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「ただいま」と「おかえり」

flumpoolが大好きな3年前の僕へ

ボーカルの山村隆太が患った機能性発声障害により、2017年より約1年間の活動休止をしたflumpool。

「Command Shift Z tour」と名付けられた活動再開後に行われたツアー。

「ただいま」という山村の叫びに対し全力で「おかえり」と叫んだのは記憶に新しい。
去年のツアーはflumpoolがステージに立っていることに対して「おかえり」と叫んだ人が多かったのではないだろうか。

スタート当初の山村の歌声はまだまだ100%と言える状況ではなかった。
「たとえ0点の歌声でも1点ずつ積み重ねる過程を見てもらいたい。」と山村本人は語っていた。
実際、ツアーが進むにつれ良くなっていく歌声をライブを通して実感していた。

活動休止前は、
「隆太さん、辛そうに歌っていたね。」とライブ後にファン友達と語る事があったが、それはもうないだろうと確信したツアーであった。


そして今年。
「Real」というアルバムをリリースし、それを引っ提げてのツアーを夏から予定していたflumpool。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により延期を余儀なくされてしまった。

僕ら音楽ファンが愛する、ライブ会場という大切な空間は無くなってしまうのではないか?
flumpoolのライブという空間は僕にとってはひとつの大事な居場所であり、第2の家のようなものだと思っている。だからこその不安であった。

そんな中ではあるがflumpoolは言う。
「このアルバムはライブで完成する。」

ライブをやる日の為に、我々ファンとの繋がりを絶やさないように自粛期間中も楽しみを与えてくれた。
ファンクラブや配信での動画配信はファン同士、flumpoolが好きなんだということを互いに確認し合う上でもとても嬉しい企画だった。

約半年間、ライブへ行くという日を待ち望んで過ごしていた。

8月末に新型コロナウイルスへの感染対策をしたライブツアーを決行するという発表があった。
当初延期したスケジュールそのままだった。

これは僕の勝手な思い込みではあるが、flumpoolはデビューしてから優等生バンドのようなイメージで活動してきた故にその発表は意外だったが、ライブをやってくれる事に感謝の思いでいっぱいだった。

flumpoolのライブという場所へ今度は僕が「ただいま」 と叫べる。

コロナ対策で大声で叫ぶ事は叶わないが、心の中でそう叫んでやろうとツアーへ向けて意気込んでいた。

待ちに待った初日の大宮公演の日。

まだまだ進行中のツアーのため、具体的な曲名に触れるのは避けておくが、最初の曲が始まったときに思ったこと。

山村の力強い歌声に沿うように響く4人の演奏が心地良い。flumpool4人の演奏の持ち味が胸に響く。

活動休止前に声が裏返ってしまっていた曲でも綺麗に響いていた時は涙が止まらないほど嬉しかった。

山村隆太の歌声は確かに帰ってきた。

声が出ないボーカルがいるバンドをなぜ好きでいるのか分からないでいた活動休止前。
きっと、この日のような喜びや嬉しさをずっと彼らと共感し続ける為なんだろうなと今は思う。

だからこそ今叫びたい。

「山村隆太の歌声よ、おかえりなさい。」

これがライブに参加したあと1番に感じた思いである。 個人的な思いなんかよりも。
コロナで息苦しい毎日を送る日々だが、flumpoolの音楽があるなら僕は毎日笑って生きていける。
そう再確認できるライブであった。

新型コロナウイルスの収束の出口はまだまだ見えないが、「Real」ツアーを完走し、彼らがいうアルバムの完成を見届けられることが今の願い。

今、ライブへ行けない人のためにも。
これからも感染防止対策を万全にしつつ、ツアーを楽しみたいと思っている。

それが10年後20年後の僕の心を動かしてくれるflumpoolのライブのためだと信じているのだから。
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