太陽の雫は花を育てる
Novelbrightと「努力の花」
2020年8月31日
73
―2020年8月17日、本日をもってメジャーデビューします―
無観客の大阪城ホールからの配信。
ボーカルの竹中が感謝と共に発表したメジャーデビュー。
今は夜なのに何故だろう、目の錯覚だろうか。
その瞬間、大阪城ホールが太陽の光に包まれたように輝いて見えたのだ。
_____________________________________________
もうすっかり配信ライブが当たり前になってきた世の中。
「なんだ、配信でもライブって楽しめるんだ」
ライブに行きたいとずっと泣き目で言っていた6ヶ月前の自分とはまるで違う。配信ライブに悪い意味で「慣れて」しまったのだ。
でもこの配信だけは違った。
「やっぱり、この目で見たい。」
そう心の底から思った。久しぶりの感覚だった。
ただそれは、メジャーデビューという重大な発表があったからだけではない。
画面越しでも感じたあの迫力。
大阪城ホールから配信されるあの日のライブは彼らの今までの全てが詰まっていた。
インディーズバンドとしての集大成のライブをこの肉眼に焼き付けたかった。
特に、メジャーデビューを発表するMCの前に演奏した「時を刻む詩」での竹中の気持ちの入りようには鳥肌が立った。
今も脳裏に焼き付くラスサビ。メンバー全員の気持ち全てがぶつけられていた。
ライブが始まる前、重大発表があるとは言われていたものの、内容は知らされていなかった。
しかし、不思議なことに、私はこの時感じた。
「あぁ、メジャーデビューをするのか」
そう思うのと同時に、彼等が華々しく花を咲かせるのが私の頭に浮かんだ。
そして、発表する竹中の第一声を聞いた時。
その時だった。
私の頭に浮かんだ花よりも、ずっと大きくて強い花が輝く太陽の元で咲いたように見えた。
眩しかった。
今、冷静になって思えば、彼らの去年の今頃は路上ライブで汗を流していた。
努力して努力して努力して、メジャーバンドになるまで成長した。
その大きくて強い花は「努力」の種から咲いた花だと分かった。
Novelbrightのメジャーデビュー曲となるのは
「Sunny drop」
あぁ、あの日、私が見たように思えた太陽の光はこれだったのだろうか。
この日の配信ライブの直後にMVが公開された。
地面は青々とした芝生。
空は晴れ渡った青空。
そしてメンバーを照らす太陽。
なんだか、彼らの代表曲の「Walking with you」のMVを彷彿させた。
-メジャーデビューしても変わらずに努力を続ける-
-Novelbrightはまだまだ努力を続ける
もっともっと大きくなる-
そう言っているようだった。
そして、彼らにはもう一つ、発表があった。
来年の7月に大阪城ホールでワンマンライブを行うという発表だ。
しかし残念ながら来年、私は受験生だ。
人生が懸かった大学受験。
あぁ、行けない。
そう思った。
涙が出そうだった。
でも、
Novelbrightは私に努力を教えてくれた。
努力は花を咲かせることを教えてくれた。
「来年の夏、大阪に行こう」
決意した夜中の1時半、私は、ページの端が切れかかった参考書を繰った。
外は花を育てる雨が降っていた。
無観客の大阪城ホールからの配信。
ボーカルの竹中が感謝と共に発表したメジャーデビュー。
今は夜なのに何故だろう、目の錯覚だろうか。
その瞬間、大阪城ホールが太陽の光に包まれたように輝いて見えたのだ。
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もうすっかり配信ライブが当たり前になってきた世の中。
「なんだ、配信でもライブって楽しめるんだ」
ライブに行きたいとずっと泣き目で言っていた6ヶ月前の自分とはまるで違う。配信ライブに悪い意味で「慣れて」しまったのだ。
でもこの配信だけは違った。
「やっぱり、この目で見たい。」
そう心の底から思った。久しぶりの感覚だった。
ただそれは、メジャーデビューという重大な発表があったからだけではない。
画面越しでも感じたあの迫力。
大阪城ホールから配信されるあの日のライブは彼らの今までの全てが詰まっていた。
インディーズバンドとしての集大成のライブをこの肉眼に焼き付けたかった。
特に、メジャーデビューを発表するMCの前に演奏した「時を刻む詩」での竹中の気持ちの入りようには鳥肌が立った。
今も脳裏に焼き付くラスサビ。メンバー全員の気持ち全てがぶつけられていた。
ライブが始まる前、重大発表があるとは言われていたものの、内容は知らされていなかった。
しかし、不思議なことに、私はこの時感じた。
「あぁ、メジャーデビューをするのか」
そう思うのと同時に、彼等が華々しく花を咲かせるのが私の頭に浮かんだ。
そして、発表する竹中の第一声を聞いた時。
その時だった。
私の頭に浮かんだ花よりも、ずっと大きくて強い花が輝く太陽の元で咲いたように見えた。
眩しかった。
今、冷静になって思えば、彼らの去年の今頃は路上ライブで汗を流していた。
努力して努力して努力して、メジャーバンドになるまで成長した。
その大きくて強い花は「努力」の種から咲いた花だと分かった。
Novelbrightのメジャーデビュー曲となるのは
「Sunny drop」
あぁ、あの日、私が見たように思えた太陽の光はこれだったのだろうか。
この日の配信ライブの直後にMVが公開された。
地面は青々とした芝生。
空は晴れ渡った青空。
そしてメンバーを照らす太陽。
なんだか、彼らの代表曲の「Walking with you」のMVを彷彿させた。
-メジャーデビューしても変わらずに努力を続ける-
-Novelbrightはまだまだ努力を続ける
もっともっと大きくなる-
そう言っているようだった。
そして、彼らにはもう一つ、発表があった。
来年の7月に大阪城ホールでワンマンライブを行うという発表だ。
しかし残念ながら来年、私は受験生だ。
人生が懸かった大学受験。
あぁ、行けない。
そう思った。
涙が出そうだった。
でも、
Novelbrightは私に努力を教えてくれた。
努力は花を咲かせることを教えてくれた。
「来年の夏、大阪に行こう」
決意した夜中の1時半、私は、ページの端が切れかかった参考書を繰った。
外は花を育てる雨が降っていた。
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