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エレカシとの歩み

いつまでも

私が初めてエレカシを知ったのは、もう20年以上前。
その頃の好きな人と名前が近かったという、本当に野暮な理由でした。

「わ、漢字か三文字も同じだ!」と、ただ、ただ驚いたのでした。
そして、その名前の似ている人はどんな歌を歌うのだろう?と興味を持ち聴いてみると、どこかで聴いた事のある、音楽に詳しくない私でも聴いた事のある、そう、あの名曲「今宵の月のように」だったのです。直ぐに他の曲も聴いてみたくなり、アルバムを購入して、繰り返し聴きました。「良い声で、良い歌を謳う、やんちゃそうな男性」というイメージでした。

そのCD以来は、就職、結婚、子育てと、どこにでも居るような典型的な女性の人生を送ってきました。

このところ、子どもが少し大きくなりほっとしたのもつかの間、主人が体調を崩す事があり、「何ておじさんなんだ!」と、労るどころか、ぷりぷりしていた私が、たまたま宮本浩次の「冬の花」をネットで聴きました。
素晴らしい歌声は今までと何も変わらないのに、少しだけ年齢を重ねた分、歌い込んだ貫禄とでもいうのか、私が聞き込んだエレカシとはほんの少し違う歌声が、私の耳ではなく、心にすっと心地良く入ってきたのです。そして、心を揺さぶる歌声に、私の体が勝手に涙を流してくるのです。
涙は悲しい時に流れる事が多いものですが、そうではなく、そう、言葉にするなら「私の魂が、涙で清らかになっていく」感じがするのです。
すっかり日々の忙しさで、エレカシの曲を聴く機会の無い生活をおくっていたのですが、久しぶりに聴くエレカシは、たくさんの素晴らしい曲を作ってくれていました。
そして、ミヤジや、エレカシの他のメンバーも数年前に体調不良により、ライブを中止を余儀なくされたと。50代というのは、「引きずり回して自由に向かう」というミヤジの言葉のように(TVスッキリ,スカパラ谷中、ミヤジ、加藤の特別鼎談より)、人それぞれ、背負っているものがあり、その重みで、時に体調も崩す事もある。
私の夢中で見聞きしていた「やんちゃなミヤジ」は、いつしか「貫禄のあるミヤジ」になっていた。

今、あの頃より引きずり回すものが増えた旦那を横に、引きずりながら、こぼれ落ちないよう必死に支えていかねば!とミヤジを見て、はっと気づいた暑い夏の日の午後でした。
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