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SUPER BEAVERと私とあのコ

SUPER BEAVERが結びつけてくれた友達との再会

私がSUPER BEAVERに出会ったのは小さなスマートフォンの画面の中。動画サイトの関連動画からだった。

「SUPER BEAVERのボーカル、渋谷龍太です。SUPER BEAVERは結成10周年を迎えました。ここまで…えー…歩いてきた道のりが正しかったか間違ってたかはやっぱり今になってもわかりませんが、我々を応援してくれてる人、我々の周りにいてくれてる人、その人たちのことを見ているとどうしても間違っていたとは思えません。その人たちに春を望みます。その人たちの春を望む。我々にも春が訪れますように。始まりは青い春。」

この53秒で既に心を持っていかれた気がした。この人の言う「その人たち」との深い信頼関係や絆をまっすぐに感じた。そして私も「その人たち」の1人になりたい。まだこの曲しか知らないくせに。
まっすぐな歌詞とどこか懐かしい青春感。たまらなかった。

すぐにバンドを調べて様々な曲を知りどんどん惹かれてツアーも調べた。でもその時点でもうツアーは完売。行く術はなかった。
残念に思いながら、なんとなくTwitterを見ていると高校時代の友人が、
「どうにかしてSUPER BEAVERのチケット取りたいなぁ。」
とつぶやいていた。わたしは目を見張り、
「え!?SUPER BEAVERってあのSUPER BEAVER!?○○ちゃんもSUPER BEAVERが好きなの!?」
と知り、直接連絡。この連絡をするまで卒業以来ほぼとっておらず、4〜5年ぶりだったため迷ったが、勇気を出して
「久しぶり!」
とメッセージを送った。
すぐに返信があり、直接話そう!と、食事に行くことに。あの頃は毎日一緒に帰ったり、放課後残ってテスト勉強をしたりしていたのに、数年ぶりに会うと思うと少し緊張している自分がいた。
実際に会うと高校時代に戻ったような懐かしい感覚であったが、昔話でなく大好きなSUPER BEAVERの話で花が咲いた。
その頃はまだ周りにそこまでたくさんSUPER BEAVERファンの友達がおらず、
「次こそ2人で絶対ライブに行こうね」と約束をした。
その後、2人ともファンクラブに入り、数々のライブやフェスに行くことになる。毎度一緒に泣いて笑って全力でライブを楽しんだ。
「今日も最高だったね、明日からまた私たち頑張ろうね」
そんな決意のようなやりとりを幾度となく続けてきた。そしてその中で、当時より私たちはたくさん話をして、仕事や恋愛、プライベートな話を相談しあったり、どんどんどんどん絆が深まった。あの頃は「ただの高校の友達」だったが、今では「一生の友達」であり、SUPER BEAVERが引き合わせてくれた運命だなあ、と実感する。

そして、今年1月。国立代々木競技場第一体育館にてワンマンライブを行なったSUPER BEAVER。
そこは私たちが10年前に体育祭をした場所である。当時、同じクラスで2人して体育着を着て競技に出てたあの会場で大好きなSUPER BEAVERのライブを一緒に見る日が10年後に訪れるとは。「エモい」とはまさにこのこと?不思議な巡り合わせだった。

その約1ヶ月後に全国的にコロナウイルスの感染が広まり、いつものようにライブに行けなくなる日々が続いた。2人でしょっちゅう会っているが、決まって話すのは2人で行ったライブの話。写真を見返しながらその時の感想を言い合い、結論は
「早く2人でライブに行きたい。」
毎度同じ話のコースである。
ボーカル渋谷龍太がいつも「"当たり前"と言うものなんてなくて、色々な偶然と人の力や愛とか想いが重なって"当たり前"が成り立つ」
と話すのに、失って気づく"当たり前"を実感している。

ライブに行けなくなる日々が続き、いかに私たちにとってライブが生きる糧、頑張る糧だったかを実感する。「ライブに行くからあの日までは頑張ろう」そんな気持ちの目安になっていたのだ。

SUPER BEAVERがいなかったらあのコとは今も疎遠のままであろう。引き合わせてくれて本当に感謝しかない。いつも、私のことを気にかけてくれ迷った時には背中を押してくれる、そんな優しくて大好きなあのコ。これから先どうなるかわからないが、私はあのコと一緒にこれからも生きる糧、日々頑張る糧を与え続けてくれるSUPER BEAVERの差し伸べた手をしっかり繋いでいきたい。そして、彼らに支えてもらっている分、私たちも彼らを支えたい。そして、いつか、渋谷龍太が話していた「その人」になれるように。
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