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息を止めずにまた会いにいく

BUMP OF CHICKEN ”aurora ark” 映像作品を受け取って

ついに火ぃ噴いたぁぁぁ!!!


2019年7月12日、”BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark”、埼玉メットライフドームの初日に参加できたわたしは、5曲目の’月虹'が始まって、ステージ前方で噴き出す炎を見て心の中で叫んでいた。


”BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER”から1年4ヶ月ぶり(当初予定での日にちで数えると1年5ヶ月ぶり)のツアー。
また彼らの音楽に体の全部で出会える日が来る、そう思うとただひたすら嬉しかった。


ライブの高揚感は、遠征の準備をしている時から否が応でも高まり始める。
着替えや雨具、化粧品といった細々した身の回りのものを揃えながら、ホテルに荷物を先に置きに行った方がいいかな、駅のロッカーに置く? いっぱいで入れられなかったらウロウロして時間もったいないな、グッズ買ったらすごい荷物になるし、ああ、どうしよう、、、
あ、フォロワーさんや久しぶりに会うお友だちと打ち合わせしなきゃ、ご飯一緒に食べられるかな、と、考えなければならないことが山のようにあって頭の中がぐるぐるするのだけど、その全てが愛しい時間だ。

方向音痴のわたしは、スマホの画面に表示される地図を致命的に読めない。あっちだ!と思ってずんずん歩いて行ったら、全く逆の方向に進んでいた、なんてことが何度あったことか。
怖がりながらも全く知らない土地に一人でなんとか出かけられるようになったのは、そしてそれが楽しくて仕方がないのは、BUMP OF CHICKENのツアーに参加するようになって、新しい世界が広がったおかげだ。
’好き’は人を変える。


TOUR FINALを完全収録した映像作品”BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark TOKYO DOME”が11月4日にリリースされた。
たまたまリリースのアナウンスがあった夜は遅くまで起きていたため、なんとか初回限定盤の予約を済ませることができ、11月3日、無事手元にやってきた。


今か今かと待ち望んだ映像作品、1年ぶりのarurora ark、感慨もひとしおだ。


メンバーの誕生日に集まって、勝手にお誕生日会をするいつものみんな。
ライブの時にしか会えない遠方に住まう友人。
ライブはもちろんなのだけど、ツアーだからこそ会える人たちと過ごす時間もひたすら楽しい。
これもご縁なのでと繋がってもらった、名古屋でたまたまお隣の座席だった若くすてきな女性と東京ドームのライブの前に再会し、いろんな話をすることもできた。
果てしなく蛇行する物販の列。
始まるまでの空き時間に乗った観覧車。スカイツリーを遠く見はるかす晴天。
埼玉で、大阪で、名古屋で、そして東京で。たくさんの思い出が積み重なっていった。


蒸し暑さに怯えた埼玉での初日から、炎天下、物販の列に友人と並んだ大阪、人生で初めてというくらい美味しいとんかつを食べた名古屋、奇跡的にチケットが当たったライブハウス公演、そして憧れの東京ドーム。
愛おしい記憶がよみがえってくる。



2015年にBUMP OF CHICKENと出会ったわたしは、”BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016 'BFLY'"に参加できるまで、”GOLD GLIDER TOUR”と”BUMP OF CHICKEN TOUR WILLPOLIS 2014”の映像作品を何度も観て、いつか自分が参加できる日が来るのをひたすら待った。

絶妙なタイミングで噴射されるコンフェッティや銀テープ。
いつか自分もその場に居たい。
生身のメンバーが奏で歌う曲に出会いたい。
落ちてくる銀テープやコンフェッティをこの手で掴み取りたい。
’ガラスのブルース’のみんなが声を合わせるところでちゃんと一緒に歌えるよう、何度も心の中で繰り返し歌った。


回を重ねるごとに進化する演出。
入場するひと全員に配られる光の演出のためのザイロバンドは、LEDリストバンドPIXMOBへ。
ステージ後方の巨大LEDが映し出すメンバーの顔やCG、写真もツアーごとに滑らかさを増し美しくなった。
アリーナ後方の’島(メンバーいわく恥ずかし島)’が、PATHFINDERではステージの前へ伸びる’花道(メンバーいわく出っ張り)’へ。aurora arkでは花道と島の両方が作られた。


そしてとうとう火を噴いたのだ。

いや~、メットライフドームはドームと言ってもほぼ外だし、火噴いてもまあオッケーだろうけど、いや、あれ、他のドームでもやるの?大丈夫なの?

京セラドームでもナゴヤドームでも、噴いた。
もちろん東京ドームでも。



ライブの感動に触れることのできる映像作品は、参加したひとにとっては記憶を反芻するものであり、参加できなかったひと、ライブ後にBUMP OF CHICKENに出会ったひとにとっては、その時間のその空間をまるでそこに居たかのように追体験できるものかもしれない。いつかこの場所に自分も居たい。この’音’に触れたい。
観るたびにその願いを募らせていく。


今回リリースされた東京ドーム公演の映像、なによりもメンバーの四人がただただ楽しそうで、最終日を無事迎えられた安堵感と解放感が、演奏や全てのパフォーマンスに感じられ、全身全霊で最高のライブを届けようとしてくれていることが、手に取るように伝わってくる。
そして、映し出されるリスナーの笑顔がどれもキラキラしていて、一人ひとりにあの瞬間があったのだ、と感動する。
タオルで顔を覆って泣いているひとを見ると、自分もなんども感極まって、溢れる涙をグッズのタオルで拭いていたことを思い出す。



それぞれにその日までの歴史があって、それを全て抱えて、あの日あの時あの場所にわたしたちは集まっていた。
そして、BUMP OF CHICKENが真摯に届けてくれる楽曲たちに、一人ひとりが改めて出会っていた。
わたしたちはみんな、曲を挟んでBUMP OF CHICKENというバンドと向き合い、4人と心を通わせた。
バンドと曲に、5万人が5万通りの一対一の出会いをしていた。


なんて幸せな時間だったのだろう。


いつかまた同じ時間、同じ空間で、同じ楽曲をはさんでBUMP OF CHICKENと友人たちと出会うその日まで、何度もわたしは手元の映像を繰り返し観るだろう。

あの日の続きをわたしは今生きている。

そして、これからも今日の続きを生きていく。


宇宙一カッコいいへなちょこバンドに、へなちょこ仲間とまた会う日まで、息を止めずに歩いて行く。
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