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まずは黙ってSixTONESを聴こう!

ジャニタレだからと食わず嫌いしているロック好きなあなたへ

タイトルは半年前の自分へ言っているようだ。だって自分が一番驚いているから。まさか50になってジャニタレにハマるとはね。正確に言うとSixTONES限定で、良くも悪くも私のイメージするジャニタレぽくないのだ。

(ジャニーズファンの方にはチョイチョイ表現が不快に感じることをご容赦頂きたい)

まずは私の音楽遍歴を。今も昔も小学生女子にとって一度は、ジャニーズで誰がいいかという話題は上るもので、私もマッチ、モックンに仄かな想いはあった。しかし中学に入りチェッカーズが一大ムーブメントを起こして以降、ジャニーズへの興味は完全に無くなった。一世風靡セピア(!)にハマりつつもSAXの尚之に憧れて、高校入学を機にバンド活動を開始。その後、空前のバンドブームが訪れ、楽器を背負う若者が街中を闊歩していたが、卒業やバンドブームが去るとともにその数は減少。そんな中、卒業後から洋楽も聴き始め、30手前までバンド活動を続けたガチのロック好きである。

なので、昨年の年始にTVでSixTONESのデビューの話題を耳にするようになった頃も、ジャニーズ2組同時?黒王子と白王子ってか?ふーん。YOSHIKIプロデュース?金かけたなぁ〜、程度の感想だったし、デビュー曲を聴く気など全く起きなかった。

夏になり、好きなミュージシャンが出るから録画しておいた音楽番組、そこにSixTONESがいた。その姿を見た時に「鉄腕DASH」のDASH島で海岸で拾ったものを口にしていた野生児・森本慎太郎がSixTONESの1人だということを理解した。普段ならジャニーズってだけで早送りですっ飛ばすところだが、あの野生児が唄うとどんな感じなのか、高みの見物と相成った。

2ndシングル「Navigater」は、印象的なストリングスで始まり、歌い出してすぐに訪れる転調、ベースの曲調は短調ながらもたまに差し込まれる長調、愛だ恋だと言わない歌詞、口パクではないリアルな歌唱、ユニゾンに加え違和感なくハモる技術、見て聴いて恥ずかしくならないラップ、男気ある振り付け、そしてラストもストリングスで締める・・・全てにおいて私の中のジャニーズとは違った。

視聴後の数日間、40年弱ジャニタレを受け入れなかった自分の中の理性と感情が戦い始めた。

理性「とはいえジャニタレでっせ?」
感情「でも、なんか気になるんだよな〜」
理性「なんで気になるのさ?」
感情「それは理性が分析してよ」
理性「そうね〜・・・転調が好きだから? 踊りも多少「和」を感じ、セピアを思い出すとか?」
感情「まさかのセピア(苦笑) 」
理性・感情「とりあえず、もう一回聴いてみるか」

そしてYouTubeを見始めたら、どっぷりと沼にいる自分がいた。

バラバラのキャラが集まり「6つの音色」と名付けられた様は、彼らを表すのにピッタリのグループ名だと思う。相乗効果が発揮され、1人でも欠けてはいけない、6人揃ってこそのSixTONESは、その音楽性の豊かさに現れ、今月発売された1stアルバム(その名も「1ST」)においては、ロック色が強いシングル曲に加えてバラエティに富んだ楽曲で溢れている。

個々に目を向けていこう。やはり中心と言えるのがジェシー。綺麗な高音からワイルドなシャウトまでこなす様はSixTONESのメインボーカルに相応しい。そして長身を生かしたダイナミックなダンスも素晴らしい。ただ、声が出てない日もちょくちょく見かけるので、この辺が安定したらパーフェクトかと感じる。

京本大我はジェシーの上をいく高音が美しく、ミュージカル俳優を務めているだけあって、歌唱法といい安定感がある。ただジェシーに比べると表現力が単調なので、今後の幅に期待したい。

ラップにはあまり興味がないが、田中樹のそれは大好きだ。なんと言っても声質がラップにメチャメチャ合っている。京本の唄と田中のラップは毎回安定している。ただダンスはもう少し色気が欲しいところ。

SixTONESのお洒落番長こと松村北斗、独特の世界観があり、ジャニーズだと稲垣吾郎を思い出させる。彼の唄はまだ発展途上で、自信の無さから音を探しにいくので腹から声が出てないと感じる。もっと自信を持って唄えるようになれば、一番化けると思う。

マッチの若い頃を彷彿させる表情の森本慎太郎は、最もジャニーズらしい甘い歌声を持ち、一方でアクロバティックなダンスもかます。

最年長の髙地優吾は一番個性が薄く、唄も残念な状況をよく見かけるが、今後「コレといえば髙地」という存在になる事を期待したい。

10代の、右も左も分からない中でデビューする子らが多いジャニーズの中で、自分たちの意思で同じグループにしてほしいと故ジャニー喜多川に直談判したという彼ら。2015年に結成されつつも、CDデビューの機会には恵まれず、後輩が先立ってデビューしていく中で悔しい思いもしたであろう。昨年「Imitation Rain」でデビューし、公式YouTubeチャンネル名物の「皆んなで出来上がったMVを観よう」の回では、目を潤ませるメンバーもいた。「カラオケで自分たちの曲を歌うのが夢だった」と語り、第一興商を訪問して、登録ホヤホヤの曲が画面に表示された時の彼らの興奮がとても印象的だった。そんな気持ちをいつまでも忘れず、これからもteam SixTONES(本人らを含めたファンのこと)を楽しませてほしい。

そして、この記事を読んだロック好き達が SixTONESを好きになり、いつか団扇とペンライトが必要ないライブが開催されたら、50のババアも参加したいな(笑)
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