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「うちで踊ろう(大晦日)」から受け取ったもの

2020年紅白歌合戦 星野源「うちで踊ろう(大晦日)」を観て

星野源は、強い人だ。

ここ最近そう思っていたけど、「うちで踊ろう(大晦日)」を聞いて改めて、しなやかな強さを実感した。

源さんの言葉は、時に、まるで刃物のように鋭く胸に突き刺さる。
たぶん普段は見ないフリをしてる真実を突いているからだ。

「僕らずっと独りだと諦め進もう」

この突きはなかなかの一撃だった。
次の曲が「限界突破×サバイバー」でなければ、少し沈んだ気持ちのまま年を越すとこだった...



「世界は ひとつじゃない」「ぼくらは ひとつになれない」

「うちで踊ろう」を聴くと思い出す、ファーストアルバム「ばかのうた」に収録されている「ばらばら」の一節。

独りでいることは不安になるし、それを選ぶことはとてもしんどい。
だから安心を得るために、人は人と繋がろうとする。

でも、たまに忘れる。
繋がっていても、一人ひとり、違うということを。
多数派であることが免罪符かのように、自分と違う意見を持つ人、違う行動をする人に攻撃することもある。
本当に酷い話だ。
自分は独りだと自覚し、他人も大切な独りだと理解できなければ、多様性が受け入れられる世界は永遠に来ないと思う。

それぞれの「うち」を大切にしながら、不安もしんどさも、悲しみも苛立ちもそのまま連れて、前に進む。
私の世界を作るのはただ独り、私だ。
独りの私を生きられたら、やがて重なれた時、本当の喜びを得られる気がする。
源さんのおかげで、ぼんやりしていた決意を固められた。

それにしても源さんの強さは、どこから来るのだろう。
独りになることを恐れない覚悟だろうか。
そうでない人の立場や想いを想像できるしなやかさだろうか...



源さんの想いがより伝わりやすくアップデートされた「うちで踊ろう(大晦日)」は、全世界に発信された。
孫悟空の元気玉逆バージョンみたいだ。
源さんからのメッセージを他の人はどう感じ、どう受け取るのだろう。

2番で「愛が足りない」と歌う源さんが生み出す音楽からは、いつも温かみのある愛が感じられる。
強さと優しさが同居しているこの歌が、より多くの人々に届きますように。
新しい年に向けて、私はそう願わずにいられなかった。
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