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「頑張れ、友よ!」から感じる土の香り

A.B.C-Zが届ける「頑張れ」というストレートなことば

“江頭2:50がジャニーズアイドルに詞を書いた”

この報道が一気にインターネットを始め色んな所を駆け巡った。

江頭2:50という人はオンリーワンである。
そのキャラクター性は他の追随を許さない立ち位置であるし、何より彼の人間性というのは非常に興味深い。現在はYouTuberとして独自の道をまた開拓し続けているわけで、そんな“エガちゃん”が、キラキラしているアイドルたちの事務所「ジャニーズ事務所」のグループに曲を作るというのだからなおさら驚いたことだろう。

「アイドル」という立ち位置はなにかと誤解されやすい。其々がいろんな形で白鳥のようにバタ足をしながら自分たちのアイデンティティや芸能界での立ち位置を確立させていかなければならないだろう。傍目からいろんなことを言われることも多い。

ただ、今回の「頑張れ、友よ!」は、そんなキラキラとは正反対なところに座している曲だ。
シンプルに、まっすぐに、誰か、そして自分に向けた「応援歌」だ。

>頑張れ、友よ! どん底は終わりじゃなくて 始まりさ 伸びしろは無限大
>後ろ指さされたら 俺たちゃ未来指差して 走ってゆこう!
(「頑張れ、友よ!」歌詞内より引用)

江頭2:50が綴る歌詞は凄くストレートだ。
真っ直ぐに、聞き手に届くような、こねくり回さないストレートを剛速球で長けてくる。ここにミライショウの作曲と亀田誠治の編曲が加わり、スピードがさらに加速する。A.B.C-Zの伸びやかで、軽やかで、でも泥臭いことを肯定してくれる歌として届けてくれる。

泥臭くて、何度もめげたって誰に何を言われたって目指していこうとする姿はアイドル特有の白鳥が水面下で努力するというよりも、あがいたり、もがいたりする部分もはっきりと描写しているようにも見える。
けれど、その「土臭さ」「泥臭さ」の中に見える光の粒は歌詞とメロディに乗って確かに何かを届けてくれて、心を震わせてくれるものがあった。

「頑張れ」という言葉を使うことはとてもむずかしい。
すでに頑張っている人に聞かせたところで「やってるよ!」って思ってしまうかもしれない。でも、そのストレートの励ましの言葉は自分にもきっとどこかで跳ね返ってくる。
だから「頑張れ、友よ!」の最後の部分は「頑張れ、俺よ!」という歌詞になる。
センターの橋本良亮が歌う言葉がとても突き刺さって良いフレーズだ。

「見て楽しむグループ」「アクロバット・ボーイズ・クラブ」のA.B.C-Zが、歌としてロックとして、そして純粋に真っ直ぐに投げかけてくれる「応援」の歌だろう。

ジャンプするような、それでいて地に足をついたようなこの歌を、今読んでいるあなたにも届けたい。
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