このツアーで毎公演自己ベスト更新、と言っていいくらい上がり調子だ。
しかし香港は政治的に困難な局面で。
各地で連日デモが勃発する中、予定していたライブを中止するアーティストも出てきた。
しかし flumpool はやめなかった。
香港メディアでの山村さんの発言によると
「やめる選択肢はなかった」
そうである。
ライブに参戦してみて、その理由が分かった気がした。
香港のファンは待っていた。
彼等と彼等の音楽を。
心待ちにしていた事を肌で感じた。
メンバー登場を待ちわびて、開演前に沸き起こったクラップは、メンバー登場とともに悲鳴にも似た大歓声に変わった。
キャパ600人のライブハウスだよね?という疑問がよぎるくらいの歓声!
熱い想いが爆発した瞬間。
一曲目は「花になれ」
セットリストは国内のツアーと大きく変わっていた。
自分がflumpool と出会った曲で、この曲には特別思い入れがあるように、香港ファンにもそんな人がきっといただろう。
この曲で会場は一気にflumpool の世界に引き込まれた。
それからは国内ツアーの曲を中心にしながらも、軸に中国語の曲をもってくる香港バージョンのセットリスト。
ライブ本編で披露した中国語の曲は、台湾映画の主題歌になった「孤獨」。
日本語の「強く儚く」だ。
切ないメロディーが心に刺さる。
去年、一昨年にはありえなかった曲。
山村さんの歌声が戻った今、力強く伸びやかな高音に心が震えた、、、
中国語の歌詞は分からないが、胸がいっぱいになった。
今回MCは全て北京語と広東語(だったらしい)。
香港では、これまで習得していた北京語とは異なる広東語が主流のため、新たに勉強したという。
時折りカンペ?を見ながらも流暢に話す広東語に、現地ファンはとても嬉しそうだった。
広東語は山村さんにとどまらず、メンバー紹介の時には他の3人も話していた。
阪井さんはとてもナチュラルで流暢。
小倉さんは一言一句とても丁寧に。
尼川さんは短い一言で、会場の笑いを誘っていた。
音楽は国境も言葉の壁も超えるというが、壁は無い方がいいし、少しでも低い方がいい。
どんな時も相手に寄り添って音楽を届ける。
そんな彼等の姿勢が表れていた。
彼等の思いやり。優しさ。
それを思うと目頭が熱くなってくる。
ライブ本編の中盤には彼等の海外ライブの目玉となりつつある、山村vs阪井のご当地ソング対決が披露された。
今回は、山村さんがサザンの「真夏の果実」
阪井さんが「活著VIVA」
まさか香港で山村さんの真夏の果実が聴けるとは!
サビをしっとり歌い上げる歌声にうっとり聴き惚れた…
そう、私はこの歌声に惚れ込んでファンになったんだ!
そう初心を思い出させてくれる歌声だった。
この曲はカバーされて香港でも人気のようで、香港ファンは大喜びで大合唱していた。
続いて阪井さん。
全てカタカナでカンペを書いてるとは思えない流暢な広東語で、山村さんを弄るような、挑む感じのコミカルな演技とか、さすがバンド一のエンターテイナーだ。
カッコいいギターソロのイントロからの「活著VIVA」!
盛り上がらないはずがない。
大歓声の中、ギターをかき鳴らしながら歌う阪井さんのドヤ顔が忘れられない。
この2曲に、日本からのファンも現地のファンも夢中になった。
日本語の曲で特筆すべきは、やはり「HELP」だろう。
曲前のMCで山村さんは、広東語で心を込めてメッセージを伝えてくれた。
たとえ言葉は分からなくとも、誠意をもって一生懸命伝えている事は容易に見て取れた。
困難な状況にいる今の香港の若者に、彼の言葉はどう響いたのだろう…
HELP の演奏中はクラップもあったが、クラップよりむしろ、演奏や歌声に集中して耳を傾ける人が多いように感じた。
私は、CD音源とは異なる、躍動感が続く感じの終わり方が好きだ。
それは何度聴いても新鮮で、香港でもやはり素敵だった。
本編が終わり、アンコール1曲めはOAOA。
flumpool と親交のあるMaydayの曲だ。
これを全て中国語で歌い上げ、会場は興奮のるつぼに、、、!
みんなで拳を高く突き上げ、サビの「OAOA」を大合唱する様は迫力そのもの。
ステージから見える景色は壮観だっただろう!
アンコール2曲目は「証」の中国語版「証明」を熱唱。
前曲とはうって変わり、バラードを情感豊かに歌い上げる。
山村さんの歌声が会場に染みわたるようだった。
会場全体がその歌声に聴き入り、現地の人は一緒に歌っていた。
自分はというと、中国語の歌詞の意味が分からないだけに、その言葉の音の優しさが妙に優しく心地よく、癒され、心が浄化される気がしていた。
証の後は、ダブルアンコールによる「夏Dive」
大盛り上がりの一体感の中、ライブは終了した。
サポートメンバー2人が不在の決してベストではない環境だったが、それを感じさせない熱い熱いライブ。
メンバーとスタッフに心から「ありがとう」と言いたい。
不安を抱えながらも、はるばる日本から参戦してよかった。
心からそう思える時間だった。
また
近い将来、アジアツアーがあるかもしれない。
flumpool の未来は明るい。
そう思わせてくれる香港specialだった。
記憶違いがあるかもしれない拙い長文を、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
flumpool ⌘⇧Zツアー Hong kong special に行ってきた。
1年の活動休止から復活してのホールツアー第一弾。
そのツアーの香港公演だ。
機能性発声障害を克服した山村さんは、このツアーで毎公演自己ベスト更新、と言っていいくらい上がり調子だ。
しかし香港は政治的に困難な局面で。
各地で連日デモが勃発する中、予定していたライブを中止するアーティストも出てきた。
しかし flumpool はやめなかった。
香港メディアでの山村さんの発言によると
「やめる選択肢はなかった」
そうである。
ライブに参戦してみて、その理由が分かった気がした。
香港のファンは待っていた。
彼等と彼等の音楽を。
心待ちにしていた事を肌で感じた。
メンバー登場を待ちわびて、開演前に沸き起こったクラップは、メンバー登場とともに悲鳴にも似た大歓声に変わった。
キャパ600人のライブハウスだよね?という疑問がよぎるくらいの歓声!
