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彼らの願いと音楽の力

back number live film 2020 "ASH"

10月25日。ファンクラブ限定のアコースティックライブを除いては、back numberにとって初めての配信ライブが行われた。
配信ライブだからこそできた照明や演出に圧倒され、何よりもボーカルギター清水依与吏さんの歌に圧倒された。アコースティックライブでも感じたことだが、改めて彼の歌の力を見せつけられた。
鳥肌が立った。

そんな中、途中のMCで依与吏さんはこんなことを言った。「このライブが、あなたにとって、あなたが、あなたを肯定するために、後押しできたら」
そして「誰に否定されても、あなたの幸せを願っているから。そういう曲達だから。安心して聴いて欲しい」と。

このMCまでの曲を聴き返してみる。このライブが、このセットリストだった理由が分かった気がした。(あくまで、私個人的な考えだが)

《君が瞬きで隠した痛みをその想いを ああ 僕は知っているから》SISTER
《何の為に生きて行くのか 答えなんて無くていいよ》瞬き
《自分らしさなんてきっと 思いついたり流されたり 探し続けて歩いたその 足跡の話だから》黒い猫の歌
《人と違ったっていいんだよ》《誰と似ていたっていいんだよ》あかるいよるに

ほんの一部だけれど、私を救ってきた言葉達。
依与吏さんの「願い」は曲が叶えてくれている。

そしてこのMCの後に始まった“水平線”
涙が止まらなかった。

今、この経験したことのない状況で、色々なことを考えた数ヶ月間。「新型ウイルス」よりも「人間」が『恐い』と感じてしまった数ヶ月間。辛いニュースが立て続けに続いた数ヶ月間。

それまでは辛いことがあっても、彼らの音を、言葉を生で浴びるために頑張ってこれた。ライブに行けることが「生きがい」だった。それを全て奪われ、大袈裟に聞こえるかも知れないが、私にとっては生きる楽しみが無くなった。

そんな時、突然リリースされた“水平線”
また彼らは私を救ってくれた。

《耐える理由を探しながら いくつも答えを抱えながら 悩んで あなたは自分を知るでしょう》
《いつしか海に流れ着いて 光って あなたはそれを見るでしょう》

もう少し、頑張ってみようと思った。

依与吏さんは「追い風を吹かせられたら」とも言った。
そうか、そうだ。納得した。back numberの曲が、なぜこんなにも私の心に残るのか。響くのか。

彼らの曲は、決して「頑張れ」とは言わない。
“水平線”がリリースされた時も「慰めでも励ましでも無く音楽を ここに置いておきます」とコメントしていた。

彼らの曲は、背中を押してくれるんじゃない。追い風をくれるんだ。

誰かに強いられるんじゃなく、自分の力で歩けるように。そして、その時はそっと隣にいてくれる。
そんな曲ばかりだ。

このライブで、画面越しでも彼らの「願い」はたくさんの人の心に届いたのではないだろうか。そして私は、紛れもなくその中の一人だ。
改めて彼らの曲に出会えて、同じ時代に生きていて本当に良かったと、心から思った。
そんなライブでした。

次に会えた時には、直接「ありがとう」を伝えたいと思います。大好きな彼らを、音楽を、同じく大切に想っている仲間と一緒に。
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