4276 件掲載中 月間賞毎月10日発表
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

僕らはひとつにはなれないから

銀杏BOYZとひとつになる

激動の一年だった。僕らはみんないつの間にかさらわれて、それでも必死にしがみついて生きた。だれが悪いとか、どうにもならないことはどうでもいいじゃないか。今夜も峯田の声を聴きながら、生き急げば、それだけで人生すべていいのだ。これでいいのだ。


この時代に この国に生まれ落ちた俺達
光溢れ 涙ふいて
気がふれちまうような そんな歌が歌いたいだけさ
サア タマシイヲ ツカマエルンダ

若者たち/銀杏BOYZ

この時代に生まれた若者である私の話を少し。

周りが流行りのミュージックに頭を揺らしているとき、私は青春パンクとガレージロックに頭を揺らしていた。話についていけないから、流行りを勉強した。カラオケにいったときあたりさわりなく歌える曲を練習した。だって女の子たちのカラオケで「アバズレ猿」なんて歌えないじゃないか。下手したら「アバズレって何?」なんてことになりかねない。アバズレについて説明する瞬間を迎えたら私はお嫁にはいけないだろうな。高校生の夏、好きな人がいたとき、私はその人から「面白い。中身をしればみんな好きになる奴。」という評価を得ていた。勝ったと思っていた。一か月後、そいつはバスケ部の笑顔が素敵なかわいい女の子と帰っていった。コンプレックスを全部あぶりだされた気がして、銀杏BOYZを聞いた。私以外みんなクソ野郎だと思った。大学生になって、バンドサークルで銀杏BOYZが好きだというと、「それはダメだよ」と笑いながら言われた。何がダメなのか、よくわからないフリをしてヘラヘラした。そんなことしたくなかったけどそうするしかなかった。

私はこんなやつらとひとつになんかなれっこない。一生呪い続けるんだ。


いろんな人間のいるこの世界で、僕らはひとつになんかなれっこないのだ。でも、それでいいのだ。無理にひとつにならなくたって、なんとかやっていくんだ。とりあえずやっときゃいいこともある。全力で取り組みたいこともある。それが人と同じじゃなくてもいい。人と同じ価値観で生きなくていい。無理にひとつにまとめなくてもいい。私に半笑いで言ってきたサークルの先輩はムカつくけど、その人に無理にあわせなくたっていい。好きなあの子に合わせる必要だってない。いつか、ありのままで生きたとき、ひとつになれそうな人が見つかるかもしれない。それくらいの気持ちでいいのだ。銀杏BOYZがそれまで手を差し伸べてくれる。幸せになったら卒業しよう。それまでは銀杏BOYZとひとつになっていよう。

僕トリビュート銀杏BOYZ
  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい