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Find your TREASURE!!

TREASUREがくれた贈り物

音楽は国境を越える。

というと、大体の人には、そんな大げさな、と言われるし、そんな訳はない、この国とはこんな問題が、この国とはこんなにも違って…と、本気で否定をされて少し寂しい。


わかっている。実際、音楽で国境は越えられないし、万人から愛され、理解されるものなど、この世の中には存在しない。

音楽はただの娯楽で、それ以上ではない、という価値観を持つことも、個人の自由だ。


ただ、私は今日も、国境を越えた先で、ひたすらに頑張るTREASUREに救われた。

それも紛れもない事実で、私は、音楽には何かを変える、どこか不思議な力があるとも思っている。


前置きはここまでにして、音楽が多様化し、ジャンルの区別が曖昧になってきた今だからこそ、彼らの音楽を聴いてほしいと強く思うのだ。


とにかく一度でいいから、音楽を愛する世界中のリスナーに、彼らの歌を聴いてみて欲しいと思い、久しぶりに音楽文に投稿することにした。




世界全体が不安に覆われ、当たり前だった日常が、当たり前でなくなった今。

ステイホームで時間を持て余し、MV動画を片っ端から見ているときに出会ったのが、日本人メンバー4人を含む12人のメンバーからなる、TREASUREである。


彼らは、BIGBANGやBLACKPINK、iKONやWINNERなどを輩出した、YGエンターテイメントから、2020年8月にデビューした、新進気鋭の若手グループだ。


TREASURE BOXと呼ばれるオーディション番組から誕生した彼らだが、デビューへの道のりは、決して平坦なものではなかった。


最初は7人と6人の2つのグループに分けられていたこと。
彼らのデビューを前にしたタイミングでの、YGへの逆風。
方向性の違いによるメンバーの脱退。


ここでは語り尽くせない程の苦労を、デビュー前、まだ幼かった時期に経験せざるを得なくなった彼らのことを思うと、今でも胸が痛むと同時に、よく踏ん張って、腐らずにいてくれた、と熱いものがこみ上げてくる。


夢を諦めてしまってもおかしくないような状況の中、オーディション番組で獲得したファンの中には、彼らから離れていく人も少なからずいて。

もちろん、当時から今まで、ずっと彼らを応援し続けてきたファンがいるからこそ、彼らの夢は実現されたのだけれど、それでも、きっと心の痛むような声をかけられたこともあったのではないかと思う。


そういった苦労を乗り越えて、彼らは今、ステージに立っている。


私はデビュー後に、このオーディション番組を見たが、とても見応えのある内容で、ハイレベルな闘いだったように思う。
今も、YouTubeに公式動画が残っているので、気になった方はぜひ見てみて欲しい。

このオーディション番組で、惜しくも選ばれなかったメンバーの中には、今では、他のグループの一員として活躍している子もいて、如何にレベルの高いオーディションだったのかが、改めて感じられる。



こうして、一歩ずつ確実にデビューへの道を歩んできた彼らは、意図せずしてできた空白の期間で、着実に実力を積み上げ、新人とは思えないハイクオリティなパフォーマンスで、リスナーを驚かせている。


特に、歌の上手さは圧巻で、個人的には、メンバーそれぞれにカバーアルバムを出してほしいくらいには、私は彼らの歌声の虜である。


声の個性、巧みな歌の表現、安定感ある歌唱。


どれをとっても良い。とても上手いし、格好良いし、可愛い。


先日発売された、ファーストアルバムに収録されている『MY TREASURE』では、層の厚いボーカル陣の中でも、メインボーカル2人(バン・イェダムとパク・ジョンウ)の美しいハーモニーが印象的だった。

イェダムの安定感ある、ロマンティックでムーディーな歌声と、ジョンウの天性のソウルフルな歌声が重なって、思わず目を閉じて聴き入ってしまうような、魅力がある。

2人を含め、彼らの歌声は、耳の肥えた音楽リスナーをも唸らせる、そんな実力と個性を持ち合わせている。
ただ上手いだけではないところが、TREASUREの大きな魅力のひとつだ。


今回の『MY TREASURE』は、世界を優しく、そして、明るく照らしてくれる、TREASUREからのヒーリングソングとなっていて、現状に疲れてしまったすべての人に届けたい、そんな曲である。


“You’re the only one TREASURE”


このフレーズが、特に印象に残っている。
MVのファンタジックな世界観も好きなので、こちらもぜひたくさんの人に見てもらいたい。



また、TREASUREの公式YouTubeチャンネルには、名曲をカバーしたパフォーマンス映像がいくつかあり、それを見て、そのクオリティの高さに驚いた。


特に気に入っているのは、ジョンウと、低音ラップと華のあるビジュアルが印象的なハルトの2人がカバーしている『Stack It Up』 。
ジョンウの突き抜けるような歌声と、ハルトの低音がとても心地よく調和していて、もっといろいろな曲を歌ってほしいという気持ちになる。


さらに、私が個人的におすすめしたいのは、最後のオーディションで、イェダム、ジョンウ、そして、YGボイスと称される、一度聴いたら忘れられない歌声を持つキム・ジュンギュの3人が歌った、BIGBANGの『LAST DANCE』だ。

