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宮本浩次が紡ぐ大人たちへの応援歌

本気の大人たちの未来に神の祝福を ハレルヤ!

 「若い頃は脳が音楽を求めるが、年齢とともにその傾向は小さくなる。」そんなテレビ番組の情報を真に受けるほど、私は長い間、音楽と距離を置く生活を送ってきた。
音楽番組は好きでよく観るのだが、どの歌も私の心をすり抜けて、とどまることはなかった。
 定年まであと片手ほどの年数となった今年、新型感染症の影響もあって働き方は大きく変わり、今後の身の振り方を思案することが多くなった。
そんなある日、ふとつけた音楽番組から流れた曲が耳に止まった。
「大人になった俺たちゃあ夢なんて口にするも野暮だけど 今だからこそ追いかけられる夢もあるのさ」(ハレルヤ)
見ると、無精髭をはやしたおじさんが、ステージで暴れていた。宮本浩次その人だった。
その熱唱に心を射抜かれ、YouTubeでその曲を探してみた。エレファントカシマシのフロントマン。
エレカシの代表曲も、椎名林檎とコラボレーションし、紅白歌合戦に出ていたことも知っていた。けれど、その時私は初めて、宮本浩次という人の歌声を繰り返し聴きたいと思った。
 YouTubeで検索をすると、関連する曲が掲載される。
御多分に漏れず「ハレルヤ」以外の曲にも触手を伸ばす。
「ゆこう ゆこう 大人の本気で さあ 立ち上がろう」(P.S. I love you)
 彼が、ソロ活動を始めたことを知った。
エレファントカシマシの活動の歴史と彼の今の心境を、同世代の者として、容易に自分に置き換えることができた。
もっと、彼の曲を聴きたいと思った。
 「大人の本気」は時としてたちが悪い。CDを大人買いし、情報誌を買いあさり、番組を録画し、もう使わなくなっていたラジオを引っ張り出した。
絶叫しているイメージの彼の声が、とても優しいことに気づいた。精一杯考え、真摯に曲に向かう姿に胸が熱くなった。無精髭のおじさんが、とても美しく、時に可愛らしく見えた。
 走り続けた自分自身の人生を振り返る時、エレファントカシマシの頃の曲が自分と重なる。
苦労の多い人生だった。子供も独り立ちした今だからこそ、自分の本当にしたかったことに向かうチャンスかもしれない。
経理も経験した。バランスシートも読める。営業ノウハウもある。マネジメントスキルもある。もしかしたら、やれるかもしれない。
宮本浩次の歌声が、そんな気にさせてくれる。

 昔、アリスというグループに夢中になったことがあった。もう40年以上も前の話だ。雑誌をスクラップにし、カセットを聴いてはギターを弾いた。
 仕事は飯の種だと思い、女性活躍推進の波にも乗ってきたが、あの頃好きだったことを、事業にすることも可能かもしれないと思い始めている。
 「圧倒的に勝ちにいく」宮本浩次は言った。
そう、世の中、適度に真ん中ということはないのだ。そこそこでいいなんて考えていたら成功はしない。彼はそのことを知っているのだろう。
スキルも経験もある大人の本気はスゴイ。最近の彼の歌唱がそれを物語っている。
「敗れし夢のその先にゃあ ああ涙ぢゃあなく 笑いとともにあれ」(ハレルヤ)
綿密な計画と圧倒的なスキルを持って挑もう。敗れても神は祝福してくださるだろう。
まずは人事に延長雇用の停止を申し出ようか。
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