熱い想いが爆発した瞬間。
一曲目は「花になれ」
セットリストは国内のツアーと大きく変わっていた。
自分がflumpool と出会った曲で、この曲には特別思い入れがあるように、香港ファンにもそんな人がきっといただろう。
この曲で会場は一気にflumpool の世界に引き込まれた。
それからは国内ツアーの曲を中心にしながらも、軸に中国語の曲をもってくる香港バージョンのセットリスト。
ライブ本編で披露した中国語の曲は、台湾映画の主題歌になった「孤獨」。
日本語の「強く儚く」だ。
切ないメロディーが心に刺さる。
去年、一昨年にはありえなかった曲。
山村さんの歌声が戻った今、力強く伸びやかな高音に心が震えた、、、
中国語の歌詞は分からないが、胸がいっぱいになった。
今回MCは全て北京語と広東語(だったらしい)。
香港では、これまで習得していた北京語とは異なる広東語が主流のため、新たに勉強したという。
時折りカンペ?を見ながらも流暢に話す広東語に、現地ファンはとても嬉しそうだった。
広東語は山村さんにとどまらず、メンバー紹介の時には他の3人も話していた。
阪井さんはとてもナチュラルで流暢。
小倉さんは一言一句とても丁寧に。
尼川さんは短い一言で、会場の笑いを誘っていた。
音楽は国境も言葉の壁も超えるというが、壁は無い方がいいし、少しでも低い方がいい。
どんな時も相手に寄り添って音楽を届ける。
そんな彼等の姿勢が表れていた。
彼等の思いやり。優しさ。
それを思うと目頭が熱くなってくる。
ライブ本編の中盤には彼等の海外ライブの目玉となりつつある、山村vs阪井のご当地ソング対決が披露された。
今回は、山村さんがサザンの「真夏の果実」
阪井さんが「活著VIVA」
まさか香港で山村さんの真夏の果実が聴けるとは!
サビをしっとり歌い上げる歌声にうっとり聴き惚れた…
そう、私はこの歌声に惚れ込んでファンになったんだ!
そう初心を思い出させてくれる歌声だった。
この曲はカバーされて香港でも人気のようで、香港ファンは大喜びで大合唱していた。
続いて阪井さん。
全てカタカナでカンペを書いてるとは思えない流暢な広東語で、山村さんを弄るような、挑む感じのコミカルな演技とか、さすがバンド一のエンターテイナーだ。
カッコいいギターソロのイントロからの「活著VIVA」!
盛り上がらないはずがない。
大歓声の中、ギターをかき鳴らしながら歌う阪井さんのドヤ顔が忘れられない。
この2曲に、日本からのファンも現地のファンも夢中になった。
日本語の曲で特筆すべきは、やはり「HELP」だろう。
曲前のMCで山村さんは、広東語で心を込めてメッセージを伝えてくれた。
たとえ言葉は分からなくとも、誠意をもって一生懸命伝えている事は容易に見て取れた。
困難な状況にいる今の香港の若者に、彼の言葉はどう響いたのだろう…
HELP の演奏中はクラップもあったが、クラップよりむしろ、演奏や歌声に集中して耳を傾ける人が多いように感じた。
私は、CD音源とは異なる、躍動感が続く感じの終わり方が好きだ。
それは何度聴いても新鮮で、香港でもやはり素敵だった。
本編が終わり、アンコール1曲めはOAOA。
flumpool と親交のあるMaydayの曲だ。
これを全て中国語で歌い上げ、会場は興奮のるつぼに、、、!
みんなで拳を高く突き上げ、サビの「OAOA」を大合唱する様は迫力そのもの。
ステージから見える景色は壮観だっただろう!
アンコール2曲目は「証」の中国語版「証明」を熱唱。
前曲とはうって変わり、バラードを情感豊かに歌い上げる。
山村さんの歌声が会場に染みわたるようだった。
会場全体がその歌声に聴き入り、現地の人は一緒に歌っていた。
自分はというと、中国語の歌詞の意味が分からないだけに、その言葉の音の優しさが妙に優しく心地よく、癒され、心が浄化される気がしていた。
証の後は、ダブルアンコールによる「夏Dive」
大盛り上がりの一体感の中、ライブは終了した。
サポートメンバー2人が不在の決してベストではない環境だったが、それを感じさせない熱い熱いライブ。
メンバーとスタッフに心から「ありがとう」と言いたい。
不安を抱えながらも、はるばる日本から参戦してよかった。
心からそう思える時間だった。
また
近い将来、アジアツアーがあるかもしれない。
flumpool の未来は明るい。
そう思わせてくれる香港specialだった。
記憶違いがあるかもしれない拙い長文を、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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