初めて聴いたときは、歌詞の意味もわからないのに、とにかく涙が出て仕方なかった。

今よりもさらに若かった彼らの姿が、あまりにも凛々しくて。
三者三様の歌声があまりにも美しくて、鳥肌が止まらなかった。


もう一つ、イェダムのソロ曲である『WAYO』を、TREASUREのメンバーが5人で歌っているパフォーマンス映像も、ぜひ一度見て欲しい。

いないメンバーがいるのが少々寂しいが、パフォーマンスとしては圧巻だった。
とにかく歌が上手すぎる。そして何よりも、ハーモニーが美しすぎる。

これが関連動画で流れだした途端に、作業中だった母の手が止まり、同じく作業中だった私の手も止まり、気づけば曲の終わりまで、食い入るように見ていた。

今では、これらの動画を見ることが日課になっているが、本当に見る度に実力の高さに驚き、感動する日々で、とてもパワーを貰える。



また、「カル群舞」と呼ばれる、しっかりと揃ったダンスも魅力的だ。
昨年末に行われた数々の授賞式でも、そのパフォーマンスに称賛の声が寄せられていて、とても誇らしい気持ちだった。

TREASUREは、ダンスにおいても実力者揃いだ。

日本人メンバーで、チーム1可愛らしい見た目と、ゴリゴリのダンスとのギャップが凄まじいマシホや、日本語がとても堪能で、MC力もあるリーダーパク・ジフン、華奢に見える身体からは想像もできないようなインパクトのあるダンスを踊るドヨン、大きな身体を活かしたダイナミックなダンスと、子役時代から培われた豊かな表情が印象的な末っ子ジョンファン、さらに、そのルックスで世代問わず虜にする、センスあるダンスが目を引くジェヒョク。

正直、それぞれが個性的且つインパクトが強いので、選びきれない。



ラップラインが非常に充実しているのも、TREASUREの強みである。

最年長でいじられキャラ、ただしラップの実力は折り紙付きの、もう一人のリーダーヒョンソク、端正なビジュアルと彼にしかできない個性的なラップ、そして何よりもその性格の柔らかさがとても愛らしいヨシ、低音ラップのハルト。
ラップの技術はもちろん、ジェスチャーや表情にも余裕があって、流石である。

ラップがあると、曲の幅も広がるので、彼らの存在はとても心強い。



そして、恐ろしいことに、彼らは作詞作曲もする。

彫刻のような美しいビジュアルを持ちながらも、生まれ持った性質なのか、つい変顔をしたりと、笑いの神から逃れられないアサヒが作ったのが、柔らかなバラードソングである『ORANGE』。

この曲はアルバムにも収録されて、パフォーマンス映像も公開されている。
どこか懐かしさを感じさせるメロディーが印象的な、名曲だ。

アサヒが作った曲を、穏やかな表情で丁寧に歌うメンバーを見ていると、とても素敵な関係性を築けているのだなということが伝わってきて、こちらまで幸せな気分になる。


日本人メンバーが全体の3分の1を占めるという点も注目すべき点ではあるが、何よりも、本人たちがお互いを尊重し合って、お互いに教え合っていたり、海外のファンが韓国語や日本語を覚えて、コメントをしているのを見ると、混合グループである強みが、充分に発揮されているなと感じる。

例えば、先日の成人の日。
メンバーのヨシとマシホは、日本年齢での成人を迎えたのだが、海外のファンが、日本の成人の日について調べて、2人を祝うための投稿がSNSに溢れていた。

彼らをきっかけに、こういった日本の文化を知るファンもいると思うと、とても素敵だなと思う。


また、日本人メンバーに日本語を教わった、と嬉しそうに話す姿や、積極的に日本語を覚えよう、綺麗な発音で話そう、歌おうと頑張ってくれる彼らの姿にも、つい頬が緩んでしまう。

逆も然り、これってどういう意味?と聞く日本人メンバーに、身振り手振りで一生懸命意味を伝えようと頑張っていたり、咄嗟に日本語に訳して教えていたりという姿に、私も挫折していた語学学習を頑張らねば!という気持ちを呼び戻されたりして、なんだか、彼らからいろいろなことを学んでいる気がする。


推し、という言葉があるが、私はこのグループの中で、誰かひとりに推しを絞ることができない。

あえて決めるなら、箱推しという言葉がぴったりなくらい、本当に、誰もかれも魅力的なのだ。

そのくらい、それぞれが個性と魅力をたっぷり持っているグループで、彼らが今のこの時期に、こうして一つのチームで活動していることに、何か大きな意味を感じている。

若々しくハツラツとしたエネルギーで、これからを照らす光になってくれるような、そんな気がしてならないのだ。


日本デビュー前の彼らだが、初の日本語曲である『BEAUTIFUL』がアニメのEDに抜擢されるなど、じわりじわりと認知度を広めている。

また、この曲は、メンバーのヨシが作詞に参加しており、そういった点でも日本のファンを喜ばせてくれた。

そして、『BEAUTIFUL』を聴いて何よりも驚いたのは、日本語の発音の綺麗さだ。

本気で、日本人メンバーと聴き分けられないレベルの滑らかさで、驚いたと同時に、とても嬉しかった。

まだフルバージョンは解禁されていないが、近いうちにフルで聴ける日がくるのを楽しみにしている。


彼らのファンは、TREASURE MAKER(通称トゥメ)と呼ばれており、その呼び名も可愛らしくて気に入っている。

藤井 風さんの楽曲を口ずさんでいたり、RADWIMPSを聴いていますと教えてくれたり、日本の音楽もたくさん聴いてくれている彼ら。

様々なジャンルの音楽から、様々なものを吸収して、どんどん進化していく彼らから、今後も目が離せない。

きっと、この先、彼らは、ジャンルにも言語にもとらわれず、大きく飛躍していくだろう。


彼らが日本で、TREASURE旋風を巻き起こしてくれる日を願って。

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