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私の分別奮闘記

BUMP OF CHICKENと探す敗れた夢の行方

   夢を叶えられる人はひと握りである。
   子どもの頃は大人になれば何でも出来るような、何でも叶うような気がしていたはずなのに、そんなことを悟って取捨選択をしながら生きていたのはいつからだったのだろう。
BUMP OF CHICKENの分別奮闘記という唄に出会ってふとそんなことを思った。というのも私には2つの夢があったからだ。1つは今の仕事でもある福祉職である。もう1つはお笑い芸人だ。高校生の時にお笑い芸人では食べて行けないと思い、今の道を選んだ。いつしかお笑い芸人という夢については考えることすら辞めてしまった。もはや夢ですらなくなっていた。

「君の夢がゴミと化して はや幾星霜
   捨ててこそゴミでしょうと勇ましく」(分別奮闘記)

  叶わない夢ならいらないと何度も思った。あれば苦しくなるだけなのだから捨ててしまおうと。それでも苦しいのだ。どうしてこんなにも苦しくなるのか分からない。いらないはずなのに、捨てたいはずなのに。

「捨てないのなら 違いますよ
   持ち主がいるのなら夢ですよ」(分別奮闘記)

  このたった数行に救われた気がした。私の中にある限り、誰がなんと言おうと夢なのだ。叶えるのに時間がかかっても、叶えられなくても、私のそばにいるのだ。いや、私自身が離さずに持っているのだ。

BUMP OF CHICKENといえば言わずと知れたメジャーバンドだ。きっと夢を叶えた者に値するだろう。それでも、夢を叶えた者から叶えられなかった者へ紡がれた唄は優しく私を包み込んでくれた。

「君の夢がゴミと化して はや幾星霜
   燃やせなくて粗大で 味が出てきた」(分別奮闘記)

私のゴミもこの唄に出会ってようやく「味が出てきた」ようだ。
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