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JAPAN JAM 2021で甦る人々/甦りたかった私

論ずるもなくトリは宮本浩次 「夜明けのうた」

2021年5月5日水曜日、4日間が終わった。コロナ禍のJAPAN JAM開催、賛否両論あったと思うが終了後の今、何を語っても結果でしかない。そしてこの結果がこれからを決めるかどうかもわからない。

最終日4日目、真打 宮本さん、一曲目「夜明けのうた」。2020年にリリ-スされたものの、恐らく作詞されたのはコロナ発生以前。私が耳にしたのは当然リリ-ス後、そして予言とも言える歌詞に改めて驚かされたのが、一回目の緊急事態宣言中。

    ~ああ 夜明けはやってくる 悲しみの向こうに
     ああ わたしも出掛けよう 私の好きな町へ
     会いにゆこう わたしの好きな人に~

当時はこんなにも長くこの状況に苦しめられると思っていなかった。 歌詞の
通り、輝く笑顔でなんの憂いもなく街を歩き、楽しめると思っていた。会えると思っていた。
しかし世界中が重く沈み込み先が見えず、なんの面白みもない長すぎる毎日、ひたすら前向きに日々を無理やり過ごしている。現在進行形。
 普通にご飯を食べ、働いて、寝て・・・この生活ができる事は幸せと言いつつ、空虚感が体の半分を埋めている事実。
叫びたくなる、泣きたくなる、そして恐ろしい程の虚無感。決して精神を病んでいる訳ではないが、時折そんな感情が私を取り巻く。
 私が生の音を聞いたのは2019年エレカシ野音が最後、宮本さんの独歩。ツアーのチケットも手に入れていたのに・・・悔しくて悔しくて、本気で泣いた。
 それほど音楽に興味がない、という知人にCDでもスマホでも聞けるからいいじゃん!と元気付けられたが、そうではない。

  生で聞く音は全然ちがうんだよ! 特に宮本さんの声は!!

声を大にして言いたかったが知人の優しさを大人しく受け取った。

音楽が生きる糧となっている今の私は、干からびて飢えている。
頭の先から、爪の先まで「生の音を、声を」全身に浴びたい、沁み渡らせたい、潤いたい。耳鳴りが治まらない程アンプの傍に行きたい。
JAPAN JAM 2021の開催、チケットを手に開催地へ向かう人が本当に羨ましかった。
一抹の不安を感じつつも、音楽への飢えは不安を上回っていただろう。
現実的な事を言えば準備の為に費やした時間や費用は計り知れず、簡単に中止とは言えない状況だったと思う。
そんな状況の中、何よりも主催者側の音楽や文化に対する思い、

    届けたい音楽家たちの為に・・・、
    待っている観客の為に・・・
    音楽を愛する人・自分の為に・・・

大きく重みのある“思い”が開催という形になったのでは?と勝手に思っている。いずれにしても主催者側の英断に敬服する。
トリが宮本さんなのも、エゴもあるかも知れないが、今この時こそ万人に伝えられる人、「宮本浩次」この人しかいないという確信があったと想像する。
この4日間で潤った人は・甦った人は? きっと全ての人がわずかな時であっても、心を満たせただろう。
参加していない私は今も満たされず、抜け殻・幽体離脱状態。
でも一つのFES開催が私の魂を引き戻し始めている。

   ~夢見る人 わたしはそう dreamer 明日の旅人さ
         悲しいときもうれしいときでも 歩みを止めない~

次のライブは? ツア-は? 本当に行ける?
日々誰にともなく問いかけながら今日も宮本さんの歌を聞く。
言葉では表せない宮本さんの歌声。脳味噌にも、身体にも、心にも入り込んでくる。しかも一瞬ではなく、デビューから今までどの曲を聴いても、ずっと
入り込んでいる。 宮本マイクロチップは強力で優しい。

もしも科学的に実験できるなら、
「宮本さんの歌で寿命調査」「宮本“歌”療法」「宮本歌で若返り」
などなどやってもらいたい。そんな事があれば喜んで被験者になろう。

  なんて、バカバカしい妄想をしながら今日も夢見る人でいよう。

                              完
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