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SURFACEの本格的第二章

PASS THE BEATというSURFACEの二人からの挑戦状

「なにしてんの」や「さぁ」で有名なSURFACE。2010年に解散をした二人が、2018年にデビュー20周年を機に再始動し、7枚目の『ON』という新機軸をみせてから約1年、『PASS THE BEAT』という最新の姿を魅せてくれました。

アルバム全体から感じるのは、20年以上活動してきた貫禄がそこにはありました。今までの総括をしたかのようなエッセンスがちりばめられていて、まるで2枚目のファーストアルバムのような手触りと、今の音楽シーンの要素も取り入れた新しい一面も見えて、まったく手を緩めずに、進み続ける二人がここにはいます。改めて感じるのはギター永谷のアレンジ力。ギタリストとしてもちろん腕はあるのだが、それ以上に編曲の彼の力が魅力的だと再確認する曲ばかりだ。彼の多彩さ、引き出しの多さと椎名の根っからのスター性が掛け合わせられると、そこには唯一無二のSURFACEという形が出来上がる。

デビュー当時からSURFACEのポップロックセンスは素晴らしかった。ロックをベースとした聴き馴染みの良いポップメロディに、SURFACEには欠かせない歌詞の懐の深さに胸を打たれる。 人の弱さや憂いを受け入れるからこそリスナーは揺さぶられ勇気を与えられた。

今作を聴いたファンは、沢山感じられるSURFACEらしさにニヤリとするだろうし、新しい一面にガツンとやられるだろうし、逆に、今の世代のあまり聴いた事がない人がいきなりこのアルバムから聴いても、しっかり刺さる仕様になっている。それもこれも、今まで培ってきた底力があるからこそ。一見聴きやすい曲ですら、そこには色々なギミックがある。しかしいいのだ、表面(SURFACE)は聴きやすく楽しいもので十分なんだ。本来、音楽とは小難しいものではなく、もっとシンプルに楽しめるものであるべきなんだ。今作を聴いて、音楽の力を改めて感じた。

SURFACEが今だから起こす、優しくも力強い“たまり場”へようこそ。今もあるあのたまり場から送られる、決意の第二章を表す今音楽シーンへの挑戦状。
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