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妄想の果ての希望

宮本浩次に出会ってわたしの生活は一変した

あさイチを見なければよかった…
こんなにも心をかき乱される日々が続くなんて…

朝ドラの最終回、感動したままの流れでたまたま見ただけだった。

「あ、エレカシの宮本こうじが出てる」

そう、「ひろじ」ではなく、「こうじ」だった。その時の私には。

かつて宮本氏のことをエレカシのボーカリストとして知ってはいたし、多少興味もあった。電車内に貼ってあるコンサートやライブの情報にエレカシが載っていると「へー、ここにも来るんだ」ぐらいは思っていた。
ただ、それももう何年も前のこと。
なんで興味があったのかも思い出せないくらい前。

テレビに映る白シャツに細いパンツ
髪をくしゃくしゃとかきむしる仕草
当時の記憶と同じ

「おー、変わってないなー」
「でも…なんか、いいなー」

朝ドラの感動が徐々に薄れていく
そして生歌が始まる

「ロマンス」
いきなり衝動が走った。
…え?岩崎宏美の歌が…こんな…曲だったっけ?
「今宵の月のように」…ん?聞いたことあるぞ。なんだなんだ、なにこの胸騒ぎは…

これは録画せねば!急いでリモコンの録画ボタンを押す

「ハレルヤ」…ちょっとぉ!ナニモノ?
まだ朝だよ!
この波動はなに?
この狂おしいシルエットは!
このハートをわしづかみにする戦慄の声は!


ハイ…ものの数分で落ちました…宮本沼。

我が福岡を背負って東京進出を果たした博多華丸・大吉の当時の感動秘話もそっちのけで、ご自分の世界にどっぷり浸っていらっしゃる宮本氏の様子にも「うんうん、それでいいんだよ」と頷かざるを得ない。

それからの私といえば、新規ユーザーにありがちな道を辿ることになる。
動画サイトを見まくる
音源を買い漁る(限度はあるが)
宮本氏が出る番組を入念にチェック
とにかく朝から晩まで妄想デートをしまくる

そして、「こうじ」は「ひろじ」になった。

聞き覚えのある曲はもちろん、初めて聞いてもスンナリ入ってくる曲もあり動画を見ながら一緒に歌うのがやみつきに。
CDを購入すると同時に外聞き用にとサブスクでもひたすらダウンロードした。
外で歩きながら曲を聞く。イヤホンから届く宮本氏のメッセージに思わず立ち止まってしまう時がある。メロディアスな音に乗ってつい流して聞いてしまいそうになると…一旦停止して歌詞を確認する。
言葉が、単語がわからないのだ。
すかさず検索→理解した上で頭からリプレイ。

とにかくむさぼるように曲を聞いた。
一日中宮本浩次を浴びた。

すると、曲の多さもさることながら、この全て(ほぼ全て)を作った宮本氏のはかり知れない才能に称賛…敬服…感服、いやいや…もう言葉にすればするほど陳腐になるね。とにかくびっくりした。
「扉の向こう」というDVDを見た。
2004年リリースのアルバム「扉」の制作過程を1本のドキュメンタリー映画として発売されたものだ。
まさに身を削りながら言葉(歌詞)を産み出していく宮本氏。
こりゃあナガラ聞きなんか出来ないな
「正座」して聞かなきゃバチがあたりそう
森鴎外…わかんないけど機会があれば読んでみます!
お父さん(もういないけど)、お母さんを大事にします!ハイ。


2012年に耳の病になったエピソードには「あー、私もその年、突発性難聴になったなー、同じ時期に苦しんでたんだなぁ」と、むりやり共通項を探そうとしたり。
まぁ、宮本氏の場合はかなり深刻だったようだが…
なにはともあれ無事だったこと、喜ぶばかりです。


が、しかし…
現実は、エレカシの30余年をわずかな期間で辿るなんてできるわけもなく…辿ろうとすればするほど焦りとイライラが増すばかり…あぁなんてこったい

昔からのファンの方ならその過去までも一瞬にして宮本氏と共有出来るのに…
私ときたらその入り口にさえ入れないのだ
DVDや動画サイトで見る宮本氏。
縦横無尽に走り回る姿や、涙を流しながら歌う姿にこんなにも心を揺さぶられてるのに…
結局は薄っぺらいんです…その感動が。

妄想は妄想でしかない


だけど、ひとつ希望が…薄っぺらいなかにも小さくて細い光が見えた。
遅蒔きながらようやく買ったROCKIN'ON JAPAN2019年2月号に宮本氏のソロ活動に至るまでの記事があった。
そこには…
エレファントカシマシとしての30余年の殆どは命を懸けた余儀だったと。
バンドを維持するためのバンド活動をすることに宮本氏なりの違和感がずっと払拭されなかったこと。
そして今ようやくそこを解き放って、かっこいいと思ってもらえるうちに「1番」になりたいと。

既に「ROMANCE」で1番になっているけどまだ満足ではないはず。


あー、まだ間に合う。
一緒に歩んでもいいですか?


「宮本、独歩。」改めてここから始まる宮本浩次との妄想デートを重ねて、いつかライブ会場で宮本氏と同じ空気を感じられるように。

そして、いつか、いつの日か、見慣れた四人の「あいつら」と同じ場所に立つのが願いです。


please 高鳴る胸をかかえて、そんな俺にもう一丁祝福あれ ハレルヤ
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