2020にある「未来」
星野源「エピソード」を聴く
2020年8月13日
69
2020はどんな年でしたか?
この質問に 東京オリンピック と答えるはずだった。
今年が始まったばかりの頃の私。
なぜ、どうして、どうすれば良かったのかと、
夢に見るくらい強烈な記憶がある。
過去の事を今になって、あれこれ嘆いたところで
変わらないのは十分に承知している。
でも、もし違う答えを選んでいたら…?と
思わずにはいられない瞬間がある。
今を着実に積み重ねていくことで、
輝かしい未来が切り拓けるのだ、という
励ましの言葉を背中を押され、
前を進めるのはその気力がまだ残っているときだ。
心のエネルギーゲージが尽き果てそうなとき、
もし叶うならリセットボタンをぽちっと押して、
ある瞬間までまるで無かったことにしたい。
そうすれば、長く果てしないと感じる息苦しい今も、
さっぱり消えてくれるのではないか、
と思ってしまう夜がある。
そんな時、私はこの歌の歌詞を思い出し、
自分の乾いた心に、人肌くらいの温かいものを溜めて、
布団にくるまり目をつむる。
>何ものでもないもの 起き上がり
>小さな勇気を使い 空になる
>何度も何度も言うよ 始めから
>たった一つだけを君は持っている
星野源「未来」より
この歌詞に何度も胸を詰まらせる。
明るい未来が1ミリも浮かばない今にも、
日々生まれていく、続いていく未来。
何ものでもない私は大したことは何もできないけれど、
たった一つの小さくて鈍く光るものを抱きしめて、
一歩ずつ進んでいこうと思わせてくれる。
優しくて強くて、聴く人の日常に、辛い夜に、
そっと寄り添ってくれるそんな歌。
一つ角を曲がる度、マスク越しに溜め息をつき、
息苦しさから走って逃げたくなる、今。
世界中の人々が、四角い枠に囲われて、
大好きな人と会話するようになった、今。
先の見えない毎日で、横目に映るリセットボタンの
誘惑に負けるもんかと、私は今日もこの歌を聴く。
淡々と生まれていく未来。
来年の今頃、2020は本当に大変だったね、
とか言いながら、大好きな人と
大好きな源さんの歌を一緒に聴く。
大切な未来のために、私は今を生きたい。
この質問に 東京オリンピック と答えるはずだった。
今年が始まったばかりの頃の私。
なぜ、どうして、どうすれば良かったのかと、
夢に見るくらい強烈な記憶がある。
過去の事を今になって、あれこれ嘆いたところで
変わらないのは十分に承知している。
でも、もし違う答えを選んでいたら…?と
思わずにはいられない瞬間がある。
今を着実に積み重ねていくことで、
輝かしい未来が切り拓けるのだ、という
励ましの言葉を背中を押され、
前を進めるのはその気力がまだ残っているときだ。
心のエネルギーゲージが尽き果てそうなとき、
もし叶うならリセットボタンをぽちっと押して、
ある瞬間までまるで無かったことにしたい。
そうすれば、長く果てしないと感じる息苦しい今も、
さっぱり消えてくれるのではないか、
と思ってしまう夜がある。
そんな時、私はこの歌の歌詞を思い出し、
自分の乾いた心に、人肌くらいの温かいものを溜めて、
布団にくるまり目をつむる。
>何ものでもないもの 起き上がり
>小さな勇気を使い 空になる
>何度も何度も言うよ 始めから
>たった一つだけを君は持っている
星野源「未来」より
この歌詞に何度も胸を詰まらせる。
明るい未来が1ミリも浮かばない今にも、
日々生まれていく、続いていく未来。
何ものでもない私は大したことは何もできないけれど、
たった一つの小さくて鈍く光るものを抱きしめて、
一歩ずつ進んでいこうと思わせてくれる。
優しくて強くて、聴く人の日常に、辛い夜に、
そっと寄り添ってくれるそんな歌。
一つ角を曲がる度、マスク越しに溜め息をつき、
息苦しさから走って逃げたくなる、今。
世界中の人々が、四角い枠に囲われて、
大好きな人と会話するようになった、今。
先の見えない毎日で、横目に映るリセットボタンの
誘惑に負けるもんかと、私は今日もこの歌を聴く。
淡々と生まれていく未来。
来年の今頃、2020は本当に大変だったね、
とか言いながら、大好きな人と
大好きな源さんの歌を一緒に聴く。
大切な未来のために、私は今を生きたい。
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