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マイファスが明日を生きる力をくれた

この時間が一生続きますように

この時間が一生続けばいいのに

そう思ったのはいつぶりか

チケットが取れて、ライブに行ける
ツアーなら何公演申し込もうか
今日のライブが終わっても次がある
次の公演のあとはフェスがある
最低月イチ 多くて週2
そうやって当たり前のようにライブに行っていた
自分の意思と関係なく、こんなに大規模にライブに行けなくなる日が来るなんて思ってもいなかった

正直、毎日なんの為に生きているかわからなくなっていた

ライブに行けなくなって半年以上。
ただ生きてるだけの生活に慣れた頃マイファスのライブがあると知った。
配信ではない。
生のライブだ。
チケットを申し込んでからは文字通り祈るような気持ちで開催日をまった。

そして当日。
入口では感染対策が行われており、開演前のアナウンスでも「声を出さない」と放送されていた。
コールアンドレスポンスのないライブは果たしてロックバンドのライブなのだろうかと一抹の不安が過ぎる。
会場の明かりが落ち“V”が流れた。
いつもなら聞こえるはずの歓声や声援はなく拍手が響く中まばらに観客が立ち上がる。
あぁ…やはりロックバンドのライブとは思えない。
開演した瞬間の沸るような興奮はなく会場にはそこはかとなく不安が蔓延していた。

しかし
アンダーグラウンドの1音目
生音がなった瞬間に
ドン!!と体に振動が伝わった瞬間に

涙が溢れ出てきた。

誰かが叫んだわけじゃない。
モッシュやダイブが起こったわけでもない。
でも確かに会場中が湧き上がり先程までの不安を孕んだ雰囲気はもうそこにはなかった。

声をあげて泣きたいのを抑え、タオルで顔をおおい、声を押し殺して泣いた。
座ったまま動けなかった。
さっきまで忌々しく感じていた座席がとてもありがたかった。
座席がなかったら今頃フロアで崩れ落ちてうずくまって泣いただろう。

半年以上ぶりの生音は自分の人生にいかに音楽が、ライブが染み付いているかをこれでもかというほど教えてくれた。

カラカラに干からびた砂漠に水が浸透するように音と振動が染み渡る。
“ライブに行けないことが辛い”
といえば
“今はそんな時じゃない!”
と叩かれる。
ライブがなく、行けない辛さも表に出せず、ただただ嫌なことばかりの日々。
感動なんて言葉じゃ表せない。
自分がどれだけ限界で生きていたのかわかった。

最初のMCが終わっても涙が止まらず足が震えて立ち上がれなかった。

もう今が何曲目かわからなくなった時
アルバム「Ⅴ」の中で一番好きな「大迷惑」が演奏された。
もはや呆然と聞いていた。
アルバムのリリースからずっとライブで聞きたかった曲を今目の前で演奏している。
ツアーを全通しても好きな曲が聞けない時もある。
こんな状況で自分の好きな曲が演奏されているということに奇跡すら感じた。

曲がサビに入る瞬間。
「-今-」
と歌うHiroの声に反応するように足が跳ねた。
さっきまで立ち上がる気力がなかったとは思えない勢いで跳ねた。

座席から立ち上がって見たステージは、降ってくる生音は、座っていた時とは大違いで、倒れそうな程に圧倒的だった。
嘘のような夢のような光景に

必死で腕を振り上げた。

声の代わりに叩いた手の痛み

筋肉痛確定のヘドバン

会場の熱気

浴びるように降ってくる生音の雨

全てがライブなんだと実感した。

誰がなんと言おうと私が生きていくためにはライブが必要だと思い知らされた。

コールアンドレスポンスがなくったって
マイファスはロックバンドだった。

明日を生きる力をくれる
ライブの楽しさを思い出させてくれる
最高のロックバンドだ。
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