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CDショップの片隅で

あの日出会ったbokula.というバンドの話

「このバンドが好きだ」
CDショップの出口の近くの棚にある試聴機から流れてくる1曲に心を持っていかれていた。

音がなった瞬間、心臓の音が速くなるのが分かった。
ずっと探してた、ずっと出会いたかった音楽に出会ってしまったような気持ちで。
もちろん演奏が上手、歌が上手な方は私が思い浮かべる限りでも沢山いるのだから、もっと沢山いるだろう。
ただ、私はこの音が好きだった。
一撃をくらったような気分で、一曲聴き終わった私は高揚感で体の中を埋め尽くされていた。

そんな一生忘れられないような出会い方をし、今も変わらず私の体の中を埋めているバンドがこの音楽文の主題にしているbokula.だ。

先日全国流通盤を遂に出し、注目を集め続けている。
ただ私はこのバンドのことを「売れそうなバンド」とは一切思ったことがない。
正確に言えば、売れそうか売れなさそうかは考えたことがなかった。
それは今回の新譜「いつ失ってもいいように.」を聴いた時も同じで、ただただbokula.の音楽に衝撃を受け、聴いていただけだった。

このバンドの魅力は等身大の歌詞とサウンドだと思う。
飾らない歌詞で、真っ直ぐ届き、心臓がきゅっとなるような気がする。
どの曲も是非聴いて欲しいのだが、私が一番好きなのは愛してやまない一生を.の

“ちっぽけな僕は探し歩いていた 同じ様なガラクタを”

という歌詞だ。
私にとって、ここまで傍に感じた歌詞は初めてだった。
隣にいる、というよりかはもう一人の自分を見ているような、そんな気がした。

それから、特にこのバンドは人を惹きつける音を持っている。
それは一音一音に込めた思いが音になっているというのも多いと思うが、それだけではなくギターの音の掛け合いが抜群にいい。
「足りない二人」ではかじ(Gt)の真っ直ぐ響く高音と、えい(Gt.Vo)体の底に直に響いてくるような二つの音が印象的だった。
このように言うと「ギターだけがいい」と思われるかもしれないが、ベースとドラムの安定感があってこそのこの魅力だと感じる。

ここまで読んで、もしかしたらこう思った人がいるのではないだろうか。

「結局試聴機で聴いた曲名は何なのか」と。

結論から言うと正直どの曲だったのか私自身も思い出せていない。
聴いたCDは思い出せたのだが敢えてタイトルは出さないことにしよう。
あとは皆さん自身が聴いてぜひbokula.の世界を感じて欲しい。


“ ” はbokula.の楽曲「愛してやまない一生を.」の歌詞より引用
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