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LAMP IN TERREN デビュー五周年 Bloom

日常とオンシジューム

黄色い花
小さくて可憐な花
精一杯「ねぇ、綺麗でしょ」っていうかのように咲いてる。

時計は今、午前8時19分をさしている。いつもの朝がきた。また、私の日常はどこから来てどこに行くのか分からずにやって来ては過ぎ去っていく。あたりまえで、決してあたりまえなんかじゃない大切な日常。

私は、私は、今回の文を書くにあたって、一行だけ悩んだ。書かない方がいいかな、書いちゃ駄目かな、なんて一行に対して数時間悩んだ。
 
松本 大はステージで、強いから、溢れるものに向き合って泣いた、、、。
 
この一行から始めることにした。あくまで私はたった一人のファンであり、全ては推測でしかない、全ては憶測でしかない。でも、でも、たしかに、あの日。

彼は強いから溢れるものが日常だったんだとおもう。
彼のあたりまえの感情が日常をつれてきてくれた。

あの時間は数分もなかったかもしれない。でも、でも私にはとても長い時間を感じた。

私がLAMP IN TERRENをしって今年の3月でやっとやっと一年をむかえる。彼らの「何」も知らない。デビュー当時も、声帯ポリープでの活動休止の悔しさやるせなさも、初めての日比谷野外ステージも、ファンのクラウドファンディングも、BABY STEPツアーも。私は何も何も知らない。

でもあの日、あの時、彼はステージ上でゆっくりと言葉を紡いだ。「泣くつもりなんてなかった、なんで泣いてるのかもわからない、急に込み上げてきた」「周年イベントは好きじゃないでも今日は本当にliveをしてよかった」「お客さんに対してというより、今までのやってきたことが急に蘇ってきた」そういって、背をむけ、しゃがみこみ、青いタオルで泣いた。
会場にも、あたかい涙があふれていた。メンバーの目にもうっすらとしたものがあったように私にはうつった。ステージ上は特別な神聖なものだと素人なりにおもっている、毎回四人のメンバーは「さぁ、いくぞ」といわんばかりに声をかけあってliveははじまる。気持ちもきっと切り替えて日常からliveに立っているんだとおもう。そんな彼が、日常を、ファンと一緒に、意図せずとも日常を共有してくれた強さに私も泣いた、何もしらないけど、知りたくて泣いたのかもしれない。

11月から始まったツアーも大阪でファイルを迎え、Bloomとタイトルを打ち、赤坂で、デビュー五周年の前日live。それが今回のliveだ。令和2年1月13日東京。

会場に入るなり視界には黄色いオンシジュームがキラキラしながら楽器とまるでダンスするかのように、天井からの光と一緒に生きていた。メンバーの証明をするかのように、4人分のオンシジューム、黄色い花束。

今回のliveの顔でもあり、発売されている「Maison Diary」のCDジャケットにも写っている黄色い花束。
花言葉は彼の口からきいた。「一緒に踊りましょう」

このCDには3曲はいっている。そしてふり幅の広い3曲。でもつながっている3曲。そしてすべて日常の3曲に私にはおもえる。そしてすべてに「生きていこう」がキラキラ背中をおしてくれる。彼は3曲目の「いつものこと」に対して甘ったれソング、なんて言葉を発していたが、私は、私は、彼の強さしか感じない、感じ得ない。

「ギターを弾くと今日は何だか虚しくなってくるよ」

こんな素敵な言葉から始まる彼の等身大の日常。

それがそこには確かに存在していて色づいている。最後にはライターの音がする、そして自然とCDは1曲目の「ほむらの果て」という「炎」の曲へとバトンタッチする。彼は意図していなかった、と話していたが、私は彼の日常が、これなんだとおもってまた泣いた。何にないているのか、私にもわからない、彼らをしってまだ一年もたたない。タイトルさえ全て覚えられてる訳じゃない新米ファンなのに。そんなことをおもいながらこの「いつものこと」には何度すくわれているだろう。
アナログな私はウォークマンしか音をきく手段がない、何度も何百回もきいて、いつも持ち歩くこのCDは早くも音がかすれてきている。それだけ私の、ファンのみんなの日常なんだともおもえてならない。

彼はこの曲のMVを監督し、出演し、ファン一人一人に届けている。そのMVがデビュー5周年の昨日、令和2年1月14日に解禁になった。

私は、まだLAMP IN TERRENと出逢ってない大切な方々に対してみてほしいなんていえる立場にも、長年のファンでもない。でも、だから、伝えられることもあるんじゃないかと勇気をだして今、この文をかいている。もっともっと早く、出逢いたかったバンド。

LAMP IN TERREN

大切な大切なバンド。もはや私の日常にすらなっているバンド。

最後に、、
あの日のliveでは、メンバー全員がボーカルだった。ボーカルみたく、わたしにはみえた。みんなが真ん中にいた。みんなが綺麗だった。みんなが、黄色い花とダンスしてた。みとれた。みんなが、みんなが真っ直ぐな縦のラインの証明に照らされて輝いていた、綺麗だった。
 
私の時計は今、午前9時をさしている、私の日常。
隣には古びたウォークマンがカタカタいいながら、「いつものこと」を奏でている。
感謝してもしきれない。私みたいなファンさえもみとめてくれるバンド。音。歌詞。みんなみたいにできない私だけど、私なりの愛しかたをしていくしかないし、それさえも許してくれているバンド。

1月13日、ステージからの沢山のファンの日常の表情はどうでしたか?キラキラしてましたか?綺麗でしたか?
 
ありがとう、いつものこと。
ありがとう、LAMP IN TERREN。
ありがとう、たくさんの日常。
 
ありがとう、黄色い花。

空に掲げてみた、、太陽の光に照れたオンシジューム
  
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